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フランス留学週記#6

前がき

天気の移ろいが激しい月を
そろそろ終えようとしています、Ryuです。

前回の記事はこちらから

この間5日間ほどパリに行きました。
記事何本かぶんになればいいと思ってますが
とりあえずは一つ目を書きます。

では、ゆっくりと。

ルーブルに行く

ヘッダーでも写真を使いましたが、
今回ルーブル美術館に行ってきました。

フランスの宝であり、人類史の倉庫とも言える
ルーブル美術館。
回るのに3日はかかるとか言いますが、
友達と訪れたので足早にみてまわりました。

まぁ、恐ろしかったですね。

日本にいる時もいくつか美術館は回りましたが
なんというか概念が違いますね。

あまりに大きな
ヒトの歴史みたいなものを感じました。
美の殿堂っていうんですかね。
他の美術館と同じ名詞を使われているのが
不適切なような。

ソシュールに言わせれば、
用途が違うんだから名前変えろよって
スケールの圧倒的な違いを感じましたね。

フランスに来てこれをみないわけにはいきませんでした。
ただでさえ最近デモ多いですもんね。

アートの見方

とまぁ、しきりに感動しながら
ルーブルの中を見て回っていたわけですが。

友達からたまに聞かれることがあります。
「美術館って何を見て楽しんでるの?」

自分が人文系が大好きで、
絵や彫刻、文章や音楽に触れるのが幸せだというと
大抵、何にそこまで熱中できるのかわからない
みたいなニュアンスのことを言われます。

でも改めて言葉にしようとするとなかなか難しいんですよね。

例えば絵画を見るとき。
どんなことに注意を向けるかな?
・色の濃淡の使い方
・彩色の使い分け
・人物、風景描写の手法
・モチーフとその意味の推察
・作者の傾向
・作品名とその作品のテーマ
・美術館内の展示の位置
・額縁の装飾、ライティング

こんなとこを気にしてるとは思うんですが、
それの何が楽しいのって言われると言葉にしづらい。

基盤となる何かの思想が違うから共感してもらえない。
けどそれはなんだろうか。

クリエイティブ至上主義

多分、クリエイティブ至上主義だな。

ちょっと唐突に思想強めの独自言葉を使ってしまったので
自分なりの定義をいうと、
「アーティストやエンターテイナーなど、自分の知識や経験に発想を加えることで独創的な表現を作り出しているひと、もの、作品に対して、崇拝とも言えるほど評価を敬意を持つ考え方」
これな気がする。

要は、作家すごい、アーティストすごい、お笑い芸人すごい、劇作家すごい、俳優すごい、演出家すごい、キュレーターすごい。
そういう職種の人や作品に対して異常に敬意を持ってる。

この考え方自体は最近割とメジャーになってきてると思う。
薄っぺらい教育論でも語られるし、ダウ90000の蓮見さんもお笑い芸人の神格化について少し語ってた。ラジオ人気も後押ししてるかな。

でもコモンセンスではないし、
エンタメ全般、アート全般に広げてる人は多数派ではない。

いい悪いじゃないけど、それ以外の考え方を受け入れないのは違うよなぁ。
そこまで行ったらアーレントの言うところのイデオロギーみたいになっちゃう。
いや、もうすでにそんぐらいの過激派になってるか?
直さんといけんよな。

長くなったので止めますが。
もう少し多分書きます。

ジギースターダストが地球に来るまでには
自分の考え方くらい言語化したいね。


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