見出し画像

映画『シグナル』をみる


☆★★★★
※ネタバレ注意です


予告編を90分みているような作品だった。


大学生が宇宙人と接触するはなし。



この作品、原作があるんでしょうか。

理系の大学生のふたりがハッカーを追う。

主人公の下半身が不自由。

主人公とヒロインがこれから遠距離恋愛になる。

謎の変な婦人。

謎の変なトラック運転手。

などなど。

映画あるあるで中盤以降に点と点が繋がるってよくあるけど、

この作品はどれも繋がってそうで繋がってない。

謎は最後まで謎で、いろいろなことが匂わせで作品が終わってしまう。

映画みおえた後、原作みてディテールを掘り下げるタイプなのかなと思いつつ、そこまで調べようとも思わなかった。



宇宙人と接触して謎のラボみたいなところに収容されて、自分の秘めたるパワーに目覚める。

このあたり、『AKIRA』っぽい。

終盤、主人公が超高速で走る姿は、『AKIRA』というか、『寄生獣』っぽいですね。

AKIRAや寄生獣っぽさがありながら、AKIRAみたいに街中を破壊したり、寄生獣のようにニセモノの母親と戦うこともなく、この作品は話の序盤で終了してしまう感じ。



2014年の作品。

当時のインスタとかで流行っていたような映像。

当時のティーンエイジャーの恋の話って感じのフィルターなんだけど、実際はSFスリラー。

そして80年代の香港映画みたいにやたらスロー映像を多用している。


映像科の学生がこれでもかってくらい映像技術を盛り込んで作ったような見応えでした。


美術館にリピート再生されている作品のように頭からっぽにして映像を感じる見方がいちばんあってそう。


中盤から主人公の男の子のアップが多くて眉毛が濃くて地毛なのか気になって仕方がない。

あとヒロイン。『レディ・プレイヤー 1』のヒロインの方ですね。作品のなかで彼女がひときわ輝いてました。






DVD版の方がジャケ写が良い。


近未来予想図とオタク度と日本の皆さんみてみて!がつまった作品。
家族みんなでみても気まずい思いすることなく安心してみれます。


音楽担当の芸能山城組。いまも夏になると新宿でイベント「ケチャまつり」を開催してるんですよね。行ってみたし。

今年もやるぞ、ケチャ祭り。


『シグナル』の終盤の主人公の走り方が『寄生獣』ラスボスの後藤っぽい。


うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。