最近読んだこの本についてまとめたいと思います。
今日はその第1回目です^_^

まず、本書の主張を簡単にまとめると、人と地球環境は一体であり、連続した相互依存の1つのネットワークである。したがってそれぞれを分けて考えるのではなく、双方の健康を実現していくことが大切であるとする。そしてこの考えをプラネタリーヘルスと呼んでいる。

このプラネタリーヘルスを実現するにあたって、それぞれの「腸」と「土」を良質なものへと育てていく必要がある。

キーとなるのは微生物の働き。腸内、土壌内のいずれにしても、この微生物の多様性が高いことが健康のバロメーターになる。決して、なにか特定の種類の菌(乳酸菌やビフィズス菌など)が多いことが健康につながるわけではい。
また、ヒトの細胞は30億〜60億の細胞から成ると言われているが、常在細菌はその比にならない100兆ほどと言われている。そこで、この常在細菌のチカラを最大限発揮させる力を持っているのが近年大注目の食物繊維である。

また、土に関しても、農薬や耕起(たがやすこと)によって微生物はすみかを奪われ、その結果土が弱り作物が育たなくなってきている。そうした土地ではさらに農薬が必要となり、急速に土壌状態が悪化している。こうしたことから引き起こされているのが砂漠化や干ばつである。

次回以降、こうした問題に関する事実や効果的なアプローチについて箇条書きで書き留めていきます😆



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