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NFTの価値〜メタバース時代の当たり前に〜

前回記事で「メタバース」について書きました。

おさらいとして、

『メタバース Metaverse』

メタバースとは、人々がインターネットを経由
してアクセスできる仮想空間のことで、
仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術を
駆使し、現実世界を擬似的にデジタルな空間
として作り出した世界です。

これから来る新時代はこのメタバースが
当たり前の時代になると思われます。

その中で、これから価値や市場がどんどん
加熱していくだろうものがあります。

『NFT(エヌエフティー)』

NFTとは「Non Fungible Token」の略で、
日本語では「非代替性トークン」と訳されます。

このご時世、デジタルデータはコピーが簡単に
できてしまうため、いくつもコピーがあるものに
資産価値は見出せませんでした。

しかし、このNFTはいわば「偽造不可でかつ
本物保証ありのデジタルデータ」と言えます。

コピーがされたとしても、この技術により本物か
どうかが分かるようになったのです。

資産価値を付与する事が困難であったデジタル
データの資産性が確立されました。

これは、ビットコインなどの仮想通貨と同じく、
ブロックチェーン上で発行および取引することで
可能としています。

ブロックチェーンとは、「分散型台帳技術」を
指し、一箇所のデータベースに情報を管理する
のではなく、情報は時系列にいくつかの固まり
として格納されます。そのブロックをネットの
参加者同士で情報履歴を共有し、そのブロックを
チェーンのように繋いで、取引の最初から最後
までのすべての順序を記録するものです。

ブロックチェーンの説明はかなり難しいので、
またネットで調べてみてください。

とりあえずこのブロックチェーン技術を駆使し、
代替不可能なデジタルデータとして唯一無二な
資産価値を付与できるということです。

イメージしやすいようにいくつか実際の例を
挙げてみましょう。

Twitter創業者のジャック・ドーシー氏の
初ツイートがこちら。

このツイートをNFTとして出品してされ、
291万5835ドル(約3億1640万円)という
価格で落札されました。

続いて、小学3年生がゾンビになったクモの
デジタルアートを出品して、約170万円で落札。
さらに、3カ月で200作品のデジタルアートを出品
し、総額4000万円以上の取引になったそうです。

この希少性や唯一無二という資産価値にいま
多くの注目が集まっています。

このNFTという資産価値をさらに高める要素
として、

「プログラマビリティ」

という特徴があります。

これは、著作権と似通った権利の1つで、
たとえば、NFT化されたあるモノが世界中の
さまざまな場所で使用された場合、2次流通と
して、使用料のような形で一定の収益を得られ
るプログラムをすることが可能なのです。

そのため、最初の1つというNFTを持つ価値が
高まるわけです。


2021年は『NFT元年』とも言われました。
それほど世にNFTが広まった年です。

NFTの代表的な取引サービスとして知られる「OpenSea」というサイトがあります。

2021年1月の月次取引高は約8億円だったよう
ですが、同年2月の取引高は約100億円と急速に
市場が成長しているのが分かります。

このNFTは先ほどのようなツイートやアート、
ゲーム、チケット、不動産など様々な分野で
活用されていますが、その中でもアートです。

『NFTアート』とも言われますが、デジタル
アートとNFTを掛け合わせたモノです。

NFTの特徴である「唯一無二」という部分で
デジタルアートの資産価値が高まり、多くの
デジタルアートがNFT市場で売買されています。

私も何かNFT取引をしてみたいとデジタル
アートに挑戦してみています。

「Procreate」というデザインアプリがあります
ので、これからのメタバース時代に備えて、ぜひ
皆さんも遊びがてら挑戦してみては。


それでは。

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