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働きたくない(転居 その2)

 私は東京では新宿歌舞伎町にあったビジネスホテルのホテル白川郷というところによく泊まっていました。おそらく、従業員の方に顔を覚えられるくらいには。ただ、コロナ禍の間に潰れたようで、今はラブホになっているようです。まぁ、ラブホ街ですからね(笑)。

 ホテル白川郷を知ったのは、東京に頻繁に来るようになった頃、歌舞伎町を野次馬根性でブラブラしているときでした。

 私が東京に来る目的の一つに、9月13日に新宿ロフトプラスワンにて開催される、俳優の村上幸平さんの信者集会とも言える<913祭>(TV番組『仮面ライダー555』に登場するキャラクター草加雅人を愛でる会)に参加するというものがありました。その開催場所が歌舞伎町であったため、歌舞伎町にあるビジネスホテルというのは好都合で、また交通の便も当然よく、夜も賑やかな場所は私にはうってつけてであったため、ホテル白川郷をほぼ定宿認定していたのでした。

 コロナとうまく付き合っていきましょうという流れになってきて、私は東京に遊びに行くことを解禁(笑)しました。2021年12月に約2年振りくらいに東京に再び降り立ち、それから2022年の6月と9月にも東京に舞い戻りました。

 久し振りの東京は私にとってはやはり眩しく、キラキラした雰囲気を投げ付けてきました。ただ、当時は私の生活環境がガラリと変化したこともあり、もう東京に来ることはないかな、という気持ちがあったことが感傷的な気分に浸らせてくれた側面もありました。

 昨年(2023年)の2月にふと、いつも歌舞伎町に泊まっていた割にはよくプロレスの大会が開催される新宿FACEに行ったことがなかったな、この会場でプロレス観戦したことがなかったなと思い、たまたまですがいつも見ている団体の全日本プロレスが3月14日に新宿FACEで開催することを知ったため、これは新宿FACEに行く理由ができたということで、東京に行くことにしました。

 あれ?少し前にもう東京に来ることはないかな、なんて思っていたのでは?という部分はなかったことにしてください(苦笑)。

 また、隣のTOHOシネマズ新宿(ゴジラで有名)のあるビルの中のホテルグレイスリー新宿に宿泊しようとして、2022年の6月と9月に宿泊予約していたものの、コロナ禍による患者さんの収容施設に設定されていたことで、直前になって宿泊先を変更しないといけなくなったことが2回連続してあったので、リベンジしたいという気持ちがあったのも理由の一つです。

 いよいよあと数日で東京に行くという3月上旬、まだ東京での具体的な行動スケジュールが確定していなかったので、主に食べ物屋さんの情報となりますが、グーグル大先生にお伺いしようとブラウザを起動したところ、私の目に飛び込んできたのは東京の賃貸物件の広告でした。

 あれ、住める金額じゃないか。

 当時の私の部屋は汚部屋で(業者さん曰く普通の汚部屋で、というか荷物が多いだけでそんなに汚部屋でもないようなみたいな感じで言われたときはちょっとショックでしたねw)、一人ではどうしようもなくて業者さんに清掃と片付けを依頼していたところでした。そして、それを機に長年住み慣れた部屋から近くの別の場所に引っ越そうとしており、東京から戻ったら本腰入れて物件を探そうとしていたタイミングでした。

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