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自由律俳句 #155

【手すりに雪が積もっていないところ】


手すりに雪が積もっている。
あの狭い面積にも雪は積もる。

手すりが続く先を目で追っていくと、
雪の積もっていないところがあった。

雪のないところは誰かが掴んだからだろうか。
雪と一緒に手すりを掴んだのだろうか。

冷たかっただろうか。
このくらいなら気にならなかっただろうか。

途切れた雪の積もりが、
見えない誰かを想像させた。


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