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働きたくない(30代半ばの頃 その2)

 業務請負先への常駐が終わろうとしていた頃、会社内でクーデターが発生していたようで、一部というかほとんどの社員が会社から独立して別会社を立ち上げることになっていました。社内の出来事には常駐先にいたからという理由もありますが無頓着で情報を得ておらず、会社に残る社員の方からこういうことが起きていましたという報告で知りました。

 独立する一派との付き合いもなく、当然誘いもなかったので残るという選択肢というか、それすらなかったのですが、会社に残る人はこういうことがあったから仕方がないとはいえ、かなり疑心暗鬼になっており、独立に誘われなかったかどうかとかかなり聞かれました。

 この会社はこれからどうなっていくのか、また会社との入社時の約束が明確な理由も説明されずに反故されそうになったりしたため、今後に対しての不安と不信が過ぎっていたタイミングで再び常駐先の会社から正社員登用へのお話があり、自宅先から勤務先への所要時間において、常駐先の会社への通勤の方が時間も掛からず楽に行けるという理由から、転籍(転職)することにしました。

 我ながら決めた理由がふざけていると思いますが、朝に弱い私としては極力通勤時間が短く、交通機関も乗り換えがなく楽に行けるというのは重要度が高いものだったのです。務めていた会社は数年後には倒産(事業清算した模様)していたようで、この判断は結果としてよかったものになりました。

 これが今のところ最後の転職となりました。前の記事でも書いたとおり、会社の規模的にも雇用形態は別として私が務めた会社では最大となり、前述の友人からまたもや同じセリフを言われました。自分でも不思議です。

 働きたくないシリーズの第一章はこれで終了です。これ以降については、またおいおい記していきますので、ご覧になっていただきますと幸いです。ありがとうございました。

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