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【25歳がストリートスマートになるための経済学】#36

経済学とは『社会の資源の最適な分配』を考え『全体として豊かになる』ためにどうすればよいのか、を学ぶ学問のことです。経済を学ぶことは非常に重要です。なぜなら経済の仕組みがわかれば、日々の活動を意識的に行なえ、自信を持てます。仕事にも活かせますし、投資も成功確立が上がり、経済ニュースも身近に感じられるはずです。資本主義社会において、自らの身を置く社会の経済について考える時間を作っていきましょう。

赤ちゃんは生まれてから5歳までに平均いくら消費するか

内閣府によると、赤ちゃんが生まれてから5歳までに、どのくらいお金を消費するかといえば、約115万円といわれています。1年辺り、23万円前後の消費活動をしていることになります。産婦人科で自らが誕生するための医療費、交通費、もちろん食費やオムツの交換、ベビーベッドや洋服。様々な出費が発生します。これを全て勘定する事は困難な事ですが、あくまで平均値という事で見てみてください。

赤ちゃんは無意識に経済活動に参加しているのです。しかし、自覚がありません。経済活動に参加しているという自覚こそが、経済を学ぶ上でも必要になります。誰もが生まれた瞬間に経済を動かす一人の存在になっているのです。

参考文献:内閣府

経済活動に自分が参加している意識を持って行動する

経済は販売者と消費者によって成り立っています。金銭が発生したら経済活動に参加したことに。しかし、現代は、ネット環境の普及により金銭を使う感覚が、あまりないという人も増えています。ネットは世界にとってないと困る存在です。ですので、ネットと経済活動を共存させ、上手く参加する能力が必要になっています。経済活動に参加しているという自覚は、自分に誇りを持たせてくれます。

あるニュースで、夜行バスの運転手が居眠り運転で事故を起こし、多くの人が被害にあったという事を知りました。その夜行バスの運営会社は過剰労働させていたたとしてブラック企業のレッテルを貼られました。しかし考えてみてください。この企業が適切に資源を分配できる余裕が無かった場合、責任はバスを利用していた消費者にもあったのかもしれません。企業が従業員に過剰労働させざるを得ない状態になるようであればもっと従業員の数を増やせるように単価を上げたりして少しでも多くのお金を企業に支払う事を容認すべきではないでしょうか。日本において『もっと安くしろ』という議論は聞いたことがありますが『これで頑張って』とチップを渡すような文化が少なすぎると思っています。これによって消費者はモンスター化し、安くないと買わないような風潮も生み出してしまいます。しかし企業はサービス提供者であって、ボランティアではありません。企業が最適なサービスを提供するためには原資が必要で、その原資はあなた方の消費なのです。いつも自分が利用させてもらっているサービスであれば、企業で働く従業員の方に感謝を述べてチップを渡すような気持ちをもったらどうでしょうか。ブラック企業を作っているのは、消費者であるあなたかもしれません。

僕の友人の一人にアーティストがいます。彼女の絵を僕は始めて10万円で買いました。彼女の絵は素晴らしく、思いが詰まっているのです。そんな彼女の活動を応援したいという気持ちで僕は絵を買いました。その絵の価値は数倍にもなると信じています。だからこそ、僕は絵を買うことでもアーティストを応援したいし、その子か有名になる事であれば積極的に貢献します。有名になればなるほど僕が所有する絵の価値が上がるからです。ちなみに絵の価値が上がっても僕はその絵を手放しません。それは、その絵が大好きだから。もし価値だけを優先するのであれば、他の絵も買います。それぐらい消費者として、彼女の絵の良さと彼女を応援したい気持ちがあるからです。

仮に『昔からの付き合いだから安くして!タダで私に絵を書いて!』という人がいたら、矛盾していて不思議です。なぜならその発言は『お金を絵に掛けるほど今のところ価値が見いだせず、あなたを応援する事もできないけど、将来自分の利益がほしいから、もし価値が上がる可能性があるなら今のうち安く、あわよくばタダでちょうだい』と言っているようなものと認識されます。彼女の今まで努力と情熱を支持する事もせず、絵を利用して金を稼ぎたいという事になってしまいますので旧友としては矛盾です。

商品やサービスに過剰価値を乗せる事は企業側が考えなければいけない事だと思います。ですので高すぎず、安すぎず、マーケットに対して適切な価格を目指して企業と消費者が一緒になって経済を作っていくべきだと考えます。

消費者であるという以上、あなたは世界の経済活動に参加しているのです。

無駄遣いの正体は、自分が非計画的に支出する事

無駄な出費は自分にマイナスをもたらします。自分が非計画に支出することは、経済活動には影響を与えます。しかし、自分にとって必要のないものを買うことで、捨てることになることもあるのです。捨てることになるものやサービスなどを考えてみて下さい。もし、自分が購入しなければ、誰かの元で大切に扱われていたかもしれません。経済活動は無闇やたらにすればよいというものではありません。自分にとって必要なものだけを必要な分だけ購入することが大切です。対策としては、自分にとって必要かどうかを基準に考えてみること。計画的に考えてものを買いましょう。

応援したいもしくは思い入れも無い企業かつ、その場の衝動で計画性無く商品を購入してしまう事ほど無駄な事はありません。身の回りの買い物やサービスを意味のあるものに変える努力をしてみてください。企業は理由があって商品を安くしています。なので、安いからという理由のみで商品やサービスに消費をしていると、理由があって安くなっているものを見る目が肥え、本当に価値のあるものを見る目を養う事ができなくなります。それはもし資本主義社会であなたが稼ぎたいと思っているのであれば致命的です。銀行貯金だけでなく、少しでも投資をする必要がある場面で価値を見る事ができない目になってしまう事を避けましょう。

サスティナビリティと経済の関係

サスティナブルとは「持続可能な」という意味合いです。サスティナブルな活動とは、「自然や環境に配慮した活動をしましょう」という取り組みのこと。たとえば、自然環境を意識して作られたコーヒーは「サスティナブルコーヒー」などと呼ばれます。経済活動をすればいいと思いがちですが、サスティナブルな活動も一緒にすることが必要な時代になっています。自分の経済活動がサスティナブルかどうかを意識してみましょう。恐らく大半は自分よがりの消費になってしまっているはず。自覚ができたら、どうしたらサスティナブルと経済活動が共存できるかを考えましょう。たとえば、太陽光発電などは、経済とサスティナブルをうまく共存させ、活用したビジネスです。周りには上手く共存している例がたくさんあります。参考にしてみましょう。

消費者が経済活動に参加することは、社会全体にとって必須なことです。経済活動が回らなくなれば社会全体も衰退し、自分も生きていくことができなくなります。経済学は自分の消費活動のみならず、政府の景気政策や、企業の行動なども含まれます。マクロ経済やミクロ経済などといった言葉もありますが、ざっくりと経済学を学んでおくだけでも、かなり自分にとってメリットがありますよ。ストリートスマートになるために、消費者としての経済学から自ら積極的に学ぶようにしましょう。

これからもストリートスマートになるために大事だと思う事を発信していきますので、よかったらハートマークの「スキ」ボタンを。彼氏、彼女、友達にも「こういう事言いたかったの!」と思う方はSNSでのシェアをお願いします!なにか一緒に仕事したい、悩みを相談したいという方はTwitterでいつでも遠慮なくDMください。夢を持って頑張る皆さんの背中を少しでも押せたら幸いです。

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