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【完了】南アフリカで見てきた学校の「意外な」課題。隙間時間を未来に繋げる、これならちょっと力になれるかもな企画のご提案です。 #ナナ先生の時間割

南アフリカ・ケープタウンに2週間弱滞在していたん中で、思いもよらず考えるきっかけをいただき、結果、小さな行動に出てみることにしました。ちょっと読んでもらって、もし賛同してくれたら、一緒に行動してもらえると嬉しいです。


-----12/2更新(note投稿して1日後)-----

こちらのnote発表からインスタを中心にたくさんの方に拡散いただき、たった1日余りで85名以上の方から、12/2 23時現在、219,246円の寄付をいただきました😭 本当にありがとうございます。即行動しようと思い amazon.com/amazon.co.jp のサイトからnote末にある【2】【3】のナナさんからいただいたwish listを全て購入して送付を完了しました!
シッピングに時間がかかりブラックフライデー/クリスマスには間に合いませんが🥲彼らの夏休み後、来年1月以降、到着予定です🙇‍♂️ナナさんは3月まで滞在予定なので、なんとか間に合いそうです。無事に彼らの元に届きますように。
引き続きいただいたお気持ちは、note末にある15日まで有効のpaypayQRコードが機能するまで受付けます。ここからいただいたお金は(追加購入)か、現金で振り込んで彼らの教材やプリント印刷費など(こどもたち負担らしい😲)教育現場の小さな充実を図る資金にしていきます。本当にありがとうございます。
僕たちが、何か大きなことじゃなくても、できる小さな「ご縁」。これはきっと大きな岩を動かすことができると思います。それを実感した1日です。お気持ちを送ってくださった皆さんお一人、お一人に、心から、感謝です。
日本人大学生:ナナ先生と、大瀬良 亮


以下が、プロジェクト「#ナナ先生の時間割」の発端の記事です。


きっかけは、見知らぬ女子大生からのメッセージ

この行動に至るきっかけをくれたのは、僕がケープタウンで楽しくやってるストーリーを見た女性からのメッセージでした。

こんにちは、はじめまして!いまケープに滞在している奈々と申します。ケープに滞在されているようなので連絡させていただきました☺️もしタイミングが合えばお会いしたいです〜!🍒ケープ滞在、お気を付けて楽しんでください🌱

ケープ!?整髪剤かよってツッコミながら読んでたのはここだけの話

どんな方からDMをもらったのだろうとプロフィールを覗いてみたら、どうやら女子大生。「20歳の大学生が休学してアフリカで小学校の先生をする記録」と書いてあり一気に興味が湧きました。アフリカの学校に単身乗り込み、授業をしている、と。なんという勇気。アラフォーの男(俺)なんか南アフリカに来る前、散々怯え散らかしていたというのに。

連絡をくれたナナさんのインスタには”一見”微笑ましい写真が並ぶ

ナナさんが残した”記録”を追いかけてみると、そのほとんどが誰もが微笑む"日本人教師が子どもたちにとても愛された光景"である一方、時折強く刺さる言葉が、"記録”として残っているのがとても印象的でした。

  • 学校の授業には時間割が用意されていないから試験的につくってみたけどうまくいくかわからないから、あまり期待しないようにする…

  • 3ヶ月、別の国で研修を受けて戻ってきたら、家庭の事情で退学していたり、政府の指示で母国に強制送還された子どもたちがいてとても悲しい

  • 学校に校庭も体育館もない。だから体育の授業がない。授業がないから子どもたちは、教室内で先生の目を盗んで暴れ回ってしまう…どうすれば…
    (多少の編集を僕が加えています🙇‍♂️)

ユニセフからも、ユネスコからも、聞いたことがない、現場of現場の声。「教育の機会が奪われて…」みたいな話のレベルではなくて「時間割がない」「体育の授業がない」というとってもミクロな現実問題。ナナさんのストーリーを読んではじめて知る、アフリカの教育現場。

直接話をしたい。僕は彼女に「学校に伺わせてもらえないか」お願いし、彼女はそれを快諾してくれました。

Osera Ryo on Instagram: "インスタでダイレクトメッセージをくれた、日本人女子大生のナナさん @nanaputh が働く南アフリカの私立の学校に、潜入させていただきました。 南アフリカのリアルな教育現場からだからこそ見える諸問題を少しシェア。 1. 何らかの理由で義務教育を受けられない子供達の学校は月に約6,000円でここに通う。 2. 治安が悪いので外で遊べず、校庭もなく、彼らの身体能力は日本人以下だったりする(走れない、からだかたい、すぐ疲れる) 3. 公園で体育の授業してみたら、警備に怒られる出禁に。 4.民族による教育機会の格差は大きい。彼らと違う民族というだけで彼らにとっては脅威を感じる存在になりうる。 5. 彼らの将来は医者になって人々を救いたいと考えている。。 色々,考えさせられる最後の日。" Osera Ryo shared a post on Instagram: "インスタでダイレクトメッセージをくれた、日本 www.instagram.com

どうにか「体育」の授業をつくってみた、ら。

校庭がない、体育館がない、だから体育の授業がない。そう聞いても大半の人が「放課後に外で遊べるんじゃないの」なんていうかもしれないけど、そんな日本の常識は通じません。

子どもたちだけで外で遊ばせるという選択肢は、彼らには用意されていないんです。学校を出れば町に彼らの安全は確保されていないのです。親は片親か、共働き。親が仕事を終えたり休みを取ったりして迎えに来て、直行直帰するまでは学校待機するしかありません。校庭も体育館もない学校と、家の往復が、彼らの日常なのです。1時に終わって、3時とか4時まで学校でただただ過ごす。そんな日常。

これをみかねたナナ先生、用意した時間割に「体育」の授業を挟み込み、いよいよ近くの公園で児童たちと円を囲み、体操を開始。彼らが青空の下で元気よく腕や体を動かしている様子がインスタグラムにアップされています。

ななさんのインスタのストーリーハイライトは、ドラマのような展開が続

おぉナナさん、なんという行動力…!彼女がいるおかげで、体を動かす機会が増えていくなんて、本当に日本の誇り!よっ!日本代表!なんていう画像も束の間、その後「順調なのはここまでだった」と。

公園のセキュリティがやってきて(公共の場であるにもかかわらず)許可のない利用は禁止、公園を追い出され、挙句「出禁」になってしまった、と。これが南アフリカ、肌の色の差別は、今もなお、色こく残っているんだと。彼女が残した「焦らない、焦らない」の言葉に、彼女の思いが伝わります。

束の間の「体育」でナナ先生がわかったのは、日本の子どもたち以上に基礎体力がなく、すぐ息が上がり、走ることができないアフリカの子供たちだったということ。

アフリカの子どもたちのことを、僕たちは勝手に「ものすごい運動力」だと思ってた…。本来の、彼らの文化から離れて、現代の西洋システムを中途半端に取り込んだことで、隙間の穴にすっぽりとはまってしまった、そんな感じなんだろうか。教育の機会を叫び、彼らに教育の機会が与えられないという…そして基礎学力どころか、基礎運動能力も、ままならない、と…。

この待機時間に何をするかといえば、今は、ボロボロになったポケモンカードをみんなで見せ合ったり、他愛もない話を続けたり。特に何をするわけでもないのに、なぜか、突然喧嘩が始まったりして、何かこう「パワー」が有り余っている感じ。本当に元気。僕たちが訪れた際も、彼らには一大イベントで、ずっと僕たちの話を聞いてくれるんだけど、ひえぇ、これが毎日かと思うと、先生業というのは、本当にご苦労様です、と心底思います。

3時間の隙間時間に彼らができることはないか。

そもそも、授業の質も決して高くありません。給料も上がらない中で教師のやる気もありません。子どもたちが縦横無尽に校舎を暴れる様子に「今、休み時間ですか」と聞いたら「いいえ、授業中です」と。まさか、どうみても昼休みの光景です。見渡す限り、教科書に向かっている子はいません。集中力、マナー、向上心、そういった言葉は、この学校には見当たりませんでした。

こんな感じで、何することもなく、彼らは1時間、2時間と過ごす

身体が鈍った彼ら。でも体育の授業を作るには時間がかかる。家の近くがダメなら、少し遠くに連れてっていってはどうかと思ったけれど、もっと危険に晒される可能性もある(バスジャックも日常茶飯事だし)。

1時に終わり最大3時間は何することもなく過ごす彼ら。授業中の集中もなく、叱って覚えさせるみたいな教育は一切効かない彼ら。さぁ、そんな彼らに何かできることはないだろうか。「将来の夢」を聞けば、皆「医者になって、誰かの役に立ちたい」という彼らに、身体の体操は難しくても、頭の体操の時間に変えることができるんじゃないか。

未来につながる隙間時間に。

そこで、僕は直行直帰のための隙間時間に「知育玩具」で遊べたらいいのでは?と閃きました。外で遊ぶことはできなくても、中で過ごす時間が、もっと有意義に、選択肢が広がらないか。プレステがある必要もないし、ネットフリックスが見れなくてもいい。1,000円〜3,000円前後の、知育玩具が1つでも多く彼らの手に届いて、暇を持て余した彼らの待ち時間が、少しでも夢に一歩近づくきっかけにならないか。

ここからクリック

120人の子どもがいるので、当然1つ送ったところでは足りないはず。僕が全員分送るには、まだまだ財布が薄っぺらい。それでも1人や2人分を送ることはできるし、そして、僕ができるなら、もっと他にも興味を持ってくれる人がいるんじゃなだろうか、と。

ナナさんに連絡し、知育玩具のギフトを提案。「何が欲しいかウィッシュリストを作ってほしい」とお願いしました。

僕は、よく温泉旅館にある日本人にも馴染みのある「パズル the-T」をプレゼント

知育玩具で彼らに可能性を、僕だけじゃなくてあと数人でも賛同してもらえたらな、って。僕は素人。このアイデアが本当に彼らにとって意味があるものかわからないし、体育ができない彼らの根本の解決には至っていないのは確かです。ただ、あの2時間〜3時間を教室内で少しでも有意義に過ごせるきっかけが増えれば。僕にできることは非力だけれど、それでも何かひとつでも変われば。そんな思いで、このnoteを書きました。

世の中、ブラックフライデーからのクリスマス...ですが、彼らにブラックフライデーを。そしてクリスマスを。直接届けてみたい。一緒に、手を繋いでくれる人が、一人でもいてくれたら幸いです。

色々、やり方はあるかもしれないのですが、1個でも、彼らの「隙間時間」が未来に役立つ時間になればと思ってます。お知恵をお貸しください。


ご協力いただく方法

【1】「とりあえずpaypayするから送って」と言ってくれる方へ!
大瀬良が私欲に使わないことをちゃんとわかってもらえる、信頼のある方からなら、paypay/paypal、声かけてもらえば、それらを使ってこちらでよきに今回のcauseに合わせて活用させていただきます。とりあえず500円でも1,000円でもいいので送ってもらえたら。こちらで必ず彼らの未来につなげます。

paypay QRは15日間有効らしいので、15日まで受け付けます

【2】(直接送りたい!)ナナさんがアフリカで作ってくれた直接Amazon.comのウィッシュリストから、購入していただければ1週間で届きます(amazon.com (日本版amazon.co.jpとは違う)のアカウントを持っている必要があります。  →全て送付完了しました。(12/2)

【3】(直接送りたい!その②)ナナさんが日本のamazon.co.jp で作ってくれたウィッシュリストから、購入も可能です(一部エラーが出たり数量が「2」以上でないといけないと表示が出ます) →全て送付完了しました(12/2)


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