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【超かんたん おいしい】コーヒー自家焙煎のススメ (道具・やりかた・おいしくなるコツ)

(約3,000字 5分でよめます)

もっとみんな煎ればいいのに。

コーヒーの自家焙煎のはなし。

超かんたんです。

そして超絶おいしいです。

あのシアトルコーヒーよりうまいです。

よっぽど、え、この金額だすの?ってコーヒー、

焙煎したてのコーヒーをだすこだわりのお店チックなお店の味、

より、おいしいかはわからないけど。

つか、そんなコーヒー飲んだことないけど。

でも、一般的に気軽にのめるコーヒーのなかではダントツです。

まちがいない。だって自分で煎って挽いて淹れたコーヒーだもの。

これより、じぶんでできるコーヒー豆の自家焙煎について、手順にそって説明します。

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はじめに

さいしょに注意点。ガスコンロをつかいます。火のもとやヤケド等にご注意を。

あと、煎ってる間は煙がモクモクします。十分な換気をしてください。

うちは平気ですが、環境によっては火災報知器が反応するかもです。

以上、うちはフツーのマンションのキッチンで3年ほどやって平気ですが、

やるときはオトナの判断で、自己責任でお願いします。


生豆の購入


はい、まずは生豆をかいましょう。

ぼくは近所のコーヒー豆屋さんで買ってます。

通常、1kg300円ほど。

安いものは1kg100円です。

10kg買っても1,000円。

煎ると水分とぶから、それでも焙煎された豆は800gくらいになる。

カルディとか、安くても200gが500円くらい。

おトクです。そしてうまいです。


近所にコーヒー屋さんがなければ、アマゾンで探しましょう。

こちらでも10kg1000円くらいからあります。

このあたりの価格帯がオススメ。



準備するもの


コーヒー豆の自家焙煎に必要な道具は、

ざる(ラーメンとかお湯切るやつ)、かき混ぜ棒(うちは泡立て)、ガスコンロ、換気扇。以上。

あと、あればいいのは豆しぼり。

これは、すんごいカワイイやつ。


自家焙煎するとチャフといって、コーヒー豆の皮みたいなものがとびちるので注意。

そうじ機ですえば問題ないです。

わが家ではこのセット。これでチャフ対策、最強です。


あと、換気扇は不織布みたいなもので事前にコーティングしましょう。

チャフのすいこみを防いでくれて、のちのち換気扇のそうじがラクです。


下準備

豆が手もとにきたら、はじまり。

まずは豆をざるにいれます。

最初は50gくらい。少量から慣れましょう。

手でかき混ぜながら、豆を観察します。

欠けているもの、われているもの、色がわるいもの、ありませんか?

それ、欠点豆といいます。

味がおちるので取りのぞきましょう。

ポイントは、おいしくなさそうな豆はとろう、です。


でも、あまり神経質にならなくてもだいじょうぶ。

取りのぞくのはせいぜい全体の1%くらい。今回だと数粒。

さて、欠点豆をとったら、ざるのなかの豆を水でかき混ぜるように洗います。

かるくすすいで、水きって。

そして、できれば豆しぼりやタオルでゴシゴシ豆をふきます。

水で洗うことで豆に混じった不純物をとります。

そして豆しぼりでゴシゴシすることで、豆のまわりの皮(チャフ)をおとせます。

なので火にかけた後のチャフのとびちり防止になります。


焙煎


ここまできたら、ガスコンロ、オン。

火は中火。

火の高さの2倍くらいの高さにざるをセットしましょう。

あとはまぜる棒でひたすらかき混ぜます。


火の高さに注意しましょう。

コンロの火の高さの2倍の上あたりにざるをセット、です。

これよりざるがちかいと、煙がではじめたり、一部の豆が焦げたりします。

そのときはすこしざるの高さをあげましょう。

だいたい豆が小麦色になって、香ばしいにおいがしてくるまで7,8分が目安です。

それよりもはやくて、煙がモクモクするようなら、火に近すぎです。

ざるをあげましょう。

はじめてから10分たっても、豆が小麦色にならないときは火から遠過ぎです。

もっと近づけましょう。

コーヒー豆って、火にかけてるとハゼます。

ポップコーンつくると、ぽんぽんいう。あんなかんじ。


1ハゼ

豆が小麦色になってきたあと、1ハゼがなります。

音は「パチパチ」。わかりやすい音です。

だいたい目安ははじめてから7〜8分ほど。

けむりがモクモクでたら、ざるを火からすこしはなしましょう。

なるべく連続してパチパチ音が聞こえるように、ざるの高さを微調整します。

パチパチパチ!!!と音が連続しまくりでけむりモクモクなら近づきです。

パチ。。。。。。。。パチ。。。。。。。。。。と間隔があきすぎなら火から遠いです。


2ハゼ


はじめてから12分ほどたつと、パチパチ音がすくなるときがきます。

2ハゼのまえです。

2ハゼは最初、ちょっと気づきにくい。

でも1ハゼパチパチ、元気にパチパチして、しばらく鳴らなくなって、

そのあと「プチプチ」っといいだします。

そして2ハゼが本格的になるとモクモクしだします。

これが2ハゼの目安。

急にモクモクします。

なのでざるを火からすこし離してください。

2ハゼがスタートすると一気にプチプチプチっとします。

そして豆は黒っぽくなって、脂がでてテカテカしてきます。

ぼくはこのへんになったら火を止めます。

いちばん好きな飲みごろです。

ざるのなかの豆はしばらくプチプチはぜて、けむりもでます。

換気扇のしたに置いておきましょう。

夏なんかはざるの下からうちわであおいで冷やします。

熱が人肌程度にさめたら、ビンにうつしかえて、完成です。

おつかれさまです!

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焙煎したてを飲もう!

さっそく焙煎したてのコーヒーをいれてみてください。

せっかくなので手でぐるぐる挽くと、雰囲気でます。

お湯を沸かして、お湯をちょっと注いで。。

できたてで、まだ豆からガスがでてるので、

お湯をちょっとさすと、もくもく泡が膨らみます。

めちゃインスタ映えするやつです。

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1分ほど蒸らしたあと、ゆっくり、ゆっくりお湯を注いでください。

あとは自分で煎って、挽いて、淹れたコーヒーをたのしむだけ。

味はいかがですか。

トロトロ、コクっと、香り、味ともに、未経験の美味しさではないでしょうか。

もう、この味をしってしまうと、いつものコーヒーショップの味に満足できなくなるかも、です。

それが、コーヒー豆の自家焙煎の、デメリットかも。


コーヒーの淹れかたはまずはこの一冊で。

おされでわかりやすい。いまは中古でめちゃやすい。



さいごに

以上で、今回のはなしは終わりです。

なるべく実際、自家焙煎するながれにそって書きました。

まずは読んで、イメージのなかで擬似体験して楽しんでください。


おいしいコーヒーに、必ずしも高級な豆や機材は必要ありません。

すくなくともぼくは、自分で焙煎した豆、自分で挽いて淹れたコーヒー以上のものは必要ありません。

コーヒーの生豆があれば、あとは家にある道具でなんとかなります。


外出先で気軽にのめるコーヒーは、どうしても焙煎してから時間が経ってしまいます。

すると、豆は酸化してしまいます。だから味も酸っぱかったり、にごったりします。

焙煎したてのコーヒーをのむと、そのちがいがわかるようになります。

もちろん、気軽にのめるコーヒーもおいしいです。

スタバやセブンのコーヒーものみます。

でもちがいがわかるようになるって、大事です。


おいしいコーヒーを飲むのに、そんなに時間はかかりません。

これまでかいた自家焙煎、トータルで30分ほどでできます。

まずはつぎの週末、はじめてみませんか。




このはなしのつづきはこちら。



番外編:きょうの一冊

もともと自家焙煎をはじめたきっかけはこの一冊から。

この本がてもとにあったら、自家焙煎はムテキです。

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