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老人福祉センターで、レッド・ツェッペリンを大音量で聴く

とてもおもしろい記事が目についたので紹介しよう。

「大音量でレッド・ツェッペリンを聴く」会 老人福祉センターが〝クッソとがった〟イベントを開く理由

話題になったのは、横浜市にある「老人福祉センター横浜市戸塚柏桜(はくおう)荘」の8月の催しだ。もし私が横浜に住んでいたら、絶対参加しているね(笑)

まず「老人福祉センター」という場所から、ハードロックというジャンルを誰が想像するだろうか? まさに度肝を抜かれたイベントだ。しかも大音量で聴くだなんて素晴らしい!

金沢所長曰く「〝遊び〟ですよね。どこもやっていない、新しいものがやりたくて」

施設の利用者の大半は70歳以上。「60歳は〝老人〟って感じではないですよね。みなさん、若くて、ばりばり働きながら、余暇を楽しんでいます。こういう施設は敬遠されがちのようです」

若いうちから、老人福祉センターという場所を知ってもらえたらという願いがありました。「『自分にはまだ関係ない』と思ってほしくないんです。体が動くうちに接点を作って、社会とのつながりが途切れないようにしてもらえたら」

老人福祉センター所長の言葉

老人福祉センターは、私のような元気な人間は行くことがない。私はまだ60歳だからということもあるけど、70になっても80になっても縁のない施設かもしれない。しかしこんな企画をされると絶対行く。毎月あったら絶対行ってしまうだろう。それこそ所長さんが言われている「遊び場」の提供なのだ。本来の目的をしっかり遂行されていると感心する。

老人ホームや介護施設では、音楽と言えば童謡や唱歌となる。それはその時代を生きてこられた人だから今はそれでいいと思う。しかし今の70代はビートルズ世代だ。そして60代はハードロックも台頭している。ある意味、時代のニーズに合わせていくことも必要だと思う。

老人は音楽が足りていない

ところが、老人ホームに入居するような人は、そもそもあまり音楽に興味のない人が多いような気がする。これはあくまでも私の主観だけれど、これまで見ていてそんな気がする。

それからもうひとつ。音楽に興味のない人は認知症になりやすい傾向にある気がする。これも主観だ。私は高齢者に音楽を聴くようにお勧めしている。ラジオでもいいし、カセットテープでも何でもいい。昔よく聴いていた曲でもなんでもいい。衰えていく人を見ていると、音楽が足りていない。音楽は脳のビタミン剤だと私は考えている。もう一度言うが、主観だ。

80歳でも若々しい人はジャズを聴いていたり、ジャニーズが好きだったりする。もちろん演歌でもクラシックでもいい。とにかく生活の中に音楽があるかないかで、ずいぶん変わっていく気がしている。

70歳以上の高齢者に、「家の中で音楽かけているか?」と尋ねると、99%の人が聴いていない。興味がないらしい。だから部屋の中はいたって静かなのだそうだ。静かだということは、耳に刺激が入っていない。だから退化していくのではないだろうか? これも主観だ。音楽家でも認知症になった人がいるので、絶対という話ではない。

老人福祉センターに「レッド・ツェッペリン」を楽しみに聴きに来る人は、将来的に老化する速度は遅いのではないかと勝手に推測する。しかも大音量で聴きたいわけだ。普通の老人は、大音量を好まない。ハードロックを聴かない人に言わせると「うるさい、わからない、気持ち悪い」などと言う。好みだから仕方がないのだけれど、ではジャズだったらどうなるのだろうか? もしジョン・コルトレーンを大音量で、となった場合、きっとたくさん来るだろう。ジャンルが変わっても大音量を好む人は、それなりに若々しい人が来るのではないかと推測する。そのうちディスコもやっちゃったりしてね!(笑)

さて、あなたはどうだろう? 日頃から音楽聴いていますか? もし新しい音楽も聴き続けている人であれば、老化速度は遅い可能性がある。とくに認知症になりにくいのではないかと勝手に推測している。音楽はとても素晴らしい。どんどん好きな音楽を毎日聴いてほしいものだ。私はこれからIronMaidenを大音量でかけるとしよう!(車の中で)


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