青森はリンゴの国

早いもので、別府に越してきてから2ヶ月経った。僕の生活はというと、見事に不登校である。鬱症状が明らかに悪化している。医者には薬を増やされそうになったが、太るのは嫌なので断った。これ以上太ったら目も当てられない。コンビニ弁当のゴミと段ボールに囲まれながら、先日新調したBOSEのQC45でKOHHのアルバムを再生していると、チャイムが鳴った。日本郵便である。実家からの荷物だ。中身はインスタント食品とリンゴジュースだった。
冷やして飲んだ。青森名物のリンゴジュース。普通のリンゴジュース。なんとも思わず寝た。
起きた。3時間くらい眠っていた。残っていたリンゴジュースを飲んだ。
生温かいリンゴジュースからは、アップルパイのリンゴの果汁の味がした。
母のアップルパイを思い出した僕は、泣いた。

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