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世界のkindergarten39

2020/08/07
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、デンマークにある幼稚園(kindergarten)です。

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ここの幼稚園のおもしろい試みは、交通の見える化、そこからどのように学ぶのかを実践した幼稚園です。
なので、わざと死角を作ったりして体験させています。
そうすることで、何が起こるか想像できますよね。

そうです。
こどもとこどもの接触が起こります。
ドーンとぶつかることもあれば、後ろからドンと当たってしまうこともあります。
これって重要ですよね。
交通ルールを教えるのではなく観て、感じた通りに行動することが重要だという認識を設計者と運営者の意図をすごく感じます。

体験したことでしか、こどもたちは頭にイメージを作り出すことができないので
この、学びは素晴らしいですよね。

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わざと、死角を作りそこに人がいるのではないか。
というイメージを持つことも、何回も何回もぶつかって初めてイメージできるようになります。
ここで重要なのが、ぶつかった時の感情が記憶に定着させてくれます。
なので、危ない。
という感情ではなく、痛い。という感情が小さい頃からイメージできると
私たちが危ない。と教えなくてもイメージによって理解へとつながることになります。

こどもは、絵としてみているので、文字情報とかは理解できないですが、そのリズムを感じて行動するようになります。

なので、床に描かれた三角や四角はこどもたちがどのように感じるかはその子の感性から出てくる行動です。
これを指摘せず、見守ってあげられる大人がいればいつか
「あれ?」
「違うのかな」
という疑問が芽生えたりしていきます。
全てにおいてこどもたちの選択をさせてあげる環境へできることが重要ですよね。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

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また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/548350/traffic-house-mlrp?ad_medium=widget&ad_name=category-kindergarten-article-show



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