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第二言語学習が伸びる人、伸びない人
外国人に日本語を教え始めてはや1年。生徒さんから様々な語学学習に関する悩みを聞いたり、つまづく箇所も見当がつくようになってきました。
そこで「第二言語学習が伸びる人、伸びない人」を短めに綴ります。
では、さっそく本題へ入るんですが、「伸びる人」の定義はとても難しいんですよね。ある方法(例えばシャドーイング)が合う人もいれば、同じやり方をしてもうまくいかないケースも多々あります。よく言われるように「成功の方法に再現性は低い」ということです。
では、伸びている人はどのように説明できるか。それは伸びないやり方を避けている人です。では、どういった方が伸びないのか。。?
それは、「あーそういうことね」ができない人。
つまり、小さな違いにも敏感でどうしてそうなるのかを突き詰めたがるタイプの方です。言語学習が進み、中級者以降はこういった細かい意味や文法の違いを理解することはとても大切ですが、ある程度最初の段階では「なんでこうなるかよくわからないけど、英語では、フランス語ではこういう風に表現するのね」というように、良い意味で受け流して型を習得していくということが大事になってきます。
日本語の生徒さんの悪い例を出すと、
・どうして「〜で泊まる」じゃなくて「〜に泊まる」なんですか?
・どうして自己紹介のとき「わたしが先生です」じゃなくて「わたしは先生です」なんですか?
といった質問ですね。
もちろんこういった疑問を持つことは大切なんですが、あまりこだわりすぎても意味がないところです。そういうものとして決まっているので。
もちろん2つ目の分は「は」と「が」の違いによって説明はできますが、日本語上級者の外国人にとっても難しいこの違いを初心者の方が理解できるはずはないんですよね。それよりも
わたしは学生です。
彼は背が高い。
これが好きです。
りんごがあります。
とまずは型として覚えて、それを積み重ねた上で、「でもそもそもなんでこっちは「は」で、こっちは「が」なんだろう?という段階に進んでいく生徒さんのほうが圧倒的に速くマスターしていきます。
これは英語学習中の日本人の方にも当てはまると思います。なんで三単現のSがいるの?なんで仮定法過去は「would 動詞の原型」なの?といった具合に。
なので、慣れてくるまではそのまんま丸ごと理解(もはや暗記?)してやるぐらいで、徐々に知識や経験がついてきたら、その意味を深ぼっていく。というのが良いのかもしれません😆
語学学習に終わりはないですが、それぞれ自分のペースでがんばっていきましょう👍
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