「ウェルネスな組織づくり」が今求められている理由〜琉球ウェルネスの"ウェルネスチームプロデュース事業”〜
こんにちは、琉球ウェルネス広報の さおりす です。
前回までは、琉球ウェルネスにとっての「ウェルネス」について代表みっちーさんに語っていただきました。
今回は、琉球ウェルネスが提供している「社会のなかでの繋がりを実感できるコンテンツ」のなかでもメイン事業となる、「法人向けのサービス」について、みっちーさんにお話を伺います。
「ウェルネスチームプロデュース事業」
ーー琉球ウェルネスの「法人向けのサービス」について教えてください。
琉球ウェルネスには、4つの事業があります。
法人様向け:ウェルネスチームプロデュース事業
コミュニティオーナー様向け:ウェルネスコミュニティサポート事業、
個人様向け:ウェルネスツーリズム事業
訪日外国人観光客様向け:ウェルネスツーリズム事業
そのなかでも、今、一番琉球ウェルネスとしてお客さんに提供しているのが、「法人様向け:ウェルネスチームプロデュース事業」です。
ーーウェルネスチームプロデュース事業とはどのような事業ですか。
「持続的な事業成果の最大化を目的とした、ウェルネスなチームを作るためのサポートをします!」というのが、事業コンセプトです。
ウェルネスなチームを作るための具体的なサービスとして、ウェルネスオフサイト、システムコーチングやエグゼクティブコーチング、マネジメント研修、戦略実行伴走支援、組織コンサルティングなど、さまざまなサービスがあります。
なかでも、僕らのバリューが一番発揮できるのが、「ウェルネスオフサイト」です。
「ウェルネスオフサイト」とは
ーー「ウェルネスオフサイト」について教えてください。
「ウェルネスオフサイト」は、沖縄でのオフサイトを総合的にプロデュースするサービスです。2泊3日、沖縄という非日常空間でがっつりと議論や対話、そして体験を共有する特別なプログラムです。
まず、僕らが実現したいことは「ウェルネスな生き方をする人を増やすこと」です。
ウェルネスな生き方ってなにか?というと、明日への活力が溢れている状態です。
明日への活力が溢れている人を増やすために、琉球ウェルネスでは「一人ひとりが自分らしさを大切に生きる社会を作る」をミッションに掲げています。
「一人ひとりが自分らしさを大切に生きる社会を作る」というミッションを達成するための具体的な方法の一つとして、経営者や企業で働く人たちのウェルネスを作りたいと思っています。
経営者や企業のマネジメント層の方々が自分たちだけで「ウェルネスなチーム作り」を行うことは簡単ではありません。そこで、ウェルネスなチームを作る専門家として僕らを頼って欲しいのです。
ーーそもそも「オフサイト」ってなんですか。
「オフサイト」とは、会議室など職場を離れた場所や環境で行うミーティングのことを言います。
泊まりがけで行うオフサイトのことを一般的には合宿とも呼んでいます。
合宿というと「自分たちでもできる」と思われるのですが、意外と手間がかかります。
「合宿を実施する」こと自体が目的になってしまうと、近場の温泉旅館にでも泊まって一日みんなと話して、温泉に入ってご飯を食べて終わる……。なんとなく一致団結した気持ちになって、翌日からまた、いつもと変わらない生活に戻る……。こんなことってありませんか?
結局、合宿楽しかったね……で終わったり、会議室で話すことと大きくは変わらないね……ってなったり。
僕は、合宿にはたくさんの『罠』があると思っています。
合宿ってコストも時間もリソースも使います。
企業にとっては大きな投資のはずなのに、けっこうノリでやってしまっているところが多いのではないでしょうか。
社員のなかからメンバーを募ったり、マネージャーが通常業務に加えて合宿コンテンツを任されたり。合宿担当者は、見よう見まねでコンテンツを作って、終われば打ち上げをしてホッとするみたいな……。
ーー思い当たりまくりです(笑)新人時代に研修や合宿の係をしたことがあります。
とりあえず職場を離れて泊まりがけで話をする……という合宿は、合宿をすること自体が目的となってしまっているように感じます。企業にとって大きな投資である合宿を、琉球ウェルネスが設計から当日の運営、振り返りまでサポートさせてもらいます。
ウェルネスオフサイトの進め方
ーー合宿の設計では、どのようなことをするのですか。
「as is」と「 to be」の両軸から、現状と目指す状態のギャップを見いだして、課題を特定をします。その課題解決の一手として「ウェルネスオフサイト」を提案しています。
今組織がどういう状態なのか「as is」と、どういう経営・事業戦略で、その実行のためにどんな組織を作ればいいのか「to be」を一緒に考えていきます。
その上でウェルネスオフサイトの大枠の目的とゴールを設定した上で、合宿全体からプログラムデザインまでを作り込んでいきます。
ーー合宿を実施する前に、どのくらいの時間をかけて企業と擦り合わせを行うのですか。
ウェルネスオフサイトでは、2〜3カ月かけてオフサイトの設計を行い、2泊3日のオフサイト当日は琉球ウェルネスのスタッフが着いてフルサポートします。
ウェルネスオフサイトの大枠の目的とゴールを設定した上で、どのような態度変容を起こすことを目指すのか「体験設計」を行い、実際のプログラムやワークショップのデザインを行っているのです。
ーー合宿を実施する前、した後にも、お客さんと濃い時間を過ごすのですね。
よくご紹介するのが、「旅行代理店機能を持つ、組織コンサル会社」というフレーズなんですよね。
旅行代理店として旅のプランニングもアテンドをするし、組織コンサルとしてのプログラムデザインはもちろん、当日のファシリテーションや事後のコンサルティングも行います。
お客さんがどういう状態になったら、事業成果を最大化させる「ウェルネスな=明日への活力があるチーム」になるのかを一緒に考えて、お客さんの体験を生み出すプログラムを設計をして、当日を迎えます。
当日もその場に立ち会い、その振り返り、希望いただければその先までご一緒するのが僕らのサービスです。
オフサイトの実施後は、アンケートサーベイを可視化して、何がどう変化したのかを見ていきます。
その結果を持って、継続支援として、琉球ウェルネスでサポートできることがあるのであれば提案を行います。もちろん、企業からの要望をいただく際にも引き続きサポートを行います。
これまでウェルネスオフサイトを実施した企業の半数以上が継続支援をさせてもらっています。
合宿をして終わりではない。
長期的にお客さんに伴走サポートしていくことができるのが、僕らの強みでもあります。
琉球ウェルネスの強み
ーー組織コンサルを行う企業はたくさんあると思います。琉球ウェルネスは、何が違うのでしょうか?
琉球ウェルネスで、サービスを提供するメンバーは、僕をはじめ、執行役員の福地や川人も、もともと組織コンサルだけを経験しているわけではありません。
リクルートやサイバーエージェント、また独立起業して自分で経営戦略を描き、組織を作り、生きた事業経営を経験してきました。外部からコンサルティングを行うのではなく、自分の会社を、自分の組織を作る経験をしてきた僕たちだから感じることがあるし、できることがあると思っています。
僕自身、これまでマネジメントを経験してきた組織や自分で経営してきた経験を通して、うまくいっていない時の組織の中の人たちが口にしていた言葉をたくさん聞いてきました。
その言葉が出てくる背景やその人たちの思いもわかります。そこには「希望」の言葉もあれば、「申し訳なさ」「義憤」「孤独」を感じる言葉もあります。それらの感情に寄り添いながら、サービスをつくっています。
事業も組織も生き物で一筋縄にはいきません。
本当に生々しい事業や組織を自分たちで作ってきた僕らだからこそ、生み出せる体験があると思っています。
ーー琉球ウェルネスで「サービスを提供している人」こそが、他社との違いなのですね。
そうです。マーケットが伸びているときは、そこまで組織の事を考えなくても、事業戦略さえはまっていれば事業は伸びます。でも、どこかで逆噴射がかかることがあります。
例えば、コロナのようなパンデミックが起こるとか、組織が大きくなったことでコストが増大してしまい生産性が下がってしまうとか。事業が伸びているなかで、イケイケドンドン感が出てきて、目標が上がっていくことで、達成できないことに対するみんなの不安や不満が溜まっていくとか。さまざまな要因が考えられます。
前回、「令和はウェルネスの時代」との話をしましたが、今は時代背景としても、会社の状態がウェルネスじゃないと、継続して仲間を集めることも難しいのではないかと考えています。
株式市場でも評価を得られないし、労働市場からの評価も得られなくなると思います。
「CO2を排出しまくって儲けています」「24時間働けますか?」と言っている会社を、多くの人は支持しないですよね。
ーーSDGsの話みたいですね。
SDGsって持続的可能性の話です。SDGsは2030年までの達成目標なのです。2030年以降は、ウェルネス、ウェルビーイングを達成しようと言われています。すでに、SDGsで唱えられている持続性を達成することは当たり前な概念になっていきます。
その上で、2030年以降は、個人がウェルネスであること。自己実現ができるといいよねという話しです。
僕自身もウェルネスでありたいし、一緒に働く仲間や関与してくる人にウェルネスであってほしいと強く願っています。
ーーみっちーさんが、いつもおしゃることですね。
僕は、「みんなで幸せになろう」「みんなで楽しいことやろう」「明日が楽しみって最高だよな」って、ずっと前から言っています。マネジメントを10年以上経験していますが、マネジメントを経験する前の学生時代から、幼い頃からかもしれません。自分が関与する人の幸せや、ウェルネスを願い続けてきました。
今、時代がウェルネスを求めてきたことで、僕自身も改めて「ウェルネス」の重要性を再認識しています。