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世界のkindergarten187

2021/04/04
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週は世界の保育園を散歩。
本日紹介するのも、幼稚園ではなくドイツにある保育園(DAY CARE)です。

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今回は大きな木の中にこどもの環境を考えてのデザインとなっています。
観て触れてというところは全て樹木です。
なので、壁、屋根、垂木全てにおいて木のデザインを採用していますので、大きな樹木の中で生活しているように工夫されています。

大きな特徴は
木の中で過ごせるようにしているんですが、近くに農場があるので建物自体は平屋建てとしていることです。

なので、こどもたちには農場から見た時に屋根の緑化が目に入るようになっています。
屋根を緑化することで得られるのは、環境のことでも感じるように太陽の熱が建物に入りにくいようになっているので、木漏れ日と同じように木の温もりで暑い時も寒い時も、木と緑に覆われているので、暖かい空気を感じることができるように環境のことも踏まえてデザインされています。

廊下も広くデザインされていますよね。
そして廊下部分は屋根の一番高い部分でもあるのでとても開放的な空間となっています。
こどもは、廊下という概念がなく遊べる空間として認知することになるので、教室以外でも遊べる場所があるということで、思考を働かせどのようにして遊ぼうかとも考えて過ごせます。

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とても面白いですよね。
開放的でかつ、木漏れ日のようにトップライトを設けているので、暗く感じることもありません。
こどもは目に観えている情報が全てです。
そこから、どのようにして遊ぼうかと考えるのが0歳から5歳の本能です。
この本能を環境からどのようにして刺激し、そして可能性を広げる活動へと誘うかが私たちのデザインがとても重要となってきます。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/931837/trumpf-day-care-center-barkow-leibinger?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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