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展示

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感想
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記事一覧

「魂がふるえる」展

塩田千春という方の作品の展覧会。最終日に2時間並んで、無事鑑賞できた。

・糸を使った作品が多かった。最初の作品へのアノテーション;意図は絡まりもつれ解けるが、それは人間関係のようにわたしの心をうつしだす … これはよくわからない。

・最初の部屋 赤い糸が張り巡らされている。下から、緩やかに広がる円錐を描いて天井に向かう大量の赤い糸。不在の奥の存在というのが塩田氏のひとつのテーマであり、糸という

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GENKYO 横尾忠則

GENKYO 横尾忠則展に行ってきたので感想を書く。
初日ということもあり比較的空いていた。やはり企画展は早く行くに限りますね。

今回の展示は、1Fと3F(そして少しだけ2F)に亘るようだった。「ようだった」と言うのも、実は1Fの半分ほどしか観れていない。
今回の展示はかなりの数の作品が並んでいる。そもそも1つ1つの作品が十分見応えがあるのと、自分がかなりじっくり観がちなスタイルというのと、展示

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Miquel Barceló ミケル・バルセロ展

東京オペラシティアートギャラリーにミケルバルセロ展を見に行った。企画展に行く時はなるべく予習をするようにしているけど、当日の午前中とかにググろうかなとか考えていたら思ったより記事が出て来ず、手持ちの本にもめぼしい記載がなく、「自然からのインスピレーションの人」「画家と自称しているが制作物のジャンルにこだわらない人」という印象を持ったのみで向かうことになった。が、それでも十分楽しめる展示だった。

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ゲルハルト・リヒター展

リヒター展に行ったので感想を書く。一番の感想としては、やりたいテーマが一貫してあり、アプローチの方法を変えながらずっとそれに向き合っている、というのも、それがすごくわかるというのも、めちゃくちゃよかった。
事前にググったとかで知ってたんだと思うけど、彼は「絵に何ができるのか」を実践する人らしい。それがすごくわかった。わかった気がしただけかもしれないけど。
観た順に書いてこうかな。順路がなかったのも

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佐藤可士和展

国立新美術館の佐藤可士和展に行ってきたので感想を書く。
結構混んでいたけど、展示室や展示自体がでかいものが多かったので、ちゃんと色々見ることができてよかった。

・最初、本人の独白のような、内なるスペースを探求してる、し続けてるのだずっと、今でも。というのがかなりかっこよかった。

・展示はまず最初の、パルコの広告がよかった。ちょっとうきうきしてくる(うきっ くらいかな)というか、心踊るような、バ

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宮地達男 クロニクル

宮島達男 クロニクル を観覧してきたので感想を書く。

作者の用いる表現手段であるデジタル数字の世界であった。インスタレーション、作品、いろいろあったが、以下のことが総じていえると感じ、そこからどう意味を自分で認識できるかが個人的なポイントになると感じた。
デジタル数字というモチーフはそれだけに意味を見出すことが難しいと感じるが、作者としてデジタル数字に見出すテーマとして、『1~9の表示の繰り返し

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