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働きたくない:視力

 私は、中学生になるまで視力は両目共に1.5でした。ただ、中学生になった途端、急激に視力が低下し、とうとう中学3年生になる頃には、教室の後方の席では黒板の文字が見えなくなってきたため、メガネを着用するようになりました。高校を卒業するまでは授業中のみ着用という形でした。

 視力が低下した理由は明白です。小学生の頃、小学校の図書室にあった児童向けの推理小説が大好きでした。江戸川乱歩氏の明智小五郎シリーズがお気に入りでした。それをキッカケにして、児童向けではない推理小説にも手を伸ばし始め、中学校に上がる前の春休み期間中に、横溝正史氏の金田一耕助シリーズを読み耽りました。当時、文庫本で出版されていたものは全て読んだ記憶があります。

 それこそ、寝る時間以外はいつも文庫本を片手に持っていたくらいです。ご飯を食べるときも、お手洗いのときも。それほど熱中しのめり込んでいたのです。2週間程度で数十冊を読んだと思います。

 そして、中学生になった頃、急に遠くのものが見辛くなったと感じていました。ただ、実生活には影響はありませんでしたし、教室の後方の席でも黒板の文字はクッキリと見えていたため、そんなに気にはしていませんでした。

 ただ、それから1年、2年と経過する毎にどんどんと遠くがぼやけるという見え方から、形すら分からないような見え方の状態になっていき、これはヤバいと思い始め、とうとう黒板の文字も読めなくなりかけたので、上述のようにメガネ着用となりました。

 中学生以降は小学生の頃のようにそんなに本は読まなくなったのですが、周りの人達と比べると読んでいた部類には入るかもしれません。そういった状況でも視力の低下が進むというのは、一度視力が低下し始めると歯止めが効かなくなるということなのでしょうか。

 社会人になる頃には、メガネは常用しておりました。夏になるとメガネは暑さや汗で邪魔に感じることが多かったので、一時期コンタクトレンズに変えようとしたり、併用しようとしたりしておりましたが、元来の面倒臭がりから気付けばメガネのみになっていたということを20代前半は繰り返しておりました。

 視力検査の結果、一番視力が悪かったときの数値が、左目が0.001、右目が0.01でした。近視に乱視が若干入っているといった診断だったと記憶しております。左目が右目に比べて極端に悪くなった理由は分かりません。

 15年程前、私はレーシック手術を受けました。メガネにオサラバしたかったからです。手術は無事に終わり、暫くすると視力は両目共に1.5まで回復しました。レーシック手術時に、今までと同じような生活なら視力は悪くなっていくでしょうし、老眼を防ぐといった効果はなく、加齢と共に老眼になるかもしれませんという説明を受けておりました。(レーシック手術がいけないという意味ではございません。記述のとおり、事前に説明も受けております。)

 それが7年前位でしょうか、それまでは視力が1.5くらいで推移しておりました。ただ、映画館でスクリーンを眺めていたとき、文字がボヤけ始めていることに気付きます。視力が低下していきたようでした。私はそれはを認めては負けだと思い(笑)、映画館で映画を観るときや、音楽のライブ、イベント等に行くときはメガネを着用するようになりましたが、それ以外では着用を頑なに避けております。

 完全にはなっていないと思いたいですが、老眼にもなりかけているような気がしております。そういう形で濁しておきたいです(笑)。

 直近の視力検査では、左目が0.3程度、右目が0.5から0.6程度になっていました。どうも、私の普段の生活では左目に負担が掛かるようです。効き目は右目ですが、その影響もあるのかもしれません。

 目にリングを入れる手術をしようかと考えていたときもありましたが、怖いという気持ちも当然あり、もっと情報が出揃ってからと思いつつ、もうこのままでもいいかなとも考えている次第です。

目は大切に。

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