4歳児と発泡スチロール - 創造力を育むための自由と大人の器
「あれ?どこ行った?」
朝から全力で4歳のボスと全力で遊んだため、午後にはエネルギー切れで私がウトウトしてしまいました。
目が覚めると、ボスの姿はなく、全く新しい光景だけが残っていました。
ボスと発泡スチロール
昨日は朝から自宅で時間を過ごそうか考え、
予定通りのレゴやかくれんぼから始まりました。
ランチの後、家に発泡スチロールがあることに気づきました。
4度目の正直で買ったプリンターの箱に入っていたものです。
(インクジェット型だと暑さでヘッダーが乾いてしまうため、レーザープリンターに切り替えました。笑)
あとで掃除機をかけると覚悟し、ボスに発泡スチロールを渡します。
ボスは期待を裏切りません。
すぐにロボットに変身してくれました。
しばらくするとちょっと飽きてきて、ポンポン叩いて大きな音を出し始めました。
下の子が昼寝から起きてしまうといけないので、
叩く行動から気を散らさねばと思い、
「ロボットに色を塗りたい?」
と聞くと即答のYes.
過去の過ちから学び、ちゃんと水性ペンを持ってきます。
人は痛い経験をすると学びます。
水性ペンを手にしたボスは、発泡スチロールにどんどんお絵描きを始めます。
静かに集中していたので、私は知らない間にウトウトしていたようです。
パッと目を覚ますと、ボスは目の前にいませんでした。
「あれ、どこ行った?」
目の前には寝る前にはなかった光景がありました。
「やられた!」
ハサミで発泡スチロールを切り刻んだ後、お菓子の袋もしっかり刻んでありました。
「あれ? この右上の発泡スチロール、なんか濡れてる?」
恐る恐るドアを開けると、そこには一人の科学者/アーティストが黙々と実験をしながら最高傑作を作っていました。
発泡スチロールのくぼみに水を入れ、
水性ペンを入れると色がにじみ出てくるようで、
色を混ぜて新しい色を作って楽しんでいました。
「あっ!」
この発泡スチロールが倒れ、水が飛散します。
ボスはすぐに
「拭くから大丈夫。」
とティッシュを持ってきて自分で拭きます。
そういえば、先日幼稚園で色水を混ぜて新しい色を作る実験をしていたところでした。
"I mixed purple and yellow."
"This is a new color."
こんなことを言って色を作ってはこぼれて、拭いてを繰り返しました。
自由から生まれた創造力・想像力
子どもの想像力・創造力は果てしない。
この光景を見て、私は改めて感動してしまいました。
私が寝落ちすることで生まれた自由かもしれませんが、目の前にあるリソースを最大限に活用し、発泡スチロールと水性ペンと水で見事に遊びを作り出しました。
寝起きの私は笑顔で
「これとこれを混ぜると何色かなー。」
とどんどん試させました。
どうせ水性ペンなので、こぼれても拭けばいいんです。
ボスが自ら生み出した最高の遊びに付き合いました。
もしかすると、別の方からすると、発泡スチロールを散らかして、色をつけてこぼして、と言う姿はしつけの対象として判断され、叱るパターンかもしれません。
自己肯定感、創造力が必要とされる時代。
私はボスの自発的行動に自信を持って欲しいと感じ、一緒になって色を混ぜました。笑
散らかしたものは片付ければいい。
しばらくして、私はボスと一緒に「白いツブツブ片付けゲーム」で拾いました。
掃除機も手伝ってくれました。
「自分の自由にやらせてくれた、受け入れられた」
と感じたのかもしれません。
この時にパッと思いついた言葉が「自由と規律」という言葉でした。
自由を与えられ、自立したその先に自制心が表れる、つまり自由と規律は互いにつながっているもの
そう書いてあったMapleさんの記事を思い出しました。
以前には、車用のモップを水に浸し、筆として使ったこともありました。
私が考える遊びなんかより、はるかに楽しい遊びを作り出す能力を子どもは持っています。
最後に
✅ 子どもは遊びを生み出す天才。
✅ 創造力を育むには大人側の多様な視点と受け入れられる器が必要。
✅ 自由と規律は繋がっている
子どもの創造力を育むには、大人側の忍耐、多様な視点、長期的な視点、受け入れる大きな器が必要だと改めて感じさせられます。
レゴ型教育、創造力、言葉が理解できても、
この力を育むのは根気が必要です。
一緒に楽しみながら、良い体験を作って行きたいものです。
子育て関連記事はこちらマガジンに入っています。
🌍 サイトマップ 🌍
🌟 みんなのPTAサークル 🌟
🎧 みんなのPTAラジオ 🎧
🌟 これからの家庭教育 🌟
いつもnoteを読んでいただきまして、ありがとうございます。 サポートいただいた際は、私からのサポートに使わせていただきます。 記事をきっかけにみなさまと繋がることができれば幸いです!