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初一人旅の思い出②(憧れのエミレーツスタジアムへ)

大学3回生の夏休みに、これまでやったことのないことをしてみたい気持ちから、思い切ってイギリス・ロンドンへ初めての一人旅をすることにしました。

せっかくなので、初一人旅の思い出を残しておこうと思います。今思えば、私がその後いろいろなところに行って、写真を撮るようになった原点のような旅だったように思います。


前編(1~3日目)はこちら


ロンドン旅行記-後編-

4日目 |9月23日(日)

今日は、ロンドンにきた大きな目的のひとつであるサッカー巡りの1日になった。

昨日と同様、ホテルのフロントで天気を尋ねた。15℃で雨が少し降るとのことだ。

まずはチェルシーと同じくロンドンをホームタウンにする、アーセナルの本拠地・エミレーツスタジアムに向かった。私はプレミアムリーグ全体が好きだが、あえていうならアーセナルファンだ。

エミレーツスタジアムの最寄駅は、Arsenal駅。もちろんアーセナルからきている。ロンドンの地下鉄の駅名で地名以外が駅名となっているのはここだけとのことだ。

エミレーツスタジアム
とてもカッコいい
アーセナルが「ガナーズ」(砲撃手)の愛称で親しまれているのは、軍需工場の労働者がクラブ創設の主体となったため
アンリ選手の銅像。アンリ像の横で、偉大なるアンリと写真を撮ってとファンの方に頼まれた

エミレーツスタジアムでは、事前に調べていたスタジアムツアーに参加することにした。試合のない日は、いつでも参加できるらしい。日本語にも対応したオーディオプレイヤーを聞きながら、スタジアムの中を見て回った。先ほどのアンリファンもツアーに参加していた。

エミレーツスタジアムのピッチ
VIP観覧席

ツアーには多くの人が参加していた。アーセナルというチームは世界中から愛されているチームだと実感した。ちなみにアーセナルサポーターは、世界に1億人はいるらしい。

実際に選手が使用するロッカールーム
トレーニングルーム
試合用ユニフォーム
宮市亮選手#31のユニフォームも
これでミーティングをするのだろうか
選手入場ゲートを通って、ピッチレベルまで入ることができる
選手と同じ場所に立って、テンションは最高潮に
プレス対応ルーム

帰りにショップでユニフォームやグッズを買ったり、チームのミュージアムに寄ったりした。エミレーツスタジアムでのひとときは、とても幸せなものとなった。

午後からは、ロンドン屈指の歓楽街であるピカデリーに行った。駅から出た瞬間、とても綺麗な街並みだった。ただ、このあたりからかなり雨も強くなったきた。朝ホテルのフロントで聞いてた予報より天気はよくないようだ。

ピカデリーでの目的は、今日マンチェスターのエティハド・スタジアムで行われるアーセナルとマンチェスター・シティとの試合をスポーツバーで観戦することだ。

目的の試合の前にも、マンチェスター・ユナイテッドとリバプールの試合がバーでは放送されていて、すでに店内は大盛り上がりだった。私もビール片手に観戦することにした。

アーセナルの試合が始まると、当然ここはロンドンなので、ロンドンを本拠地とするアーセナルのチャンス時や得点シーンでは、周りの人と大いに盛り上がることができた。試合結果は1-1のドローでスッキリしなかったが、サッカーの本場のスポーツバーで観戦できてとても楽しかった。

夕食はガイドブックに載っていたレストランでサーモンステーキを食べた後、今晩もホテルのバーで飲んだ。これまでおそらく3日連続で飲んだことはないが、旅行中はこれで3日連続で飲むこととなった。今日は赤ワインを頼んだ。

5日目 |9月24日(月)

今日は、終日観光できる最後の日だ。いつも通り、ホテルのフロントで天気を尋ねた。11℃で火曜日にかけてずっと雨とのことだ。

実際に昼過ぎくらいまでは、雨も風もかなり強く、かなり肌寒かった。そんな中でも、ウェストミンスター寺院・ビックベン(国会議事堂)・ロンドンアイ・セントポール大聖堂・タワーブリッジ・ロンドン塔といった、ロンドン観光の有名スポットを一通り巡ることができた。悪天候の中でも、付近を流れるテムズ川のある風景はとても綺麗だった。
ビックベンは特に壮麗だった。事前予約が必要だったのか、館内には入れなかったが、地下鉄駅から出た瞬間に見えた建物の優美さは忘れないと思う。
ロンドン塔は中世の城塞で、城壁に囲まれた場所を見て回った。お城好きにとっては、終始楽しいところだった。

今日は1日かなりの距離を歩いて、かなり疲れてしまったので、夕食はホテルのレストランで食べることにした。イギリス料理定番のフィッシュ&チップスを初めて食べた。

夕食後は、ホテルのバーで飲んだ。今日はスミノフというお酒を初めて飲んだ。あまりに美味しかったので、2本も飲んでしまった。

6日目 |9月25日(火)

今日は遂にロンドンを出発する日だ。ホテルのチェックアウトは、チェックイン時と違って、一瞬で終わった。
ホテルからヒースロー空港までは行きと同じく地下鉄で向った。空港での手続きや乗り継ぎも行きと同じで、スムーズにこなすことができた。行きに感じていた不安はとうに吹き飛んでしまっているようだ。

7日目 |9月26日(水)

ロンドン旅行最終日は、飛行機の中で迎えた。飛行機の中では、今回の旅を振り返りながら、最後の日記を記した。初めての一人旅はとてもいい経験になったと思う。また機会を見つけて、海外へ旅をしたいと強く思った。


これが私の初一人旅の記録です。

この旅の経験がきっかけで、その後国内外問わずいろんなところに行って、写真を撮るのがより好きになったように思います。

また写真や文章で記録する大切さを改めて感じました。10年以上も前のことにもかかわらず、写真を撮り、日記に残していることによって、こうして思い出を物語ることができるとともに、記録を振り返ることで、当時のことをはっきりと思い出すことができるからです。そのような過去の記憶は、今でも自分の心を豊かにしてくれます。

お気づきかもしれないですが、5日目途中からの写真がありません。親から借りて持っていったデジカメの充電がなくなったからです。当時はカメラもやっていなくて、カメラに充電が必要なことが頭になく、充電器も持っていかなかったのです。けれども、文章を残していることによって、写真のようなビジュアル的な記録は十分ではありませんが、旅の足跡を辿ることができました。

もしかすると写真と文章は、相互に補完的なところがあって、写真だからこそ残せる記憶、文章だからこそ残せる記憶があるのではと思いました。たとえば、写真は感覚的な記憶・文章は思考している記憶といった具合に。今回の旅の思い出は、写真だけでは記憶を記録できない部分や、文章だけでも記録できない部分があるのだろうと思います。

このnoteを書くことで、写真や文章、さらには動画といったいろいろな媒体で旅先や日常の体験の記録を残していくことが、いつか大きな価値になると改めて感じました。


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