畠山

青森県から来ました。20歳の大学一回生。大分県在住。車がほしい。

畠山

青森県から来ました。20歳の大学一回生。大分県在住。車がほしい。

最近の記事

ノルウェイの森と吉野家の水

ぼくは5時半に目を覚ました。昨日は寝て起きて食べてたばこを吸ってコーヒーを飲んでまた眠る、という行為をルーティーン的に繰り返していた。 ぼくはカフェインには耐性がある方で、コーヒーを飲んでも、レッドブルを飲んでも、一気飲みしてげっぷをした後、その勢いでベッドに沈み込み、5時間くらい眠ることができる。それでもやっぱりエナジードリンクに頼りたくなるのがティーンエイジャーの性であって、今まで徹夜をしようと思って買い込んで無駄にした空き缶の量はゴミ袋2袋分くらいにはなるだろう。 そん

    • KLX、阿蘇に行く

      今日はイライラしている。昨日行きつけの100円銭湯でインキャジジイに小言を言われたからだ。朝日と共に6時に目覚めたが、苛立ちは治らない。 こんなときどうしていたっけ、と考えたら、実家にいたころは永遠と車を運転していたことを思い出した。 クルマはないが、バイクならある。 行くか、阿蘇。 名前は聞いたことあるし、大分の飲み屋でライダーのオッサンとお姉さん(誇大表現)に 「バイク持ってるんなら阿蘇は絶対行け(標準語訳)」と言われて、ずっと気になっていた。今日から大学がしばらく休み

      • 青森はリンゴの国

        早いもので、別府に越してきてから2ヶ月経った。僕の生活はというと、見事に不登校である。鬱症状が明らかに悪化している。医者には薬を増やされそうになったが、太るのは嫌なので断った。これ以上太ったら目も当てられない。コンビニ弁当のゴミと段ボールに囲まれながら、先日新調したBOSEのQC45でKOHHのアルバムを再生していると、チャイムが鳴った。日本郵便である。実家からの荷物だ。中身はインスタント食品とリンゴジュースだった。 冷やして飲んだ。青森名物のリンゴジュース。普通のリンゴジュ

        • ムナしい

          むなしい。虚しい。空しい。ムナしい。いろんな書き方があると思う。僕は「ムナしい」と書くことにしている。理由はいくつかあって、一つ目はサザエさんのマンガで長谷川町子がそう書いていたから。二つ目はカタカナの無機質感がムナしさを加速させるから。まあそんなもんである。 説明はこのくらいにしておいて、最近とにかくムナしい。その後に死にたくなる。原因は不明。僕は鬱病の診断書が出ているわけではない。鬱状態らしいけど(医者によるとだけどね)、鬱だとムナしく死にたくなる、この関係性がわからな

        ノルウェイの森と吉野家の水

          Lazy Friday Morning

          5月13日金曜日。僕は朝5時に目を覚ました。英語の課題をやっつけて、ハイライトを一本吸ってから、イヤホンをつけないで眠った。イヤホンをつけずに眠ったのは精神病院ぶりである。小旅行でもしたような謎の達成感を味わえる。そのくらい、安眠導入音声なしで眠るのは僕にとって難しいことなんだ。 7時30分に目を覚ました。腹痛で目が覚めた。トイレに走っていく途中でファーウェイのタブレットを思いっきり踏んづけたが無事だろうか。確認するまでわからない。シュレディンガーのタブレットと名付けた。 一

          Lazy Friday Morning

          ハイセンスとハイライト

          僕は2ヶ月くらい前から一人暮らしを始めた。幸い、地方公務員を37年続けた父の貯金と月3万円のバイト代のお陰で学費にも生活費にも今の所困っていない。この状態は、僕としては良くもあり悪くもある。もちろん人間、貧乏をしないことが一番いい。衣食足りて礼節を知るというように、neatな人間でありたいので、カネはあったほうがいい。しかし、貧乏を一回経験してみるのも、人生経験としていいことのような気もする。 それはそれとして、人間生きていくのに家電が必要である。いわゆる白物家電というやつで

          ハイセンスとハイライト

          日曜日の憂鬱

          今日は9時ごろ目を覚ました。僕にはちょっぴりだけ役に立つシックス・センスがある。 それは宅配業者がチャイムを鳴らすちょっとだけ前、たばこを一本吸えるくらい前に起きることができる能力である。 iPadとメルカリで買った漫画が届いた。第五世代のAirである。注文してから3週間くらいかかった。一緒にペンとキーボードも買っておいたので、実はこの文章もiPadから書いている。結構快適。 AppleIDでログインしたら、すぐに使えたのでたまげた。便利すぎる。一瞬環境を全部Appleにして

          日曜日の憂鬱

          オタク、スケーターになるの巻

           先日。スケートボードを買ってみた。きっかけはメルカリで出会った古着。デザインが好きで買ってみた。ブランドはFESN、「Far East Skate Network」の略称。どうやらスケートブランドのアパレルだったらしい。  ここで、少し話がズレることを読者諸君に謝っておきたい。  最近大学進学に従って青森から大分に引っ越した。どちらも海がある町なのだが、雰囲気が全く違う。青森は漁船だらけの、じっとりした陰鬱な感じ。大分はリゾート地みたい。  友人達と何度か海に行ってみたのだ

          オタク、スケーターになるの巻

          雨の匂い

           2062年。沖縄県が中華人民共和国に組み込まれたころ。僕は閉鎖病棟でコーラを飲んでいた。気持ち悪いくらいにきれいな室内。窓にはステンレスのカバー。ねじ山はつぶされていた。ベッドに机。カーテンと漫画が数冊。それだけだ。僕の人生はこんなものだったのかな、なんて達観しようとしてみるけれど、既に60歳。とっくに達観していた。達観することに初めて憧れたのはいったいいつだっただろうか? 食後。血糖値が上がってくる。その高揚感に任せてベッドに寝転がり、布団を頭までかぶって目を閉じる。あけ

          雨の匂い