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僕たちはみんな孤独だった

今日はなんだか体調が良くない。そして、こんな日に限ってやることがたくさんある。明日に持ち越したいところだが、締め切りがあるから休むわけにもいかないのが辛いところ。

そして、一人暮らしで体調が悪くなるなんて最悪だ。誰も助けを呼べないし、呼べるような人もいない。「ああ、孤独なんだな」って、絶望に似た諦めのような感情を抱いてしまった。

さて、孤独を感じる瞬間は、一体いつだろうか。

夜、目が覚めて隣に誰もいないと気づいたとき。好きでもない人と寝てしまったときの明け方の帰り道。異性とお酒を飲んだのに終電で1人で寂しく帰るとき。仕事が終わらず夜な夜なPCに向かっているとき。深夜のコンビニに独りで足を運ぶとき。大勢の誰かといた、事後。

孤独を感じるのは、たいがいが夜。朝に孤独を感じることもあるけど、朝は街に繰り出せば誰かがいるから、孤独からすぐ逃れられる。でも、夜は孤独を感じたとしても、街に人がほとんどいないから、孤独から抜け出しにくくなっている。

夜に考えごとをしたときは、いつも後悔をしてしまう。また冬が近づくと、人恋しい気持ちがより強くなり、孤独であることを恥じてしまう節がある。とはいえ、孤独が自分を強くすると願いたい自分もいて、孤独であることを恥じる必要がないと懸命に訴えかける自分もいる。

では、孤独はそんなに悪いことなんだろうか?

人は誰もが独りで生まれ、独りで死んでいくと聞いたことがある。その言葉を聞いたときは、「孤独なのは自分だけじゃない」と安堵したし、孤独も案外悪かないと思うことができた。

言葉にできない孤独。孤独と戦い続ける人間。誰もが孤独を迎え、誰もが孤独について悩む。孤独から逃げたくなる場合もあるが、大抵が失敗に終わり、孤独と向き合う羽目になる。

今年の春に、「孤独を愛せ」という記事を書いた。

当時の自分によると孤独は、「自分の心の声に従うための最良の手段」みたいだ。とはいえ、孤独は辛い。孤独を感じる恐怖から逃れるために、人は人を求める。

孤独はいつだって寂しいし、怖いものだ。いつ終わるかわからない恐怖と戦い続け、勝ったり負けたりを繰り返す。孤独に負けそうなときは、人肌が恋しくなり、孤独に勝ったときは、自分でもよくわからない無双モードに突入する。

ふとしたときに感じる孤独感。いや、孤独だと感じていないだけで、ずっと孤独だったのかもしれない。誰かと心を重ねたとしても、人の実態が1人だという事実は変わらないし、魂までは混じり合わないのがその証拠。

僕たちはみんな孤独だった。

だから誰もが孤独からは卒業できないし、孤独を受け入れなければならない。

孤独そのものが悪いんじゃなくて、孤独を受け入れることができない小さな器量を抱いている自分が悪いのかもしれないね。




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