今でも尊敬している上司のお話

こんばんは。りょうへいです。今日は、今から10年以上前、私が社会人1年生の頃に出会った、今でも尊敬している上司のお話をさせていただきたいと思います。

その上司はとても厳しくて、私のパワーが5なら、8くらいを要求し続けるような方でした。
当然5の力しか持っていなかった私は、よくミスをする。ミスをする度に他の人たちに迷惑をかけまくっては、謝る日々。しかも仕事は毎日12時間労働。

普通の人なら、こんなブラック企業やめちまえと思ってもおかしくないような環境でした。

しかしそんな環境にした上司を、今でも私は尊敬しています。流石に私が持った部下に労務環境の面ではこんなに追い詰めることはなかったのですが、それ以外の、接し方や、マネジメント方法については、いつもこの上司ならどうするか、考えながら仕事をしてきました。

では、なぜその上司の方はそんなに私にとって尊敬できたのでしょうか?今日は改めてそのことについて考えていきたいと思います。

結論から申し上げますと、その上司が今でも私が尊敬している点としては、以下の3つが挙げられます。

・厳しいハードルを設けつつ、常に期待の言葉をかけてくれた
・期待の言葉通りの行動を自己犠牲しながらしてくれた
・主体性を磨くフィードバックが天才的

この3点です。

一つずつ当時のことを振り返りながら、書いていきたいと思います。


厳しいハードルを設けつつ、期待の言葉をかけてくれた

その方は、常に私のパワー以上のものを要求してきました。やったことのない仕事も平気で振ってきました。

しかし、その時に必ずかけてくれた言葉があったのです。

「お前なら絶対に出来る。今は出来なくても、必ずお前なら出来るようになるから、やってごらん」

私はいつもその言葉に騙されて、人の3倍くらい失敗し続けてきました笑
でも、その期待の言葉は本当に大事だったと思います。しかも、時間をかけてでも出来た時は、誰よりも先に

「ほら、やっぱりお前なら出来るんだよ!」

と、誰よりも喜んでくれました。

厳しいハードルは課すけど、きちんと見ていない、出来た時に一緒に喜んでくれない、その上司はそのやり方とは真逆で、私へかけてくれた期待が本物であることを常に体現してくれていました。

自分のパートナーに愛の言葉をかけることが大切なように、上司は部下に期待の言葉をかけることが大切だということを教えてもらいました。

期待の言葉通りの行動を自己犠牲しながらしてくれた

さらにその上司は、その言葉通りの自己犠牲を、私が部下でいる間ずっとしてくれていました。

私が残って仕事をしている間は、仕事をしているふりをして残ってくれていたり、毎日終業後にフィードバックをお願いすると、2時間でも3時間でも一緒に考えてくれました。

きっとすぐに帰りたかった時もあったはずです。わかるまで永遠に質問し続ける私のような人間は、人によってはめちゃくちゃ厄介だったと思います。

それでも上司はいつでも私に付き合ってくれました。ご飯を私から誘って、会計は全部その上司もちだったことも、今となっては笑い話でよくしてきます笑

期待は言葉だけでは伝わりませんが、しっかりと見ているんだよということを行動で示していくと伝わるということを学びました。

主体性を磨くフィードバックが天才的

その上司のフィードバックは、いつも課題と答えを自分で作らされました。

ある課題について、解決策の仮定を作ったら、まずはそれを自分でやらされるのです。

数値がどうなったら理想なの?そのためには何をやるの?

から始まり、実際にやってみてどれくらい数字が変わったの?じゃあ次は何が課題になるの?

といったPDCAのフレームワークを作りながら、全て自分で出来るように仕組まれていました。

今では職場教育の主流となっているコーチングが天才的に上手だったのです。
その後私はその会社の中で結果を残せるようになるのですが、もし新卒であの上司に出会っていなければ、自身の力では結果は残せていなかったと断言出来ます。

最後に

ここまで色々書いてきましたが、結局は愛が大事なんだと思います。

結論がめちゃくちゃ抽象的ですね笑

私が出会った頃の上司の年齢が、ちょうど今の私と同じ年齢でした。今、彼ほどの実力があるかと言われたら、絶対にないと思います。

でも、私もそういう人間になりたいと今でも思います。改めて上司のことを振り返る機会ができてよかったと思います。

また、飲みに行きましょうね(上司さんのおごりで)

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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