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ニヒルな笑いをお届けします! 半沢直樹とハラスメントについて【短編】 笑えなかったらクレーム下さい(汗)

 今回は、アイスブレイクとして、テーマは少し古いですが半沢直樹とハラスメントをコミカルな感じでお伝えできればと思います。

半沢直樹 

 いやー、半沢直樹は本当に面白かったですね。半沢直樹を観ると、男として
「仕事を頑張らなきゃ」
 とか
「正しいことを続けることの大切さ」
 などを思い起させられます。
 ※男として、と言う発言は現在はグレーですね(汗)

 近年は社会のハラスメント意識も高まっています。

 半沢直樹を観た人で、ハラスメントという視点から色々と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。

黒崎検査官は...

 ドラマの中で、一番気になったのがオネエ言葉の"黒崎検査官"。部下が失態すると股間を握るのは、明らかにパワハラに該当するかなと思います。

しかし、
「トイレはどちらを使用しているのだろう?」
「もし、オネエ言葉だけでなく性別違和ならストレスは溜まってるのかな?」
「そもそも金融庁や国税局は性差別防止の対応は取れているのだろうか?」
「今まで頑張ってきたね」
 と何故か応援させられるキャラでした。

 最終話で
「ダメ沢直樹!」
 と言うのも、子どもの喧嘩みたいで思わず吹き出してしまいました。

黒崎検査官はパワハラ?

 では、黒崎検査官のドラマ中の行為はパワハラなのか、詳しく検証していきたいと思います。

1   失態をおかした部下の股間を握る

1-① 苦痛を伴う場合⇒身体的攻撃でパワハラ+セクハラ

1-② 苦痛を伴わない場合⇒セクハラ

 と、なります。ただし、部下が黒崎検査官に股間を握られるのを嫌がってない場合、事態は益々複雑になっていきます。

2   部下が股間を握られることを嫌がってない

2-① 周囲の職員がその事実を認識していない場合⇒個の侵害でパワハラ

2-② 周囲の職員がその事実を認識している場合⇒ただのカップル

 2-②の場合はそのままエスカレートして、いきすぎると公然わいせつ罪となってしまう場合がありますが、幸いにも今回のシリーズではなかったため安心しました。

 個人的には番外編「黒崎検査官の私生活」の放映を待ち望んで黒崎検査官のハラスメント行為の妥当性を再度、検証したいと思います!。

最後に

 黒崎検査官以外で、明らかにハラスメント行為だと感じたのは、大和田常務が半沢に土下座を強要する部分ですが、これは背中に伸し掛かっていますので⇒身体的攻撃でパワハラに該当すると思います。

 え!2つだけ?と思う方もいるかもしれませんが、パワハラ防止法では”職場でのパワーハラスメント”の要素として、

① 優越的な関係を背景とした言動
② 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
③ 労働者の就業環境が害されるもの

 が挙げられています。①の優越的な関係とは部下から上司の行為も該当しますので、殆どのケースが当事者同士の問題として解決してしまいます。

 出演者の皆様の声量の多さは、若干のシーンでハラスメントに該当しないか気になるものの、そこはドラマと割り切ってしまえばセーフ若しくはグレーゾーンだと感じました。

 次回は、そういったグレーゾーンを有名シーンから、ハラスメントに該当しない旨の検証をしていきましょう。​

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 このコラムは私の個人的な知見に基づくものです。他で主張されている理論を批判するものではないことをご理解いただいたうえで、一考察として受け止めて頂き、生活に役立てて頂けたら幸いです。

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