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「空蝉の鳴くが如く」(夢のある話)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。

空蝉は…鳴けませんが
比喩として捉えてください。(笑)

皆さんは日々、どんな夢を見ますか?
目覚めると忘れてしまうことや
断片的にしか覚えていないことも
ありますよね。

しかし何度も見る夢には
その「意味」が気になるものです。

今日は「夢」を中心に
「ご縁」から繋がる「可能性の話」を
書いてみます。


    …歴史を知りたくなった理由…

   魔王(母)から過去に数回ほど家系の
      歴史を聞いていたが…
       これもタイミング。

      へ~、そうなんじゃあ…。

    くらいの温度でしか今までは
      聞いていなかった。

      それがどうも…最近
 ちゃんと知っておきたいと思うようになった。

    過去に何度も見た夢との関連が
    気になってしゃーない!(笑)

      もちろん、夢のため
       抽象的だったり…
      根拠にはならないが。
         (;´∀`)


       時は戦国時代。
   私が住んでいる城が奇襲に合う
      ところから始まる。

      形勢は不利だった。

   私はその城の姫様付きの侍女
   まだ白いおくるみに包まれている
    姫様を守るため胸に抱いて
    城中を逃げ回っているのだが
    目の前に「白い馬」に乗った
     男家臣の一人が現れる。

     「姫様をこちらへ!」

   私は頷くと懐にあった「懐剣」
     おくるみの中に忍ばせ
    その家臣に姫様を託したのだ。

    馬に乗った家臣が姫様を抱いて
      走り去るのを見届け
    少しでも敵の足止めをするため
      女だてらに槍を持ち
         戦った。

    襖が倒されたり、ドタドタと
      複数の足音が聞こえ
      怒声(?)の響く中
       男衆に交じって…。

  ここで死ぬ覚悟で髪の毛を振り乱しながら
       戦っていると…

       「殿!ご自害!!」

       そう聞こえてきた。
         …負けた…
          無念!

   歯を食いしばり、目を見開きながら
     10名くらいの男衆と共に
      城から逃げ出すのだ。
      姫様の無事を祈りつつ…。


     この夢の話を魔王にしたら…
     「え? あんたの夢?」

      そうよ、何度も見てる。

   「母さんもその夢…何度も見てる!」      

     (;゚Д゚)!!!
     なんだって???


    魔王の夢は同じく敵方の奇襲に合う
        場面からだった。

    3~5歳くらいのお姫様だった自分
   奇襲が怖くて怖くて泣いていたそうだ。

       緊迫した状況下で
     母から、手放してはならぬ…
        逃げおおせ…と
    「懐剣」「赤い仏像」を授かる。

     そして現・兄が乗っている
      「白い馬」に乗せられ
      母との別れを惜しみつつ
       城を出て逃げた…。


       …というものだった。

         似てない?
        この二つの夢…。
     立場や年齢こそ違うものの
     共通していることもあるのだ。

     私たちはそれぞれに何度も
       この夢を見ている。

        単なる偶然?

     「城」とは表現しているが
         場所は
    「魔王の実家」で間取りが城仕様。

    ちょうど姫が馬に乗った位置は
     実家でいう「仏間隣の客間」

   その位置まで一致しているではないか。
     逃げていく方向も一緒だった。

     なかなかない偶然である…。
     なんじゃ、これ…こっわ!!

      魔王の夢はここで終わる。
    そして私の夢には続きがあった…。


     私たち10名程度の集団は
    ケガを負いながらも夜盗に遭い
     そいつらを切り倒しながら
    暗い山道を…いや道なき道を進み
     笹をかき分けつつ…進んだ。

      もう、ボロボロで道中…
       死に絶えた者もいた。

    そして「一軒の家」の裏手に着いた。

      私たちはその裏手から
      家長に助けを求めたのだ。

       …助けてはくれまいか…

       心はダメ元の心境で。

   しかし家長はすぐに対応してくれ
       隠し部屋なのか…
  私たち数名を隠すようにかくまってくれた。

    ほどなく追手がやって来るものの
      しらを切りとおしてくれ
   家の中まで土足で入ってこられたが
     見つからずに…難を逃れた。

       その頃には夜が明け
   外はしらしらと明るくなってきていた。

       家長は家の者と共に
       休まずに傷の手当と
       食事を用意してくれ
       雑魚寝ではあるものの
    安心して眠れる環境を整えてくれた。

     どんなにありがたかったことか。

     数日その家で世話になるのだが
     その間に亡くなる者もいて…。

     私は家長たちと家の裏手側に
      土を掘り簡単ではあるが
         埋葬した。

      そして家長は言った。

  「あなたはこのままこの家で暮らさないか」

      私は、迷いなく答えた。

     戻るべき場所がございます。
      御恩は終生忘れません。
     しかし、生まれ変わったら
   この家に生を持ち、御恩を返しましょう。

     そう言って深々と頭を下げ
      姫様の無事を信じて
      家を出たのだった…。

     ここまでが私の夢の全貌だ。

       そしてその家が…
      他ならぬ「私の実家」
      魔王の実家から車で
    一時間弱くらいの距離にある。

     
        夢の家長は
    今は亡き私の祖父にそっくり…。

      私の実家の裏手には
    無縁仏の墓石(?)があった。

      聞けば、戦国時代の
   亡くなった落ち武者を先祖が埋葬した…
    どこに従属していた武者かは不明。

      ただ先祖の気持ちを
     このまま無下には出来ないと
    祖父は生前にそれを掘り起こして
     無縁仏の集合墓を建てた。

        ところ変わり
       魔王の兄は数年前
    代々供養してきた数十個もの
   無縁仏を集め同じく集合墓を建てた。

       …世代が変わる…
    この前、強く思ったのだった。


 このままもし、魔王が亡くなれば
 家系図では知ることのできない
 「歴史」も消えてしまうのではないかと
 不安に駆られました。

 また、私の夢を中心に考えると
 魔王の実家と私の実家の縁も
 想像できるのです。
 (あくまでも可能性の話ですが)

 ちょっと長くなりましたが
 夢があると思いませんか?(笑)


  P.S
   私…実家に生まれたけど…
   なんか恩返し…したのか?(笑)

   今まで帝王(父)と歴史について
   話したことがなかったのだが
   今度恐る恐る…聞いてみようかな…。
  (私にはなぜか…話したがらない帝王)


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