遠入隆司

2021年3月で小学校校長職を退職,その後ライフコーチとして大人の目標設定のサポートを…

遠入隆司

2021年3月で小学校校長職を退職,その後ライフコーチとして大人の目標設定のサポートをしています。 「生きやすく生きる3分間コーチング」の音声配信をしていきます。

最近の記事

自らの学びを続け人生を豊かにする

- 今日は学びつづけるということについて考えてみましょう。 - 1年生になるとき、こどもたちは学ぶということがうれしくて、学校ごっこをします。 - 宿題が出ると有頂天になって「宿題が出た!」と言って勉強します。 - しかし、それがいつのまにか苦行になっていきます。 - それは、その学びが自分が選んだものではなく、教育によるものだからです。 - だんだんついていけなくなったり、興味がないものを学ばなければならなかったりで、学ぶということが楽しい物江はなくなるわけです。 - しかし、自ら選んだ学びは、やはりわくわくするものですね。 - ですから、学校では、いかに「学ばねばならない」ものを「学びたいもの」に変えるか、先生たちはさまざまな工夫をしているところです。 - 大人になったらどうでしょうか。 - 大人になってからの勉強は、わくわくするものでしょうか。 - 昇進試験や採用試験のための勉強や、資格を取るために必要だからという理由で行う勉強などはあまりおもしろいものではないかもしれません。 - それは自分で選んだ学びではないからです。 - 私は、高校時代、数学ができなくて、三角関数で赤点をとりました。200点中9点だったんです。 - それ以来、数学が面白いと思ったことはありませんでした。 - 自分で選んだ学びではない上に、赤点をとってダメ出しをされるんです。 - 面白いはずがありません。 - ところが、教師になって、子どものテストの点数を分析し、自分の教え方の改善ができないかどうかということがきっかけになって統計を学ぼうと思ったことがあります。その流れから純粋に興味半分で統計学や三角関数の本を手に取って読んでみると、これが面白い。 - それ以後、本屋に行ったときは、これまで行ったこともなかった数学書のコーナーを回るようになりました。 - また物理もいやでたまりませんでした。なんであんな式がたてられるのかまったく理解できなかったからです。 - しかし、大人になってから相対性理論や量子力学に触れるたとき、世の中にこんなおもしろい学問があるのかと思いました。 - 今では、なんのためでもなく、ただただ、自分の知的好奇心のために、フェルマーの最終定理をもう何度も読んでいますし、本屋やYouTubeで量子力学や相対性理論という言葉が目に入ったら、かならず買ったり視聴したりします。 - 強制されるわけでもなく、ただ自分の知的な興味で、その分野に分け入っていく楽しさを味わっているのです。 - 学びって本当に楽しいものですね。 - もし、そのような学びのたねがないという人がいらっしゃったら、おすすめは新聞を読むことです。 - 池上彰さんと佐藤優(まさる)さんの対談、「[[僕らが毎日やっている最強の読み方]]」の中で、「まず新間で日々のニュース全体を捉え、ニュースで気になるテーマがあれば、書籍で深掘りしていく。」と言っています。 - 私も量子力学へと分け入るきっかけになったのは、新聞の書評欄で紹介されていたある本でした。 - 新聞という、雑多な情報が含まれたものを眺める。 - その中になにか気になるものがあったら、関連書籍を読んでみる。 - そのうち、自分の一生の研究につながるようなテーマが見つかるかもしれません。

    • 自分のミッションをアップデートする

      - 何らかの行動を選ぶとき、その選び方の基準は自分にありますか。 - それともだれかから褒められる、叱られるなど、他者の評価が基準になっていますか。 - 生きやすいのは、自分にある基準で行動することです。 - 人の目を気にして行動するのではなく、自分の信じる者に従って行動を選ぶことができたら、その人生は誇りにみちたものになるでしょう。 - しかし、自分の信じるものというものということを考えたこともない人もいると思います。 - 子どものころから、すでにある選択肢を指定することになれている人は、なかなか自分軸での行動の選択というものをしづらいものです。 - 慣れていないので、自分の軸をどのように作ったらいいのかわからないというのがわかりやすい説明の仕方かもしれません。 - そういう人は、一度自分の人生のミッションということを考えてみるといいですね。 - 自分は、この世でどんな役割をしたらいいのかということです。 - それをいくつか出してみて、違和感がないものが自分の基本になる行動原理、すなわち自分のミッションだといえます。 - 以前、紹介したことがあるのでですが、私のミッションは「人を笑顔にすることを行う」ということです。 - 家族を笑顔にし、隣人を笑顔にし、同僚を笑顔にし、子供たちを笑顔にする。その先に、世の中の笑顔がある。 - だから、私が行動を選ぶとき、自然にそれは人が笑顔になることだろうかと考えて選択しているわけです。 - 毎朝、何年もの間 自分のミッションを確認していますので、もう自分の無意識の部分にしみついています。 - ですから、自然にそのミッションに沿った行動をしていると思います。 - このようなミッションは、常にアップデートし続けることが必要です。 - そんなに簡単にできるものではなく、つけたしたりけずったり、表現を変えたりしながら、時間をかけてできていくものです。 - そして、違和感のない自分の行動原理となるミッションができあがっていく過程で、それはいつの間にか自分の潜在意識にきざみこまれていくのです。

      • 情報発信の大切さを若い教師にお伝えしたい

        情報発信,ここでは自らの情報を自分のメディアとして世の中に共有することと考えています。 ブログ,YouTube,Twitter,Podcast,電子書籍・・・なんでもいいんです。このnote も自分メディアとしてとても優秀です。 なぜそれを若い先生方に伝えたいかと言うと,理由は3つ 🌻それができる世の中になっているから 🌻自分の経験に基づく知識の共有により教育界が底上げされるから 🌻情報発信の大切さを感じている人がまだ少ないから 情報発信できる世の中現在は,自らの知見

        • 無条件の尊敬は勇気づけである

          - なぜ,よりよく育てるために「だめでしょう!」からスタートしてはいけないのでしょうか。 - それは「勇気づけ」と関係があります - エーリッヒ・フロムという人の言葉として,「幸せになる勇気」に次のような言葉が出ています。 - 目の前の他者を変えようとも操作しようともしない。何かの条件を付けるのではなく,「ありのままのその人」を認める。これに勝る尊敬はない。その自分を認められたらその人は大きな勇気を得る。尊敬とは,いわば,「勇気づけ」の原点である 943 - 「彼らが変化する保証はどこにもない。しかし,保証がないからこそ,無条件の尊敬なのです。」p44 エーリッヒフロム - 変化する保証がない人まるごと受け入れる。 - これは親にも勇気がいることでしょうが,逆に,子供には成長のための勇気を与えることになるんですね。 - 親と子供を,上司と部下に変えても同じです。 - 上司が,自分を無条件に受け入れてくれたら,部下は勇気を持って挑戦し,更に伸びていこうとする力を得ることができるんですね。 - その原動力としての尊敬。人を変えようとせずにまるごと受け止める勇気。 - これで人は自ら変わろうとする力を得ていくんです。

        自らの学びを続け人生を豊かにする

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          「何になりたい?」より「何がしたい?」という問いをする

          なんになりたい?と問われたら,医者とかYouTuverのように職種で応えるか,「えらいひと」みたいな漠然としたイメージで応えるかしかないですよね。 でも何がしたい?と問われたら,木工作がしたい,文を書いて発信したいというようなことがでてきます。 これは,いくつもでてきていいんです。 そして,それを掛け合わせることができます。 木工作を楽しむための本を書く人になる,という掛け合わせができるということですね。 何をしたいかという問いをすると,思いがけない,自分にフィットする活動や仕事が生まれる可能性があります。

          「何になりたい?」より「何がしたい?」という問いをする

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          したいことを一つに決められなくても人生を成功に導く

          したいことを一つに決められない人は,自分にフィットすることを探しているだけです。 あわてないことが大事ですね。

          したいことを一つに決められなくても人生を成功に導く

          したいことを一つに決められなくても人生を成功に導く

          腹がたってしまう前に気をそらす

          人は変えられません。 腹が立ちそうになったらすぐに注意を他に向け,おいかけないようにしましょう。 そうして,心と身体を,腹を立てることによるダメージから守りましょう。

          腹がたってしまう前に気をそらす

          腹がたってしまう前に気をそらす

          よい言葉で身の回りをいっぱいにする生き方

          悪い言葉を口にすると,脳はそれが自分に言われたと認識し,その言葉にあった行動を選択するようになるといいます。 ですから,逆によい言葉を使うといいんですね。 脳が勝手によいことにつながる行動を選択してくれます。 よい言葉で身の回りを一杯にしたいですね。

          よい言葉で身の回りをいっぱいにする生き方

          よい言葉で身の回りをいっぱいにする生き方

          私が子供時代の家族4人で6年ぶりのドライブ

          父は92,母は90になります。どちらも杖をついて歩かなければなりませんが,認知症もなく,しっかりしています。 その母が,「もう最後だと思うので,お父さんを田舎に墓参りに連れて行ってちょうだい」ということだったので,喜んで日を設定しました。 そのうち母も「私も一緒に」とのこと。体がきつい人なので,父だけ行かせようとしていたのですが,自分も行くと言ったことに驚きましたが,行けるのならそれにこしたことはない。 それで,一応弟にも知らせたら,「自分も行く」と。 図らずも,私が

          私が子供時代の家族4人で6年ぶりのドライブ

          人生を確認し更新するツールを持つ

          10年計画を立てるということは、あらかじめゴールを作っておくということよりも、今の状況を確定しながら、それをもとに歩んでいくルートをどんどん更新し、見える地図をつくっていくようなものだと考えるといいと思います。 人生を更新するツールをもっておくというのは自己の成長にとって大切なことだと思います。

          人生を確認し更新するツールを持つ

          人生を確認し更新するツールを持つ

          仕事を「こなす」か仕事を「経験」にするか

          「こなす」だけでしのいできた人は,「経験」を積み上げてきた人にはかないません。 「こなす」で終わるのではなく,こなした仕事を振り返り,小さな小さな成果として確定し,それを積み重ねて経験にしていきましょう。

          仕事を「こなす」か仕事を「経験」にするか

          仕事を「こなす」か仕事を「経験」にするか

          学び続ける人は年齢マウントを取らない

          年上の人を大切にする気持ちは,年下の人を慈しむ気持ちを生みます。 しかし,年上の人の前で卑下する人は,年下の人に対して尊大な気持ちを持つことになりがちです。 自分に自信がある人は,年齢を持って人と比べる必要がないので,尊大な態度を取ることはありません。 自己成長を続けている人は,年齢でマウントを取らないんです。

          学び続ける人は年齢マウントを取らない

          学び続ける人は年齢マウントを取らない

          真鍋淑郎氏の研究に学ぶ目標を設定しない生き方

          真鍋淑郎氏の研究は,目標からの逆算という研究のあり方ではないところが, この3分間コーチングで何度かお話してきた目標を定めない生き方につながります。 ノーベル物理学賞おめでとうございます

          真鍋淑郎氏の研究に学ぶ目標を設定しない生き方

          真鍋淑郎氏の研究に学ぶ目標を設定しない生き方

          再開を繰り返してゴールまで辿り着く

          重要ではあるけど緊急性はない,「第2領域」に関する行動は,モチベーションが消えたり,忙しくなったりスルと,いつの間にか消えてしまうことがよくあります。 しかし,しなくなることがあっても,必ず再開するということを想定していると,どこかで再開し,それを繰り返すことに拠ってゴールまでたどり着くことができます。 やめたらそれでおわり。 たちどまることがあってもまた再開する。 これを繰り返してゴールまでたどり着きましょう。

          再開を繰り返してゴールまで辿り着く

          再開を繰り返してゴールまで辿り着く

          イライラしたときには戦わない

          イライラしても,人は変えられません。 自分が変わるのがいいと言われます。 そのイライラは自分の長所の裏返しととらえることができます。 自分が簡単にできることをその人はできない。 だからいらいらする。 というわけです。 そのように自分に返して受け入れるという考え方があります。 また,どうしようもないこともあります。 マナーを守っていない人が目の前にいるとき, 注意するのがいいのかどうか。 その人にはなにかわけがあるのかもしれません。 ですから,そういうイライラには向き合わず後の場から去るという変わり方もあります。 受け入れる。 去る。 そういう選択肢を持っていると,イライラが少しは軽減するでしょう。 それでは一日健康で

          イライラしたときには戦わない

          イライラしたときには戦わない

          部下の信頼を得る上司の聞き方

          世の中には,おれがおれが,と自分の話ばかりしたがる人と, 人の話を聞く人の2種類がいます。 部下が何か相談をしてきたら,すぐにアドバイスを始めてしまう上司。 うんざいりますね。 でもまず話を最後まで聞いてくれる上司だったらどうでしょう。 そんな上司の前では,思っていなかったこともどんどん言葉に出てきそうですね。 そういう上司には,信頼の気持ちが芽生えます。 上司は,部下の話が済んだら今度は自分の番とばかりにアドバイスや自慢話をするんじゃなくて 「そうなんだね。それで,どうしたい?」と行動を選択する質問をしてみましょう。 その上でアドバイスがききたいんだったらしてあげればいいし 話しているうちに解決できました,ということだったら笑顔で見送ってあげればいいですね。 僕はそんな上司にであったので,自分もそう有りたいと思ってきましたが,自分が上司になった時にそれができていたかどうかはわかりません。

          部下の信頼を得る上司の聞き方

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