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東京でデジタルマーケティングに携わっていたパトさんが、沖縄でウェルネス事業に熱中する理由

ピコン。

2023年2月7日、
東京のデジタルマーケティング企業に勤めていた池上大貴さん(27)のもとに、沖縄に暮らす、旅の友だちからDMが届いた。

「沖縄で旅行会社を立ち上げたい人がいるんだけど、話聞いてみない?」


おはようございます。広報担当のさおりすです。
今回は、2023年6月に琉球ウェルネスに1号社員として入社した、
パト(池上大貴 いけがみだいき)さんにお話を聞きました。

パトさんは、どんな歩みを経て、
今、琉球ウェルネスで働いているのでしょうか。

ーーパトさんのこれまでについて、教えてください。

パトさん:
僕は1996年、神奈川県の湘南に生まれました。
高校生までは、湘南の近くで過ごしたんです。実家から東京の大学まで通いました。

就職したのが、ちょうどコロナ禍が始まる2019年だったんです。
エイチ・アイ・エスに入社したのですが、半年で退職しました。

入社式の日のことを、今でも覚えています。

同期入社が200人くらいいましたが、数人ずつ小部屋に分かれて、
話もできないくらいの間隔を空けて席に座りました。
入社前から同期みんなで「どうなるんだろう…」とザワザワしていたんですが、誰も何も情報を持っていない状況でした。

入社日当日に、「今日から2カ月間休業です」と告げられました。

当日は、書類を書いて解散です……。
その場では誰とも話せないし、もちろん飲み会もありません(笑)

当時は飲食店などのお店も休業のところが多く、アルバイトもできない状況でした。旅が好きだったので、旅情報を発信しながらマーケティングを学ぼうと考えて、Xでの発信を始めました。

休業が延期され半年が経つ頃、「先が読めないなかで、このまま家にいたらおかしくなりそう……」と思い、退職を決めました。

その頃、Xで知り合った高木さん(Resort&co.の代表・現在、ブルーモビリティの株主兼発起人)に声をかけてもらい、沖縄に移住して、ワーケーションビジネスの立ち上げに参画しました。

ーーエイチ・アイ・エス、リゾートワークス(現・Resort&co.)に就職されていますが、旅が好きだったのですか。

パトさん:
そうです。旅が好きでした。
旅が好きで、旅をする人を増やしたいとの思いがあったんです。
僕自身もたくさん旅を体験しましたし、旅をする友だちも多くて。
旅をすること、海外にいくことで、価値観が変わると思っています。

日本人のパスポート保有率は、今17.8%なんです。低いですよね。

若い人たちがもっと海外に出て行くような日本を作っていきたいとの思いで、エイチ・アイ・エスに就職しました。

ーーいつ頃から旅に関心を持つようになったのですか。

パトさん:
父親が出張族で、多いときには月の半分とか3分の2とか、家にいないぐらい海外を飛び回っていたんです。幼い頃から、父から聞く海外の話や、お菓子などのお土産で、海外を身近に感じていました。

初めての海外旅行は、家族旅行でした。
初めての一人旅は、大学時代に行った台湾でした。

英語も好きでラジオも聞いていましたし、父の影響で海外への憧れもありました。留学やホームステイに行きたかったのですが、当時はサッカーも県大会に出れるぐらい頑張っていたので、サッカーを優先していました。

ーー初めての一人旅で印象的だったことはありますか。

パトさん:
台湾に着いた瞬間に、「あ、いける!」と思いました(笑)
実際に海外に一人で行ってみると、英語が完全に話せなくても、ある程度聞き取ることさえできれば、ジェスチャーと片言の英語でコミュニケーションを図れることがわかりました。

その後は、旅の楽しさにハマり、あちらこちらへと旅をしました。

ーー幼い頃から海外を身近に感じ、旅を経験し、旅行業界に就職したという流れなのですね。

パトさん:
実は、旅行業にたどり着くまでに紆余曲折あったんです……(笑)

僕は、大学を3年生の時に中退しているんです。
大学は理系で、理工学部機械システム工学科で航空宇宙工学を専攻していました。

ーーそうだったんですね。

パトさん:
飛行機作りやロケットの設計を学ぶところです。

旅も好きだったのですが、幼い頃の夢は、サッカー選手とパイロットだったんです。

サッカー選手は早々と諦めました。パイロットは、視力が悪かったことから、高校時代に諦めたんです。

それで、パイロットが無理であれば、飛行機を作る人になりたいと考えて、航空宇宙工学を学べる大学に進学しました。

ーー大学を3年生で中退したのは、何か理由があったのですか。

パトさん:
大学で学ぶことは、面白かったんです。
でも、自分に合うかといえば、合わなくなっていったんです。

旅をしたり、サークルでフラッシュモブをやったり、
結婚式場でアルバイトを経験しているうちに、
自分は、目の前の人が喜んでくれることをやっているのがけっこう好きだなって、気が付いたんです。

航空機とかロケットとかって、不特定多数の人を幸せにできるかもしれません。技術の進歩にも貢献できると思うんです。

でも、自分にとってそれが楽しいのかなって考えた時に、
飛行機の穴の部分を設計したり、ロケットの一部を設計するよりも、
目の前の一人を幸せにできることの方が、
自分にとっては幸せなんじゃないかと思うようになったんです。

それで大学を中退しました。

ーー手触り感のある喜びを感じてしまった……という感じでしょうか。

パトさん:
そうですね。
宇宙とか飛行機の方が、浪漫があるように思えるじゃないですか。
でも、僕は、手触り感のある方が好きなんだなっていうことに気付きました。

ーー周りの人の反応はどうでしたか。

パトさん:
周りの友だちは、反対しなかったですね。お前らしいなみたいな。

親からは、反対されましたね。
そこで、資料を作って説得しました。

ーープレゼンですね(笑)

パトさん:
そうですね(笑)
無事に親からも、OKをもらうことができました。

ーーそこから、どういう流れでエイチ・アイ・エスに入社するんですか。

パトさん:
大学中退後、旅行関係の専門学校へ通ったんです。
そこで、旅行業務取扱管理者の国家資格を取得しました。

ーーその資格を取得したことが、後にみっちーさん(琉球ウェルネス代表・道廣さん)と出会うきっかけになるんですよね。

パトさん:
そうです。人生なにがキッカケになるかわかりませんね(笑)

その後、エイチ・アイ・エスに入社して、退職。
リゾートワークスへ入社して沖縄へ移住という流れです。

2019年〜2020年くらいに、ワーケーション事業に興味を持ってリゾートワークスで働きました。事業が多角化していくなかで、環境を変えてチャレンジしたいとの思いも湧いてきて、退職したんです。

退職後、一度東京に戻って、デジタルマーケティングの会社で経験を積みながら、今後のことを考えていました。

ーーみっちーさんとの初めての出会いは、覚えていますか。

パトさん:
東京のデジタルマーケティングの会社で働きながら、
ぼんやりと転職について考えていたある日、
沖縄にいる旅繋がりの友だちからDMがきたんです。

「沖縄で旅行会社を立ち上げたい人がいるんだけど、話聞いてみない?」って。

それが、2023年の2月7日でした。

ーーみっちーさんが、琉球ウェルネスを立ち上げるために、旅行業務取扱管理者資格の保有者を探していた時ですね。

パトさん:
そうです。
連絡をくれた友だちは、僕がその資格を持っていることを知っていたんです。ちょうど、転職もぼんやりと考えていたので、話を聞いてみることにしました。

友だちがfacebookでみっちーさんと繋いでくれました。

2月20日19時に、オンラインで初めてみっちーさんと話しました。
その後、2月28日にもう一度オンラインで話しました。

そして、3月11日に、初めてお会いしたんです。
たまたま初期メンバー全員が東京に揃う日があると。

それで、僕の職場の近くで全員で飲み会をするから、
「会社の雰囲気を見るために来ない?」って、みっちーさんが誘ってくれたんです。

僕の会社の近くです。
五反田の居酒屋「とりさく」でした。

ーー5人にお会いされてみて、どうでしたか。

パトさん:
「めっちゃいいな!」って思いましたね(笑)

ーー実際に会うまでに、オンラインで2度話されていますが、どんな印象を持たれていたんですか。

パトさん:
初めてオンラインで、みっちーさんと話した時は、
「なんかすごい人だなって」という印象でした(笑)

凄すぎてちょっと距離を感じるというか。

ーー遠い存在に感じられたんですか。

パトさん:
そうです。こんな人いるんだあ……って。
まだ形になっていない事業について、いろんな資料を準備していてくれて。
みっちーさんって、今もそうだと思うんですけど、あらゆるところからいろんな資料を引っ張り出してきていろいろ説明してくれたんです。

「興味があります」と、みっちーさんに伝えたら、
もう一度話そうということになり、28日に話した時に、
質問とかもさせてもらいました。

3月11日に東京でお会いした後、
3月17日に二人でもう一度ミーティングしたんです。
その時に、正式にオファーをもらいました。

ーーパトさんは、どのタイミングで琉球ウェルネスへの入社を決めたんですか。

パトさん:
僕は、3月11日に皆さんにお会いする前の時点で、
ほぼ決心は固まっていたんです。

みっちーさんも、一緒に働きたいとは、思ってくれているけど、
まだ、融資がおりるまでは、ちゃんと責任が取れないから
まだ言えない……という状況だったみたいです。

でも、もう、なんとかなるか!ってオファー出すわ!って、
3月17日にオファーをもらいました。

それで、5月中旬に沖縄に引っ越して、
6月に琉球ウェルネスに入社しました。

ーー何が一番にパトさんの心を突き動かしたのですか。

パトさん:
それは、めっちゃ難しい質問なんです……。
これが一番というのはなくて。

僕が働く上で大事にしているチャートの全てが
「めっちゃいいやん!」ってなったんです(笑)

ーーパトさんが大事にしているチャートについて教えてください。

パトさん:
まずは、代表のみっちーさんの人柄とビジネス戦闘力です。

そこが、めちゃくちゃ魅力に感じました。
みっちーさんは、人柄もいいし、ビジネス戦闘力も高いんです。
この人と一緒に働けたら、自分も成長できるかもしれないって。
未来がなんとなく見えてきたんです。

二つ目は、事業が面白そうだなと思いました。

数社で経験を積んだ時に感じたことがあるんです。
事業が面白そうでも、その事業を形作るロジックがないと、
事業が形になる前に、道なかばで、頓挫してしまうんです。

みっちーさんは、すべてを持っているなって思いました。
ビジョンだけじゃなくて、事業を形にするためのロジックも。

最初にオンラインで話した時に、まだ形になっていない事業についても、
すべて資料化されていました。

事業のピースを見せてもらった時に、
「これなら、自分も一緒にビジョンを鮮明に描いていける」と思ったんです。

それで、「なんとなく面白そう」という感覚が、
「企業としても面白い!」という感覚へと発展したんです。

あとは、僕はやっぱり沖縄に住みたいという気持ちもあって。
沖縄に住んで、沖縄の人たちのために仕事ができるという点も魅力でした。

3月11日に東京で一緒に働くメンバーに会った時に、
「この人たちと働いたら絶対幸せになる。面白いし、勉強になるし、いいものが作れる」って、確信が持てたんです。

なので、琉球ウェルネスに入社を決めた理由は、一つではなく、
僕が大事にしているものすべてが揃った感じです(笑)

ーー今、パトさんの夢は、ありますか。

パトさん:
僕は、事業を作れるようになりたいです。
シンプルに、経営について学びたいと思っています。

何年先になるかわかりませんが、
琉球ウェルネスで経営メンバーをやってみたいです。

経営メンバーにすごく興味があるというよりかは
「琉球ウェルネス」の経営メンバーに興味があります。

僕は、けっこう興味・関心・好奇心で生きているタイプなんです(笑)

経営の経験がこれまで一切ないので、やってみたいという興味があります。
琉球ウェルネスの経営に携わってみたいなという気持ちが今は、強いです。

ーー今まさに、身を置いている場所で、全速力で突っ走っていく感じですね。

パトさん:
そうですね。
ここで全速力で突っ走る、覚悟を決めていますね。

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