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エンジニアとしての働くモチベーションを本気で振り返った結果、ベーシックに辿り着いた話

はじめまして。能美 龍星と申します!
2021年7月に株式会社ベーシックに入社をし、現在はフォーム作成管理ツール「formrun」の開発エンジニアを担当しています。

ベーシックでは現在テレワークを導入しており、僕は地元の石川県金沢市からフルリモートで働いています。慣れ親しんだ地元で働ける、とてもありがたい環境です!

今回この記事では、入社エントリーとして、僕がこれまで何をしてきたのか、そしてなぜ働く場所としてベーシックを選んだのかについてお話したいと思います。特に以下にあたるエンジニアの方はぜひお読みいただけると嬉しいです。

・プロダクト開発に貢献しながら成長を見届けたい方
・ユーザーが本当にやりたかったことに情熱を注げる世界を作りたい方
・開発のモチベーションを上げたいと思っているエンジニアの方
・チームで楽しく仕事がしたいと思っている方

これまでの経歴

僕は大学を卒業後、Hamee株式会社という会社に新卒で入社し、複数のeコマースを一元管理し業務効率化を推進するSaaS事業「ネクストエンジン」の開発エンジニアとして働いていました。

自社の業務の一部を海外の企業に委託する「オフショア開発」のチームに所属し、主に以下のようなことに取り組んでいました。

・ベトナムエンジニアや社外のオフショアアドバイザーとの連携
・ベトナムエンジニアチームのタスクや進捗の管理
・ベトナムエンジニアと日本のエンジニアが共同でプログラムを書きプロダクトの品質向上を目指すペアプログラミング

いわゆる「ブリッジエンジニア」としての立ち回りをすることで、国境を越えて、チームでネクストエンジンの成長に100%コミットすることの楽しさを感じていました。詳しい内容は、以前にQiitaにもまとめていますのでよろしければご覧ください。

Hameeでチームで働くことの楽しさを味わった一方で、次第に自分1人の力でどれだけ問題解決ができ、どのくらい世の中に貢献できるかを試してみたいと思うようになりました。そんな時、地元のエンジニア仲間から「WebアプリのAPI開発案件があるんだけど、やってみない?」とお誘いを受けたため、次は思い切ってフリーランスとして独立しました。

働いてみてわかった自分の2つのモチベーション

Hamee株式会社でのオフショア開発を3年、そしてフリーランスとして独立した活動を通して、自分がエンジニアとしてモチベーションを高く保ちながら仕事をするためには、大きく2つの環境が必要であることに改めて気が付きました。

①プロダクトの提供する価値に共感ができ、継続してプロダクトの成長に貢献する
僕は業務以外の個人の活動として、ゲームの能力値計算ツールなど自分の趣味に合わせたものや、エンジニアがよく使うコマンドをラクに打てるツールなど、例え小さくとも身近に潜んでいる課題を見つけてはそれを解決するツールをよく作っていました。

そしてそれを誰かに使ってもらい、フィードバックをもとに更に改善を積み重ね、より良いプロダクトにすることで、誰かの作業効率をあげられ、その人が本当にやりたかったことに熱量を注ぐ時間を作れることに大きな喜びを感じていました。

一方で、フリーランスで私が請けていた案件は受託開発が多かったことから、作りきりのプロダクトが多く、開発途中で「この機能は誰の何を解決するために使われるのだろう」と疑問に思うことや、プロダクトのその後の成長を見届けられず物寂しく感じることも実は多くありました。

そのため、プロダクトが解決したい課題に対して、僕自身が共感し、全力で考え抜いて実装し、それを使ってもらった結果をまたプロダクトに反映し続けられるような環境で働きたい、と次第に強く思うようになりました。

②プロダクトを良くするために同じ目標をもった仲間とチームとして働く
フリーランスでは1人で開発をすることもあれば、時にはフリーランス同士が集まって開発をすることもありました。

ただし、チームとは言っても、会社と異なりチームがコロコロと変わったり、フリーランスによって働く時間が全く異なっていたりと、メンバー同士で顔を合わせて仕事に取り組む機会は極めて少なく、それが自分にとってはかなり苦痛であるということに気がつきました。

もちろん、色んな人と仕事を通して関わることで吸収できるものが多く、組織に属していないからこそ学べることもたくさんありますが、Hameeでのチーム開発を経験したこともあってか、1人で活動をすることの難しさや、またメンバー各々が持つ個性を発揮しながら協力してプロダクトを成長させられる環境が自分に合っているということを改めて強く感じました。

このような働くモチベーションについて改めて自分の中で整理ができたと感じたため、フリーランスとしての活動を1年程した後、上記2つを満たす環境を求めて転職活動を進めることにしたのです。

※あくまで僕の志向であり、フリーランスという働き方が良くないということを伝えたいわけではありません(笑)

なぜベーシックを選んだのか

そうして少しづつ転職活動を進める中で、現在formrunでデザイナーを担当しており、僕と同時期にHameeで働いていたブライアンさんから奇遇にも声をかけてもらいました。ブライアンさんは普段からTwitterでベーシックの雰囲気やプロダクトの魅力について発信をしており、元々少し興味を持っていたこともあり、選考に進んでみることにしました。

その後ベーシックでの面談・面接を繰り返し、多くの社員と合わせていただいたのですが、話をすればするほど、「僕が働く場所はここだ…!」と強く感じました。その中でも決定打となったのは大きく以下の2つです。

⑴ formrunというプロダクトの魅力
formrunはフォーム作成管理ツールで、40種類以上のテンプレートの中からデザインを選択してクリック操作するだけでフォームを作成でき、また作成したフォームで収集した回答を管理できる機能を同時に備えています。フォームを簡単に作成・設置することはもちろん、問い合わせ対応状況の確認および同一画面上からのメール対応まで、フォームに関わる業務はすべてformrunに一元化できるため、面倒な作業をラクにすることができ、本来やるべき仕事に注力できるプロダクトなのです。

前述の通り、身近な課題を見つけて時間を効率化するツールを作るのが好きな私にとってまさに共感できるプロダクトでした。

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formrunはいわゆる、PLG(Product-Led Growth)型のSaaSであり、PLGの領域において国内No.1となることを本気で目指しています。formrunに携わることで、前述「①プロダクトの提供する価値に共感ができ、継続してプロダクトの成長に貢献する」、その僕の志向を満たしてくれる環境であると感じました。

⑵ 一緒に働く人の魅力
選考の過程で、CTOの桜庭VPoEのムーをはじめとしたエンジニアメンバーと話をする機会を多く設けてもらったのですが、僕の経験や考えを興味深く聞き、理解をしてもらえたことがとても印象的でした。

面接の堅苦しさは一切無く、最近読んでいる技術書や好きな言語の話など、雑談を交えながらの気軽な情報交換といった雰囲気でした。僕のビジョンや考えを話しても否定されることがなく、ある意味対等な立場でお話ができたと感じました。

このことから、実際に仕事をする上でも一方の意見を押し付けることはなく、また年齢や仕事歴は関係なくプロダクトに向き合えるチームだと思い、この点が前述もう一つの軸であった「②プロダクトを良くするために同じ目標をもった仲間とチームとして働く」を満たしてくれる環境であると感じました。

入社後ギャップはあったのか

では、入社から約3ヶ月実際にformrunで働いてみて、自分のモチベーションであった、
①プロダクトの提供する価値に共感ができ、継続してプロダクトの成長に貢献する
②プロダクトを良くするために同じ目標をもった仲間とチームとして働く

のそれぞれに対するギャップがあったのかをお伝えしてきたいと思います。

①プロダクトの提供する価値に共感ができ、継続してプロダクトの成長に貢献する

結論から言うとギャップは無く、それどころかむしろ想定以上に自分の実装したものがプロダクトへ素早く反映されていると感じています。formrunでは機能をリリースするたびに、リリースされた機能が本当にユーザーに使われているのかの振り返り・効果測定を行っています。

それを基に仮説を立てて、次にどんなアプローチをすることでよりプロダクトの価値をユーザーに届けられるのかを検討します。課題の定義から実装、フィードバック、リリースまでのスピードが本当に早く、ユーザーにとって手のかゆいところに届く状態を素早く作り上げることができていると感じています。

formrunチームでは以下のようなチームバリューを掲げており、この中の「2.スピード。即レス・爆速デプロイをこころがけ、期日を守る」を、全員が本気で体現しているからなのだと思っています。

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自分が実装したものが、すぐに目に見える形でユーザに利用されているのが、僕としては何より嬉しいことですし、モチベーションも上がります。これは僕以外のエンジニアでも、共感していただける部分があるのではないかと思います。

②プロダクトを良くするために同じ目標をもった仲間とチームとして働く

こちらも良い面でのギャップだけがありました(笑)前述のチームバリューの1番目にある、「フラット。立場・職種関係なく本音で意見が言える環境。」にあるように、 formrunに関する定例ミーティングには職種関わらず全員参加します。

開発エンジニアである僕でも、月の売上など数字に関する事柄をはじめ、 formrunの事業状況をより理解するために、取り組みや進捗、今チームとして何がどのように動いているのかを非常に透明性高く見渡すことができます。

formrunでは会議に際し、必ずアジェンダ・資料の事前共有を行なっており、それに対し全員が事前に確認することを前提としています。ドキュメントには誰でもコメントができるのですが、質問だけではなく、ちょっとした感想や貢献したメンバーへのお祝いコメントで溢れることもよくあります。

実際僕も自分が実装した機能を会議で取り上げてもらい、「この機能は嬉しい!」「待ってました!」というコメントをもらえたときは、プロダクトに貢献できていることを強く実感し、さらに働く上でのモチベーションが向上しました。

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(実際にアジェンダに記載されていたコメント)

まさに自分が目指していた、チームで働くということを実現できていると強く感じています。

これから挑戦したいこと

改めてformrunは「フォーム作成をする時間やリソースがない」「作成をした場合に費用と工数がかかる」「お問い合わせ対応の抜け漏れ・重複が発生する」といった課題を解決するべく、フォームにまつわる非効率をなくし、コアな仕事に集中できる世界を目指しているツールです。

formrunの目指すミッション・ビジョンの実現のために、今後もエンジニアとしてユーザーの業務プロセスに寄り添った機能開発を進めていき、また僕個人の想いとしても、「ユーザーが本当にやりたかったことに情熱を注げる世界」を作り続けていきたいと思っています。

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僕は今、新規UI/UXの実装やユーザーからいただいた要望の改善を中心に担当しており、どちらかというと細かなユーザビリティの向上のための機能開発をメインに行なっています。今後はそれに加えて、formrunを利用するユーザーの各ユースケースを想像して、そのユーザーにとって必要な機能を見定め、より効率的にフォーム作成・回答管理ができるような機能を開発していきたいと思っています。

煩雑なフォーム作成を圧倒的に効率的にして、ユーザーが本当にやりたかったことに全力を注げるような環境を生み出すことで、「時間に余裕ができたし、事業としての成果を上げるために何か新しいことに挑戦してみようかな...!」となれば、ユーザーにとってプラスになり、ただの負の解消だけではないその先の体験を提供できる、そんな世界の実現に全力を注ぎたいと考えています。

以上で僕の入社エントリを締めさせていただきます。これからもプロダクトに貢献し続けられるよう日々勉強しながら走り続けたいと思います!

この記事を読んで、少しでもベーシックやformrunに興味を持ちましたら、ぜひ一度ベーシックの採用ページに遊びに来てください! エンジニアとして、好きなプロダクトに熱中できる環境がformrunにはあります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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