各年代のマラソンへの動機、走力、かけれる時間、お金

自分自身は20歳からフルマラソンを走り出し、20代、30代と走ってきて、今シーズンからが40代。いろんな走るコミュニティに参加してきていろんな年代の人に出会ってきて、タイトルの項目が各年代で全く違うのを感じました。

一覧にして整理すると、こんな感じです。動機はあるほどマラソンを走る人が多い、つまり、各年代の人口と置き換えれるとします。
マラソンは他の趣味に比べれば、お金はかからない、でも時間は割かないと走力は上がらないので、使える時間のほうが重要と思います。

    20代 30代 40代 50代 60代以上
動機  ✕   △  ◯  ◯  ✕
走力  ◯   ◯  △  △  ✕
時間  ◯   ✕  △  ◯  ◯
お金  ◯   △  ✕  △  ◯  

ここからは、各項目についてです。

走力

おおよそ20代後半が最も高いとされていて、男女の日本記録もここです。ですが、30代もまだまだ現役の実業団でやる人はたくさんいますし、市民ランナーでいうと、上位は30代が多かったりする大会もあります。
これはフルマラソンはある程度、経験も必要なことと30代になってもそれほど体力面は落ちないからと考えています。
それが40代になると、体力面の下降が加速するという感覚を持っています。

ですが、まだ40代でも上位に入れる人はいる一方、50代で総合上位はほとんど見かけないです。とはいっても、50代でサブ3ランナーは自分の周りにいっぱいいるので、そのあたりの走力はある。
そして60代以上。ここからは数もぐっと減り、周りにもほとんどいなくなりますし、サブ3の60代ランナーは私は一人も出会ったことがないです。やはり体力的にきつい年代かと。

時間、お金

この2つは、結婚するかしないか、子供がいるかいないか、それらがいつかでかなり変わってきますが、平均的な30代前半で子供をもつで考えます。(自分自身もそう)

独身の20代は自由に使える時間もお金もたくさんある。30代になると、子育て、働き盛りになり、時間もお金も少なくなる。40代もそれが継続するが、やや子供の手のかかり方が減って、使える時間が増え、教育費等のお金は膨らんでいくので、お金は減る。
50代になると、さらに使える時間は増え、子供が巣立てば使えるお金も増えるという感じと思います。
60代は定年迎えて仕事をやめればさらに時間が増えます。

動機

以上を踏まえると、走力があってお金にも時間にも余裕がある20代がマラソンをやる適齢期なのですが、、、
実際には最もランナーが少ない年代です。
各年代のフルマラソン大会を走った比率は例えばこれです。

ランニングをする人口にすると、もう少し各年代の差がなくなりますが、フルマラソンを走ったで考えます。

これは、自分の周りをみてもおおよそその比率の感覚は一致します。40,50代が多く、20代は少ない。

お金にも時間にも余裕があり、同年代と遊ぶことの多い世代が、趣味にマラソンを選ぶかというと、、動機がないんだと思います。20代でマラソンをやるのは、市民ランナーのトップレベルか、友達と乗りでやるランナーかが多いんじゃないかなあと思ってます。スポーツをやるにしてもサッカー、野球とか集団競技が多い印象です。

30代になると、妻子持ちが増え、友達の付き合いが減って、個人でできる趣味をやり始める。
40代、50代は

  • よりその傾向が強まること

  • ダイエットとか健康意識で始める人が多いこと

  • ランナー同士でマラソン後に飲みたい人が増えること

  • (仕事に対して先が見えてしまい)練習するタイムが伸びるの達成感を味わいたい人

  • 子供からちょっと手が離れて時間ができたこと

とかの理由で一番多い年代なのかと思ってます。
60代以上は、言わずもがな体力面の限界で減ります。

各年代の大会への参加の仕方と違ってきます。
時間、お金がある年代は、参加頻度が高く、遠征マラソンをします。自分の周りでは特に50代にその傾向が強い気がします。
一方、ない年代は、参加大会を絞り、日帰りでいける範囲の大会にしか参加しない。私はいまこれです。

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