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初一人旅の思い出①(イギリス・ロンドンへ)

私は、大学3回生の夏休みにイギリス・ロンドンへ初めての一人旅へ行きました。

大学3回生の夏も、自分は今までと同じように夏休みを無為に過ごしていたと記憶しています。このままでは何かいけないと思い、これまでやったことのない有意義なことをしてみたい気持ちになっていました。

同じ年の春休みに、友人たちと台湾へ旅行に行きました。日本と同じアジア圏で、旅程の大半はツアーだったにも関わらず、自分にとって初めての海外旅行はとても刺激的な思い出でした。街で目に・耳にする外国語、日本では目にしない物をいつもと違う通貨で買い物すること、異国の街並み、そのどれもが自分にとっては新鮮でした。大学生の間に他の国にも行ってみたいと思いが自然と溢れました。

旅先にイギリスを選んだのは、台湾の次は、日本からより遠くでより文化的にも離れてるように思うヨーロッパに行ってみたい、なかでもロンドンを選んだのは、当時イングランドのサッカー・プレミアムリーグを観るのが好きで、サッカー関連の場所も行ってみたいと思ったからです。

ロンドンでゆっくり旅行するには移動込みで最低でも7日間くらいはほしい。大学生といえども、友達との遊びの予定やバイトもある。残された夏休みで旅行できるのはこの期間だけだろう。私は旅行会社のサイトから、4日後に出発するフリープランを予約しました。海外には1回しか行ったことがないし、一人旅は初めてです。少しの不安もありましたが、このタイミングで誘えるような友人もいないし、もともとひとりで行動することは苦でないタイプだったので、思い切ってひとりで行くことにしました。

せっかくなので、初一人旅の思い出を残しておこうと思います。今思えば、私がその後いろんなところに行って、写真を撮るようになった原点のような旅だったように思います。

ちなみに当時から10年も経過して、旅の思い出を記すことができるのは、親から借りたコンデジで撮った写真を残していたのと、旅の途中、毎夜日記にその日の出来事を書いていたからです。改めて、写真や文章のもつ記録する力に驚かされました。


ロンドン旅行記-前編-

1日目 |9月20日(木)

いよいよロンドン旅行が始まる。
関西国際空港までは、通学定期券と「関空ちかトクきっぷ」を利用して980円でいけた。

夕食は空港ですき家の高菜明太子牛丼で済ました後、チェックインを行った。搭乗手続・出国審査とも、一人旅の不安をよそに、何事もなくあっけなく終わった。

飛行機はカタール航空だけあって、スタッフはほどんど外国の方だった。彼らの話す英語があまり聞き取れず、先行きが少し心配になった。
機内ではイングランド・プレミアムリーグの2011~2012シーズン総集編という番組があったので、英語の耳慣れのために見て、寝ようと思う。
これからの旅行が楽しいものになり、無事に帰ってこれるように願いながら。

2日目 |9月21日(金)

2日目は飛行機の中からスタートだ。機内ではほとんど寝るか機内食を食べるかしかしていない。

まず、乗継地のドーハに到着した。「ドーハの悲劇」で有名なドーハだ。
ドーハの気温は30℃だというらしいが、飛行機から降りた瞬間、サウナのような蒸し暑さだった。
乗り継ぎにも不安を感じていたが、フライト案内を眺めていると、スタッフの方に案内していもらい、すんなりと乗り継ぎできた。

カタール空港内には、資生堂やSONYといった日本のメーカーのお店もたくさんあった。
次の飛行機を待っている間、ベンチの隣に座っている中国人に中国語で話しかけられた。中国人と間違えられたようだ。彼はマンチェスター行の飛行機に乗るらしい。

ドーハからロンドン・ヒースロー空港行の便に乗り、遂にロンドンに到着した。日本から計18時間の長旅だった。

空港からは、地下鉄でホテルまで向かった。乗車するのに、ロンドンのほとんどの公共交通機関で使えるプリペイド式ICカード、「オイスターカード」を買おうとしたが、券売機の日本語表記にしても、イマイチ買い方がわからず、結局普通の切符を購入した。

地下鉄の乗り方は日本とほぼ同じだ。空港から出ているPiccadilly Lineは、途中、地上を走っていて、ロンドンの街並みがよく見える。大阪市営地下鉄の中津駅以北のようなイメージだろうか。

車窓からの眺め

宿泊するホテルは、Russell Square駅からすぐだった。
チェックインするのに、ロビーにたくさんの人がいて、少し時間がかかった。

スーツケースを部屋に置いたことなので、最初の目的地として大英博物館に歩いて行くことにした。
近くにロンドン大学があったので、途中キャンパス内を散策した。

自分の通う大学と似ているレンガ造りの校舎


大英博物館
有名なロゼッタ・ストーン

大英博物館の次は、コヴェント・ガーデンというところに向かった。
歩いている途中、イギリスらしいさらさらとした雨が降り始めた。

コヴェント・ガーデンはマーケットやおしゃれなブティックが建ち並んでいて、賑やかな雰囲気だった。

夕食を買った屋台のおっちゃんは私が日本人とわかったらしく、「ありがとう」と言ってくれた。「Good nightはなんと言うの?」と聞かれたので、「おやすみ」と教えてあげた。

ロンドン初日の夕食

ロンドンの夜は、日本の同じ時期に比べるとかなり寒かった。7時頃には街灯も少なく、夜道が暗かった。

3日目 |9月22日(土)

今日は7時に起床して、ホテルで朝食を食べてから、外にでた。

ホテルのフロントの人に今日の天気を尋ねた。16℃で雨は降らないだろうとのことだ。

Russell Square駅で昨日買えなかったオイスターカードを買うことにした。オイスターカードを買うには、紙幣が使えないことがわかった。駅員さんにコインに両替してもらい、無事買うことができた。

ロンドンの地下鉄

初めての乗り換えも、日本の地下鉄の乗り換えよりはるかに簡単だった。

London Victoria駅
多くの路線の乗換駅だけあって、人が多い

今日はバッキンガム宮殿から巡ることにした。

バッキンガム宮殿の南側に位置する「王室専用の厩舎(馬小屋)」、ロイヤルミューズ


宮殿前の衛兵交代式を見物する人々
多くの人に囲まれてほとんど見えない
カメラだけでも撮ろうと手を伸ばす


宮殿付近の街並み


周辺には首相官邸や国防省、外務省といった政府機関の建物もたくさんあった。

国防省

近くにある公園のいすで座って休憩していると、管理者らしき方に” Please 1.5ponds”とお金を請求された。どうやら公園のいすに1時間座るとお金を請求されるらしい。よくみると公園のみにくい位置にその旨が書かれた看板があった。


まだ15時で夕食まで時間もあったので、St James's Park駅から地下鉄に乗り、イングランド・プレミアムリーグでロンドンをホームタウンにする、チェルシーの本極地・スタンフォード・ブリッジを見に行った。

スタンフォード・ブリッジ
フランク・ランパード選手
フェルナンド・トーレス選手
ジョン・テリー選手
ディディエ・ドログバ選手

駅にはユニフォームを着ている人も多くいた。今日は試合があるようだ。
着いたときには試合が始まっていて、スタジアムの隙間から試合をのぞいた。場内は、外からもわかるほどの熱気だった。いつか自分も観戦してみたい。


Charing Cross駅近くのお店で食べた夕食


ホテルまでの帰り道、屋台のおじさんに日本語で話しかけられた。ロンドンの人から見ると自分が日本人に見えることは何だか不思議だ。その方は、日本語が上手で、神奈川に住んでいるヤマモトさんというガールフレンドがいるらしい。

日が長いロンドンでも7時を過ぎると外は暗くなる。ロンドンの夜は9月末はかなり寒いので、ホテルに戻り、ひとりバーで飲んだ。サッカー中継のCMでお馴染みのハイネケンというビールを初めて飲んだ。


後編(4~7日目)はこちら


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