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人を思いやるということ

会社経営の傍ら、
  
心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています
  
りゅうです。(^^)/
  

     
今回も何かしら読んでいただけた方の参考になれば幸いです。
  
それでは早速。  
   
人を思いやるということ
    
です。(._.)
   

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よく、「思いやりをもって!!」とか「思いやりのある行動を!」って言われますけど、そもそも思いやりって何でしょうね。
  
僕は思うんです。「思いやり」ってね、「自己満足・わがまま」からきているのだと。
   
人の為と書いて偽りという字があります。これはあながち間違いではないのではないかと考えます。 
 

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幼いうちは、わがままなほうがいいんです!わがままとは、自分の感情を素直に出していることだから。

自分の感情を騙して生きるなんてもったいないことです。自分の感情に素直に生きることで、必ず他人と衝突します。
   


他人と衝突してはじめて、自分と他人との違いに気づきます。「自分の当たり前と他人の当たり前は違う」ということに気づきます。

友達と、より楽しい時間を過ごすためには、自分の感情を素直に伝えることと同じくらい、友達の素直な気持ちを大切にしなきゃって気づきます。

思いやりの心は、そうなってはじめて育まれます。

自分の感情を抑えて、他人の感情を思いやることでは、本当の思いやりは育まれません。「自分ファースト」でなきゃいけないのです。

「そんなこと言っちゃ行けないよ!相手がどう思うかよく考えてごらん!」
などと、親がよく子どもに注意するのを見かけますが、「私はちゃんと子どもをしつけていますよ」という親自身がどう見られるかを気にしたパフォーマンスにしか見えない時があります。子どものためになっていないということです。

「自分ファースト」で考えると・・
まず、その子どもが「言われて嫌だったこと」など体感をともなう経験を何度もしている必要があります。

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自分もあの時にあのように言われて嫌だったという感情が蘇るのです。
だから、他人も同じようにそう言われると嫌だろうという想像力が働きます。

自身が経験していないまたはそう言った経験が乏しい子どもに、「相手の立場に立って考えてごらん!」というのは、「育む前に教える」という詰め込み教育に似ているように思います。

「転んだら痛いからこの杖を使いなさい」と言っているようなものです。
まだ失敗もしていないのに失敗しないように先回りした教育です。


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想像力は、「自分もそう感じるからきっと他の人たちもそう感じるに違いない」という「自分ファースト」から始まります。
それが、思いやりの第一歩。
思いやりの第一歩は、「自分もそうだから、きっと他の人たちも・・」という、わがままな思いやりなんです。

「自分もそうだから・・」という思いやりの心は、ほとんどの状況で他者から受け入れられます。
しかし、わがままな思いやりだけでは、より良好な人間関係は作れません。

「君がそうだからって、僕もそうだとは限らないだろ!」って言われちゃうんです。

そして、「自分の当たり前と他人の当たり前は違う」ということに気づきます。
そこからが、本当の思いやりだと思います。他人の感情を恐れて、自分の感情を騙して生きていては、本当の思いやりの心は生まれません。


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「あなたファースト」ではダメなんです。

「あなたファースト」の心の中では、
「私は自己主張を抑えてあなたに合わせて生きている」
「それなのに・・どうしてあなたは私の気持ちをわかってくれないの?」と思っているのです。

自分の感情や主張を抑えて相手のことを思いやっているつもりになっているけど、本音では相手に自分のその感情や主張をわかって欲しいと甘えているのです。


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自分の心が満たされていないのに、相手の心を満たすことはできない。

「自分ファースト」で自分のわがままをたくさん聞いてもらい、酸いも甘いも身をもって経験した子どもは、心の器が大きく育ちます。
そして、大きな器にたくさんの思いやりの心が満たされる事になるのです。
   
最期までお付き合いいただき、ありがとうございました。  

りゅうでした(^^)/ ryukokoro




重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。