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世界のkindergarten186

2021/03/28
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週は世界の保育園を散歩。
本日紹介するのは、コロンビアにある保育園(DAY CARE)です。

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今回も幼稚園ではなく保育園をご紹介します。
コロンビアにあります、山岳に沿って建築されています。
ここの保育園では、地域の特製も合わせて環境からこどもに視覚情報としてデザインすることに着目して計画されています。

この地域では、熱帯乾燥地域に位置しているため、太陽との付き合い方、そして山岳から得られる緑と風をこどもに伝えるようにしていることです。
熱帯乾燥地域ということもあり、こどもには熱・風という自然を体験して環境とどのように向き合っていくのか。
も合わせて考えられています。
素晴らしいですよね。
こどもの時に、環境との対話、体験、経験が大人になった時に必要な基礎となっている。
ということを理解しているからこそ、できるデザインですよね。

なので、太陽の熱というエネルギーをどのように分散させているのか。を体験できるように格子やパーゴラを用いてデザインされています。
なので、こどもたちも気付くということから始まります。
日常と照らし合わせて、保育園では涼しく感じる。このような気付きから、なぜ、園舎は涼しいのか。という発想につながります。
そうすると、面白いのが目に入ってくる情報をもとにいろんな体験・体感から感覚として色々考えることをしていきます。
この時に、体験と体感から仮説を本能でやっているので、こどもの可能性がどんどん広がるわけですよね。
全て、0歳から5歳の時が一番大きく可能性を広げることができるのも、上記の要員があるからです。
なぜなら、知識や理解という能力がまだ備わっていないので、何度も体験・体感しそして想像する。
を繰り返すことができるからですよね。
想像がくっきりできるようになると、予測へと繋がる。というお話しもたくさんしておりますので、ここでは簡単にお話ししますね。
予測ができるほどの想像力を身につけるということは、何度も同じ体験・体感をしているということですよね。
1日に20-30回とこどもは何度も繰り返す。それを毎日本能でやりつつづけるとどうなりますか。
そうです、シチュエーションとして、たくさんの絵が創れるようになりますよね。
そうすると、その絵をもとに予測。ということができるようになる。という事です。

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この園では、乾燥地域という舞台を長所として捉え、どのようにしてこどもに視覚情報としてのきっかけづくりのデザインを提案しています。
なので、この地域だから出来るアイデアという事ですよね。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/644518/parque-educativo-de-uramita-fp-arquitectura?ad_medium=widget&ad_name=category-day-care-article-show


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