体に良い筋肉痛と体に悪い揉み返し

世の中にマッサージ店が溢れる今の時代、「揉み返し」を経験した事がある人も多いかと思いますが、そもそも揉み返しとは何なのか、を知る人は少ないと思います。「筋肉痛と何が違うの?」という質問もよく受けるので、この記事では似たような症状である筋肉痛と比較しながら揉み返しとは何なのかについて書いていこうと思います。

筋肉痛がきたら喜べ

揉み返しの前にまずは筋肉痛について簡単に説明すると、「限界近くまでおい込まれた筋肉が、もっと強くなろうとする反応に伴う痛み」簡単に言うと筋肉が強くなるサイン、です。
筋肉痛が起きるという事は、その筋肉が強くなるという事なので、筋肉痛はある意味喜ばしいものなんです。
ちなみに筋肉痛は運動すると痛みがひくという特徴がありますが、オーバーワークにも注意が必要なので体を鍛えたい方は曜日毎に鍛える部位を変えて鍛える筋肉と休ませる筋肉を意識しながらメニューを組むと良いですよ。

揉み返しがダメな理由

筋肉痛は起こして良いものだと分かったが揉み返しはどうか、結論から言うと「揉み返し起こさない方が良い」です。
揉み返しというのはマッサージを受けた際、筋肉の繊維を指圧によって壊してるから起こる痛みなんです。
筋肉というのは細い糸状の繊維の撚り合わせなのですが、その細い繊維がプチプチと切れてしまう。つまり軽い肉離れ状態だと思って下さい。

壊れた筋肉は元に戻らない

揉み返しの怖いところは痛みが引いても壊れた繊維がもと通りに治らないところです。一度切れた筋肉繊維は瘢痕化と言って、カサブタのような硬い繊維になってしまいます。筋肉というのは元々弾力性のある繊維ですが、その一部が硬くなってしまうので、筋肉自体の働きが弱くなり、伸び縮みもしにくくなるので、痛めたり、怪我をしやすくなってしまいます。なので揉み返しは起こさない方が良いんですね。

強押しが好きな人は要注意

マッサージを受ける際にもっと強く!という方がいますが要注意です。
強い方が効いている気がするという事で強押しを繰り返すと、
強いマッサージ→揉み返し→瘢痕化して硬くなる→もっと強く押してもらう→もっと硬くなる
という負のスパイラルにはまってしまいます。そしてここまでくると瘢痕化が進み揉み返しにもならなくなります。
元はと言えば、体を楽にして欲しくてマッサージを受け始めたのに、結果的には体を痛め続けてしまっている。強押しが好きな人は要注意です。

受ける側の認識も大事

強く押した方が受ける人もマッサージを受けた気がして満足するし、押す人もお客さんが満足して安心するでしょう。なのでついつい強く押してしまいがちですが、今回記事にした内容がお互い理解出来ていれば、体を楽にするつもりが逆転に悪くなるという本末転倒な結果になる事はないでしょう。
本当に技術のある施術者は強押しに頼らず体を楽にする事が出来ます。知識や経験が足らず強押しに頼ってしまうマッサージ師さんでは無く、本当に体を楽にしてくれる施術者を探し、選ぶ事も必要になってくると思います。

〜まとめ〜

筋肉痛は筋肉が強くなるサイン
揉み返しは筋肉を壊している元に戻らなくなるので起こさないように注意

マッサージを受ける際、満足感を得ようとしてつい強くしてとお願いしがちですが、本当に強く押してもらうのが良いのか、揉み返しの心配な無いか、少し考えるきっかけになって頂けたら嬉しいです。

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