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中島凌太郎
2019年4月6日 22:16
大学生の頃、僕は野球部に所属していた。伝統を重んじる校風を礎とした部活動のレトロな規律は田舎者の僕にとって非常に厳しく、下級生の頃は家を一歩出た瞬間から家に収まる一歩手前まで、常に拍動が下がらないスリリングな生活をしていた。あらゆる規律の中でとりわけ厳しかったのが、上下関係である。ときに非情なほどに厳しく、草食動物でもない限り不可能ちゃうかな?という視覚の死角に先輩がいて、こちらが振り