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文章を書く時に気をつけていること4選

今日の投稿は、僕が文章を書いている上で気をつけていること4選をお話ししていきます。

文章を上達するために、多くの本を読んで勉強してきました。その中から、大事な4つのポイントを押さえて普段文章を書いています。

僕が参考にしている本です。

では、早速僕が文章を書くうえで気をつけていることを説明していきます。


気を付けること4選

・一文は短く書く
・見た目をととのえる
・わかりやすい言葉を使う
・文章の型を意識する

一つずつ説明していきます。

一文は短く書く

読みやすい文は、シンプルに書かれている。これは、多くの本に書かれています。実際に読みやすい文章も非常にシンプルです。

では、シンプルに書くには、どうすればいいのでしょう。

「よけいな言葉を削っていく」これがシンプルな文を書くのに必要なことです。無駄な言葉を使わずに、簡潔に書くことが大切です。

例えば次のような文章があります。

大学の4年間は、社会に出る準備であるため、学生は、多くの経験を在学中にやっておくことをオススメする。

どうしょうか。意味は、なんとなくわかりますよね。ですが、もう少し短くした方が伝わりやすいのでは、ないでしょうか。

例えばこんな感じに

大学生活は、社会に出るための準備期間です。学生は、いろんなことにチャレンジしていきましょう。

どうでしょう。上の文章よりも、一文が短くなっています。こうすることで、リズム感が生まれます。読み手にもより伝たわりやすい文章になります。

見ためをととのえる

文章を書くのに、見ためなんて関係ないんじゃないの?と思うかもしれません。ですが、見ためはめちゃくちゃ重要です。

次の二つの例文を比べて見てみましょう。

高齢化の進行と、今後確実に見込まれる人口の減少は、特に経済成長や社会保障制度を中心とする公的部門に与える影響との関連で、我が国経済社会の将来に対する大きな懸念材料となっている。少子・高齢化の進行は、経済成長による所得水準の向上や医療技術の進歩、人々の価値観の変化等に伴って各国共通にみられる現象であり、我が国に限られた問題ではない。しかし、我が国における少子・高齢化は、他の先進国と比べてそのスピードが非常に早く、従来の制度のままでは様々な問題が生じる。高齢化・人口減少による影響を緩和するためには、まず、子どもを欲しいと思う人々が子どもを生み育てられる環境を整備することにより、行き過ぎた出生率の低下に歯止めをかけることが重要である。さらに、例え出生率が反転したとしても長期間に渡って続くと見込まれる働き手の減少の影響を緩和するため、現在、就業意欲があるのにも関わらず、必ずしも十分にその能力を活用できていない女性や高齢者の就業を促進することが求められる。
高齢化の進行と、今後確実に見込まれる人口減少は、経済成長や社会保障制度を中心とする公的部門に与える影響との関連で、我が国経済社会の将来に対する大きな懸念材料となっている。

少子高齢化の進行は、各国に見られる減少であり、我が国に限られた問題ではない。

しかし、日本は他の国と比べて少子高齢化のスピードが早い。そのため、上来の制度のままでは様々な問題が生じる。

この問題を緩和するために、子どもを産み育てられる環境が必要である。
それに、職業意欲があるのに子育てなどで十分に力を発揮できない女性もいる。そこで、そのような女性の就業を促進することが求められる。


いかがでしょうか。少し文章は、変えてみましたが、下の方が圧倒的に読みやすかったのではないでしょうか。

このような読みやすい文章を作るには、

①「余白」を作る
②ひらがなと漢字のバランス

①「余白」を作る

ここでいう「余白」とは、何も書いていない白い部分のことです。余白を作ることで、読み手に負担をかけない文章になります。

上の例文は、余白がありませんでした。そのため、文章を読みづらくしていたのです。一方で、下の例文は十分な余白があります。文章も非常に読みやすくなりました。

②ひらがなと漢字のバランス

漢字とひらがなのバランスを使い分けると、文章の見た目を劇的に変えることができます。

漢字とひらがなのそれぞれの特徴を説明していきます。

漢字 多い:硬い印象、読みにくい
漢字 少ない:やわらかい、読みやすい

具体的な割合は、ひらがな:漢字=7:3を心がけましょう。どちらかに偏りすぎてはいけません。バランスを重視しましょう。

文章を書くときに見ためを気にする人は、少ないと思います。しかし、人に読んでもらうためには、見ためにも注意していきましょう!

わかりやすい言葉を使う

多くの本にもわかりやすい言葉を使うということが書かれています。ここでいうわかりやすい言葉とは、中学生でも理解できる言葉で書くことです。

文の中に難しい漢字・言葉があるだけで、読むのをとめてしまいます。

難しい言葉を使うときは、その言葉を一般的な言葉に置き換えましょう。

ミーティングは、若い社員と中堅社員とのシナジーを大切にしている。そのため、それぞれのスタンスを持つことが重要である。

中学生からしたらよく分からない文章ですよね。これで、どうでしょうか。

会議は、広い年代の社員の意見を大切にしている。そのため、それぞれが自分の主張を持つことが重要である。

専門用語を使うときでは、解説を付けくわえておくことが大切です。専門的な単語だけでは、書き手はわかっても、読み手は理解できるとは限りません。

ですので、読み手がわかるような文章にしていきましょう。

文章の型を意識する

文章が書けない人は、型を意識している人が少ないと思います。

型には大きく2つあります。
①結論→説明→補足
②序論→本論→結論

①結論→説明→補足

この型は、先に結論を述べて文章を書きます。主にビジネスの場面で使わるれことが多いと思います。

一番最初に結論を述べることで、読み手が知りたい情報を的確に伝えることができます。最後まで読まなくても概略がつかめるので、読み手の時間を減らせます。

結論を読んでも足りなかったら、次につづく説明を読むことで補うことができます。

また、文章に説得力を持たせたいなら、結論→理由→具体例→結論(PREP)で書きましょう。

結論:〇〇であると私は考える。

理由:なぜなら〇〇である。

具体例:実際に、〇〇のような事例があります。

結論:よって、私は〇〇であると考えます。

②序論→本論→結論

この型は、論文やレポートで主に使われます。

論文は、ビジネス書とは違います。求められるのは、結論の正しさではなく、結論に行きつくまで過程だからです。

序論:扱うテーマと問題点を提示
本論:問題点の原因を分析
結論:結論を提示

ここで大事なのは、論点を一つに絞り込むことです。一つになることで、結論も一つになります。


以上がわたしが文章を書くときに、気をつけていることです。これを気を付けるだけで、今の文章よりもより読みやすく、わかりやすい文章になること間違いありません。

本文を読んで納得していただいた方は、ぜひ今日からでも実践してみてください。

今後も文章力によりいっそう磨きをかけていきます。応援よろしくお願いいたします!

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