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(2)自己肯定感とダイエットの関係

自己肯定感とダイエット。こちらにも実は深い繋がりがあります。
出てくるキーワードは、ここでも「自分を認める」と言うこと。

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(0)自己肯定感と自尊感情ってちょっと違う
(1)自己肯定感と恋愛の関係


ダイエットの本当の意味

ダイエットと聞くと、「痩せる」ことをイメージすることが多いと思います。でも実は、英語のdietには本来このような意味があります。

① 日常の食べ物 
② 治療、体重調節のための規定食 
③ 食事療法をすること

そもそもdietの語源はラテン語のdietaで、その意味はこのように表現されています。

ダイエットとは、人もしくは動物が消費する食べ物や飲み物

日本で聞く意味と結構違ってますね^^

私は以前、一般社団法人 日本肥満予防健康協会(JOPH)のダイエットアドバイザー資格者として、痩せたい方向けのダイエット講座や、食事コントロール、運動トレーニングのサポートをしていた時期があります。

この頃、本来のダイエットは、痩せるだけではなくて太りたいなど適正体重になりたい人も含めての食事管理なのだと知りました。

食生活の改善を始め、BMI、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝、内臓脂肪レベルなどの変化を見ながら、脂肪を落としつつ筋肉をつけて適正体重を目指すご提案をしていました。

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食べることが満たす感情って?

ですが、なかなか痩せない方々がいました。そこで日常をよくよく聞き取ってみると、その方々に共通点があることに気がつきました。

それは、食べることが何かの手段になっていると言うこと。つまり、何らかの感情を補うために、食べることでそれを解決しようとしていると言うことです。

考えられるのが、

・満たされない心や感情→寂しい→満たしたい
・自分に自信がない→不安→忘れたい
・イライラする→怒り→解消したい
・抑圧感→苦しい→自由になりたい

人は足りないものを満たしたい、そう潜在的に思います。
問いかければ答えを探そうとする、と同じです。

不足している感が、形を変えた欲求となって、それを得るために一番身近な食べることに向かっている、そんな感じがします。
これがお酒に向かうケースやギャンブル、買い物に向かうケースもあります。もっとひどくなれば、自分より弱い子供や動物に向かうケースもあります。

満たされない思いを、別の快楽で満たそうとする。自然な摂理のようで、それはある種の麻薬のようであり依存を生み出します。

でも。
そこに逃げてちゃ、いつまでたっても変わらない!! 

他の人だって、みんな何かしらの満たされない思いは持っているはず。それを他の手段に転換しているからダイエットが不要なだけかもしれません。


例えばスポーツだったり、好きなことを見つけて取り組んだり、何かにチャレンジしたり。そうすると、自分をもっと高めたいと思う気持ちが強くなり、内面から本気で変わってくるのです。頑張っている自分を認める気持ちも高まってきます。

痩せたいのに、お金や時間をたくさん使っても理想の姿になっていないとしたら、一度しっかり自分自身の内面を見つめ直すことをお勧めします。
どんな感情を満たすために食べ物や飲み物を摂っているのか

そこに気がつけば、他の満たす手段を見つけることで体は変わってきます。
まずは食べなくてもよくなりますから^^


ある女性に実施した脳を騙す作戦

50代半ば、70kg台でダイエット中の女性が今、14kmのマラソン初出場のために毎日頑張ってランやジムトレーニングをしています。
Aさんは起業コンサルメンバーです。意味あってマラソンを勧めました。

先日お話しした時、マラソンを来月に控え、この数ヶ月体重に変化がないとのことでテンションが下がり気味でした。食事は玄米や健康食にされているAさん。そこで、大好きなお酒にフォーカスを当てて聞いてみました。

すると、夕食作り中や食事中にいつもハイボールを500×2杯飲んでいるとのこと。 あららーーー ^^; 
いくらハイボールでも、100mlで50kcalするとしたら、結構なカロリー摂取です><  

さらに、アルコールを分解するために体に相応の水分が必要で、これではトイレも近くなり、マラソンランナーのAさんには脱水の心配もあります。


そこでAさんに、脳だまし作戦を提案しました。
ハイボールの代わりに、炭酸水にレモンを入れて食事をする、作戦です。
そして量もグラス2杯まで。こうすることで、これまで食事にかかっていた時間までも大幅に減らせ、起業に向けた準備をする時間も生まれ一石二鳥ならぬ三鳥です^^

さらに、我が家の休日はランナーお酒好きな父ちゃん(主人のニックネーム)は、マラソン1ヶ月前になるとスパッと禁酒してますよ、と伝えるとAさんの本気度も上がりました。

「1口2口飲めば、脳はころっと騙されるから、やってみて^^」と提案すると、それまで暗〜いテンションだったのが急に上がって、「やってみます(≧∀≦)!!」に変わりました^^

それから早速実行したAさん。その後どうなったかと言うと、その日から体重はおもしろいように変化し始め、脳もころっと騙され、おかげで体も軽くなり、時間も有効に使えるようになったとの嬉しい報告をいただきました。


体と心は繋がっている

Aさんの件は、このようなことを想定して提案していました。

① まずはテストと思ってやってみる
② 脳を騙し、お酒ではなく他の手段で感情の欲求を満たすことを体験
③ それを一度体験すれば、快楽を感じた脳がこれいいかも、となる
④ 体の変化が見え、さらに実行力、モチベーションが上がる
⑤ 喜びが生まれ、ダイエットやトレーニングが継続できる

お気づきでしょうか^^?
⑤にくるまでの段階で、自己肯定感が徐々に上がってきているのです^^
最初は半信半疑でも、体に変化が出れば、自分の力に自信が生まれてきます。

私たちの体は、私たちが思う以上に素晴らしい力を持っているのです。
それを自分が信じてあげないで誰が信じるのですか! と私は言いたい。

甘やかすのでも誰かや何かに依存するのでもなく、どんな時も自分自身を認め、自分の味方であり、自分を信じることが体に思う以上の力を生み出す、そう思っています^^

・私にはムリ
・どうせ私は、、、
・痩せたらいいなぁ(潜在的な声:けど痩せないだろうなぁ)

こんな、痩せるために不要な思考や信念を、本物だと信じて離さないことをずっと選択していませんか? 思考が、習慣も体も作ります。

これまで自分を守ってくれたけど、もう不要になったものは感謝して卒業しましょう。この不要な思考や信念こそ、心の贅肉です!!

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ダイエットと自己肯定感。

本当の自分の力を信じること。
そして本気で取り組んだ時、
体は細胞から喜び、変化するのです。


(3)自己肯定感とビジネスの関係 に続きます^^


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