働きたくない(30代前半の頃)
相変わらずプラプラしていたのですが、運命のいたずらなのか、大阪では多数の人が知っている会社に、派遣社員としてですが勤務することになりました。仕事を紹介されたタイミングも、少しのズレ、本当に数秒程度のズレがあれば、この会社で働くことはなかっただろうという、今でも奇跡だったなと自分では思っています。
ある夏の暑い日の昼下がり、時間を弄んでいた私は散歩に出掛けました。暑い日の日中に散歩に出掛けようと思うことなんて普段は起こり得ません。しかも、その会社が入っているビルは自宅から