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全国採用の転換で応募者が10倍に!フルリモート環境でもオペレーショナルエクセレントな会社を目指して。

私が経営しているワンマーケティングは、1972年設立の古い会社です。私の父が大阪の谷町に創業した会社で、前身は印刷会社です。1980年代に5階建てのビルを建て、マックスで40名ほど働いていたと聞いてます。
私が入社したのは、2002年です。当時も関西の顧客だけを頼りに新規開拓をしていました。それはやはり場所の問題です。関西のビジネスは当時低迷しており、顧客開拓もほんと苦労しました。

転機は、2014年くらいです。WEBからぼちぼちお問い合わせが入り出し、東京への足掛かりができたきっかけは、某複写機メーカーのおかげでした。
まだ事務所もなかったので、慌てて探したのを覚えています。初めは、なんとなく青山が良さそうと思い契約しました。すこし東京が軌道に乗り出したのは、2015年あたりから。VAIOさんの仕事をきっかけで、東京での採用を始めることになります。

ちなみにVAIOさんの事例は以下の通り。古い記事で、ご登壇いただいた方もそれぞれ転職されましたが、どうぞご覧ください。


初めての東京での採用は、なかなか大変でした。レンタルオフィスで、私が一人でやっている怪しげな会社はなかなか苦労しました。それでも入社してくれる方が少しずつ増えていきました。それにつれて東京のお客様も少しずつ増えていきました。
その結果、週4日は東京。金曜日か、月曜日は大阪。火曜日からは、始発の新幹線で東京へ。みたいなことを2020年3月まで4年間続けていました。
結構ヘトヘトでしたが、なんとかやってきました。新しいエリアで人脈なし、コネなしでビジネスやるってほんと大変だなー、と実感してます。

忍び寄るコロナ

コロナは当社に大きな転換となりました。急激にお客様からWEB会議で、という話が増えていきました。初めはお客さんも当社も慣れない中、早くにzoomのアカウントを取得して実践していきました。私も東京へ行く機会が、1/3になりました。
東京のスタッフも出社に1時間かかってますという方も多く、これはリモートでやったらいいのでは?ということで、2020年3月にはフルリモートへの道を歩んでいくことになります。
新規のお客様もリモート、コンサルもリモート。絶対無理とされていたことが案外いけるんじゃね?となりました。むしろ移動時間の短縮、会議も効率的な進行となり、スムースな対話ができることを実感しました。ただ一方で社内の対話が減ったのは事実です。

コロナ禍に取り組んだこと

チャットツールをslackに。タスク管理をwrikeに。ウェブ会議はmeet、teams。目標管理、1on1管理はカオナビに。なによりも一番の成果はslackかな。slackはお客様のプラットフォームで参加したくらいでしたが、いざ社内で使ってみるととても便利。当社では基本、オープンチャンネルで皆が見れるようにしてます。大きくは顧客毎、チーム毎、広報、周知などの社内連絡、salesforceやmarketoなどのツール毎などのTIPSテーマもかなり盛んに更新が進んでます。最近は、私の方もちょっとしたメッセージ入りで挨拶を投稿したりしてます。出張続きで対話出来なかったメンバーとも、むしろ対話が進むようになりました。

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WEB会議での全体会議は週に一回。持ち回りで皆の挨拶で回してます。スタートのタイミングは挨拶のトーンがわからないと思うので、5、6回は僕の考えてることをテーマにお話ししました。
一応、その時のルールはカメラをオンに。プライベートな問題はあるけどこの日だけは是非!ということで、これが良いです。時にお子さんの姿が見えたり、ホッコリしますね。やっぱり元気な顔は見たいものです。あと、毎週やってるのが勉強会です。社内のメンバーがテーマを考えて毎回色々なテーマで実施してもらってます。たまにはゲスト講師を招待してでの勉強会も実施してます。

制度の拡充

制度については、リモート手当ということで、5000円と寸志ですが、設定しました。そのほかスマフォとPCの貸与はもちろん、必要な人はモニタなども貸与しました。それでも交通費が不要となり、会社の経費はかなり削減できました。ほんとウィンウィンです。交通費や交際費はもちろん出張経費は、全体の1/5くらいになりました。勿体無いなー、と今でも課題なのが、やはり東京オフィスのレンタル費用と大阪本社ビルです。東京は念のために置いている状態で、いまもガラ空き状態でどうすっかなー、というのが検討事項です。
いずれにしても今後お家で仕事をしてもらうためにも、もっと快適に仕事ができる環境を作っていけるようなアイデアを考えていきたいと思ってます。

全国集客、全国採用の検討

見込客の集客は基本ウェブなので必然的に全国からですが、コロナ前は東京、神奈川、大阪、京都、兵庫というエリアに限定してアプローチを行ったましたが、ここにきて、エリア関係なくねー、となりまして今はお客様に求められる限りどこでもやります。もちろんセミナーは全部ウェビナーに。いまのところまだ地方のお客様とのお取引はまだありませんが、ぜひ沖縄とか、北海道とか、東北とかのお客様ともご縁が有ればぜひ仕事してみたいです。

お客様へのアプローチと同時に取り組み出したのが、全国での採用です。去年の10月から思い切って全国での採用を進めることにしました。
まずはマーケティングポジションとディレクター、インサイドセールスです。めちゃくちゃ応募きました。ざっと普段の10倍くらいの数です。もちろん事業への興味とともに、働く場所による制約が無いというのはとてもインパクトが大きいようです。

そして色々な方と面接をしていて気づいたのが、結婚、出産、介護、実家にどうしても戻らないといけない理由から辞められている方がいかに多いか。
ライフステージが変わったせいで、いまキャリアを積んできた仕事を手放さなければならないってどうなんだろう?とふと思ったわけです。フルリモートで働けるならば、これはきっとアドバンテージになると正直思いました。
とはいえ、フルリモートの課題は沢山あります。
新入社員の教育、労務管理、セキュリティ、営業の対話精度、個人のオンオフの切り分けなど。でもこれは当社の裏ミッションで、フルリモートの環境下でもオペレーションエクセレントな会社を目指したいと思ってます。

今回はここまで!最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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