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小さなことに目を向けてみる

あなたの人生の目的はなんですか?

幸福学などの記事やコラムを読んでいると、目的意識を持って生きることの重要性が説かれていることが多い。ただ、見つけるのはそんなに簡単なことではない。一度、見つけたと!思ったものが、時が経って色褪せて見えることだってある。

目的意識をもって生きよう!
わかる、わかります、確かにそうでしょう。
自分のまわりやSNS、noteを見まわしても「私はこれをやっています!」な人たちは、人生に意義を見出し、そして幸せそうに見える。

とても羨ましい…。

他人と比較したくはないが、なんとなく自分は今、それを見失なっている。

がしかし、焦って探しても見つからないものはしょうがない。
リセットだと思い、今のそんな状態をも逆に楽しむのもいいかもしれない。
人生の大いなる目的を探すのも大事だが、まわりの小さな出来事に喜び、感謝することも大切らしい。


ここしばらく休校で家庭学習となっているので、子供の勉強に付き添う時間が増えた。6月には学校再開となりそうだが、もう少し付き合うことになる。
昨日の理科は、顕微鏡で小さな岩石を観察する課題だった。(学校から観察用の砂と顕微鏡が貸し出されていた。)
身の回りの物も見てみよう、と塩や味の素などを顕微鏡で覗いたら、「すごい!水晶みたい!」と大興奮。顕微鏡で拡大された塩の粒は、少し透けた感じで、四角く立定的で綺麗だった。ちなみに味の素は、長細くて金平糖のような形をしており、こちらもなかなか綺麗だった。(ヘッダー画像は味の素ではないですw)
毎日、当たり前のように使っている塩の姿を見たのは、初めてかもしれない。ちょっとした感動だった。

顕微鏡なんて何十年ぶりに覗いたけど、普段見えないものが見える、というのが単純に面白くて、子供と一緒に、思わず興奮してしまった。


子供たちは、日々新しいことを学んでいく。(宿題が出されているので、仕方なくやってる部分もあるが…)
昨日できなかった引き算の筆算が今日はできるようになったり、汚かった字が練習して少しだけキレイな字になったり、1cmは10mmである、という事を知ったりする。
そして、そんな小さなひとつひとつの積み重ねがその人を形作っていく。

ふと自分に置き換えて考えてみても、出来ていることはたくさんあるし、小さな学びや経験も積んでいる。家もあり、生活もできている。料理もできるし、山に登ることもできる。この前はルービックキューブ6面揃えることもできた。noteを書いていることも、少し前からは予想もできない変化だ。


人生の意義を見出すことには憧れる。それを持って生きられたら素晴らしいと思う。ただ今は自分を許し、日々の小さな出来事や、自分が持っているものに目を向けて、それによる気付きや感動を大切にしてみたい。
顕微鏡ほど目を凝らさなくとも、少し意識して見てみることにしよう。

もしかしたら普段見過ごしているものの中から、何かを発見できるかもしれない。

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