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世界的に有名な日本の自殺の問題。トルコでインタビューされた件

今日、心理学を専攻していて日本の自殺の要因について研究している学生からインタビューを受ける機会をいただきました。

みなさんなら、この自殺についてどう答えますか?
そんなことをこの記事を読みながら一緒に考えてもらえれば嬉しいです。

まず、簡単に日本における自殺について。
2003年がピークで年間34427人。
その後リーマンショック後から10年連続減少傾向に。
しかし、2020年、コロナの影響もあってか再び増加(20919人)。
特に、女性の自殺が増加したそうです。
また、昔は60,50,40代による自殺が多かったのですが、今は10,20代などの若い世代で多く見られます。

では、この原因はいったいなんなのか?
あくまでイチ個人の意見としてお聞きください。

うつやいじめ、パワハラなどもそうなのですが、なぜそこから自殺につながるのか?
僕は儒教(confucianism)の価値観が大きく影響しているのではないかと思います。(儒教がベースとなっている韓国は自殺率世界ワースト)
日本では、まだまだ根強く残っている儒教の教え。年上を敬ったり、個人の利益よりも全体の利益を優先させようという考え方。それ自体は素晴らしい教えなのですが、行きすぎると危険な思想でもあります。また、余談ですが、聖徳太子の頃から「和を以て貴しと為す」といった言葉も使われていましたね。
こういった考えが、なにか嫌なことや自分に都合の悪いことが起きてもその場の空気や人間関係を壊さないために自分ががまんする、というふうな行動につながっていると思います。

加えて、教育の面からも、出る杭を叩く文化が助長され、ありのままの自分を出せない人間が形成されていきます。
素の自分を押し殺さなければいけない
そのストレスは相当のものではないでしょうか。

こういったパーソナリティの要因に加えて、現代では、「日本の将来に希望が見出せない」、「ベビーブーム(1970年前半)の子世代で経済的に」貧しい家庭も多い」といった外部要因が若者の自殺を促進していると推測します。

具体的な解決策などはまだまだ考えるに至りませんが、なにが言いたいかというと、問題の解決のためには、一人一人がその問題の事実(数字や背景)を知り、その理由を考察していくことが欠かせません。
知らないのに解決できるわけないですよね。
なのでどんなことでもいいのでアンテナを高く保って、まずは知ることから一緒に始めていきましょう!
こんなことを言いたくて、難民問題にはあまり関連性のない自殺というテーマを取り上げてみました。

こういった機会をくれたアンカラ大学の学生さんたちにも感謝ですね^_^
以上です。
もう22:30なのでおやすみなさい^_^

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