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作家・ライターのための「編集者の心をわしづかみする極意」③裏技篇

長く物書きを続けるには、才能や運が必要である。

私はこの説に大反対。私のように才能や運がなくても10年以上物書きを続ける方法があります。

私は大手広告会社に30年間営業として勤務しながら、作家活動を15年以上しています。「気配りスキル」を得意とし、著書10冊、メディア露出は50回以上、大手ネットメディアの寄稿は100本を超えました。

凡人なのに長く物書きを続ける秘密は編集者との付き合い方にありました。

そこでその極意を「行動篇・企画篇・裏技篇」の3回に分けて紹介しようと思います。今回は「裏技篇」となります。

■編集者の心をわしづかみする裏技とは?


デジタルテクノロジーの進化が止まらない現代。
テレビ会議なんて当たり前。AIの進化で文章すらも自分で書くことがなくなりつつある時代になりました。

そんなデジタル全盛期の時代だからこそ、一周まわって「アナログ技術」がとても大切になりました

あなたは編集者とどんな付き合いをしていますか?メールやTV会議ばかりで、よくよく考えたら半年くらいは会っていないなんてことはないですか?そんな状況のあなたでは、10年以上長く物書きを続けることはできません。なぜなら人は感情で動く生き物だからです。

デジタルは確かにたしかに便利で、効率的です。でも効率では人の感情は動きません。一方、アナログは不効率。しかしやり方によっては感情を動かすことができます。現代のコミュニケーションにおいては「デジタルとアナログの二刀流」が最強なのです。次から物書きのためのアナログ術を詳しくお話ししたいと思います。

■わしづかみする裏技①会いに行く


「初めての仕事」「プロジェクトの完成後」「新年度や年末年始」など、仕事をしていると直接顔を見て挨拶をした方が良いタイミングがあるものです。そんなときあなたは、編集者に会いに行っていますか?わざわざとか面倒くさいと思うのは大敵です。「やっぱりこの人はきちんとした人だ」と思ってもらうには、生の挨拶に叶うものはありません。「人は顔を見る」「場を共有する」というアナログの行為に価値を感じる生き物です。

■わしづかみする裏技②手土産を渡す


私はこれまで一流と呼ばれる3,000人のVIP(ベストセラー作家含む)と交流し、彼らの成功の秘密を研究してきました。その中のひとつに「彼らは手土産を多用している」というものがありました。値段は3,000円程度。でも相手のことを考え、自分の足でわざわざ手土産を買いに行っていました。またベストセラー作家達は、編集者だけでなく営業部にも手土産を持って行っていたのが印象的でした。営業は本を売る本丸です。でも著者からはおざなりにされている。しかし彼らのやる気が上がればまさに鬼に金棒。長く愛されていくに決まっています。

また何をあげてよいか迷うのであれば「宮内庁御用達」のお菓子がおすすめです。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「宮内庁御用達_お菓子」と検索すれば、数多くの名品が出てきます(意外とリーズナブルな値段ばかりです)。相手にお渡しする際に「宮内庁御用達です」と言えば、すごいものをいただいたと喜んでもらえますよ。

■わしづかみする裏技③お礼状を書く


あなたは手紙を書く習慣を持っていますか?年賀状を数年前まで、、、なんて人は物書き失格。文筆家を名乗るなら手紙を書く習慣を持ちましょう。そして面会のお礼・出版のお礼など、何か機会がある度にお礼状を書くようにしましょう。たしかに最初は面倒くさい。でも慣れてくると不思議なもので、無意識ですらすら書けるようになっていきます。SNSやメールだけでお礼を済ます人がいるからこそ、手書きの礼状が光るのです。字は汚くでもだいじょうぶ。むしろ汚い方が「下手なのにわざわざ手紙をくれた」という感動につながります。ぜひ試してみてください。

■まとめ


長く選ばれる物書きは「感動」を編集者に仕掛けています。そしてデジタル化が進んだ今こそ、アナログで簡単に感動を仕掛けられます。デジタルとアナログの組み合わせこそが、編集者の心をわしづかみする裏技なのです。

☆お知らせ☆
普通のサラリーマンなのに15年間作家を続けた結果、節目となる10冊目の本が4月24日に発売されることになりました。
デジタル全盛期の今だからこそ、アナログ技術で失敗ないことが重要になっています。誰も教えてくれないアナログ技術が満載です!


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