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2声対位法 第3類 対旋律を作る練習 一歩進んだ音楽理論 対位法編 Part 8
今回は2声対位法 第3類における対旋律をつける練習を行います。
こちらも活用して練習してみましょう。
1 長調の場合
やることは第1類、第2類と変わりありませんが
・なるべく反行を用いること
・順次進行を多く用いること
・1小節1和音
・関節連続8度、5度などの禁則に気を付ける
これらを念頭におき、綺麗な旋律線を作れるように練習してみましょう。
例題はこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1678722124389-dXJFdpeSIQ.jpg?width=1200)
いきなり対旋律を作っていもかまいませんが、もし難しいと感じたら先に強拍に来る音だけ決めておいてもよいでしょう。
できあがったのがこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1678722124393-iB88KUQr8v.jpg?width=1200)
全体的に上がって下がってを繰り返すような旋律にしてみました。
最後から1小節前ではIIの和音を設定しているので、経過的に導音を通るようにします。
2 短調の場合
短調の場合は旋律的短音階(メロディックマイナースケール)の第6音、第7音が使用できます。
例題はこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1678722124388-3jzjhkaGu4.jpg?width=1200)
下に対旋律を書くので、第2転回形ができないように注意しましょう。
できあがったのがこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1678722124368-RidsjpM1PG.jpg?width=1200)
こちらも上がって下がってを繰り返すような旋律にしてみました。
7小節目の二拍目で一時的に第2転回形になっていますが、3拍目に基本形に戻ることで例外的に許されます。
3 協会旋法の場合
協会旋法では最後から1小節前の度数の制限はありません。また下が対旋律なら1小節2和音が許されます。
例題はこちらです。(へ調のリディア旋法)
![](https://assets.st-note.com/img/1678722124336-oNRnuLZgCK.jpg?width=1200)
下が対旋律だと自由度が減りますから難しく感じますね。
では、できあがったのがこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1678722310101-sjQR3SL5ww.jpg?width=1200)
今回は最後から1小節前で1小節2和音にはしませんでした。これは絶対ではないので自由に行って構いません。
4 終わりに
下が対旋律の方が難しいと思うので、そちらの方を多めに練習することをおすすめします。
次回は2声対位法 第4類 移勢(シンコペーション)を学んでいきます。
よければ他の記事もご覧ください。
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