見出し画像

兵庫県豊岡市竹野にあるゲストハウス「ひととまる」とその付近をていねいに解説

■はじめに

東京から5時間くらい(yahoo!調べ)の日本海がすぐ見えるところに、「ひととまる」がある。最寄駅は竹野駅。

兵庫に行く理由が完全にひととまるになったわたし。せっかくだから観光もしようと思って、今回は「城崎温泉」に観光しに行った。

■城崎温泉までは在来特急「はまかぜ号」がおススメ

はまかぜ号はそんなに本数が多くないから事前に調べておくととても便利。進行方向が座席と逆の時はクルッとまわしてジェットコースター回避。なんと車内アナウンスで、進行方向が変わることや気になる人はクルッとしてね!と丁寧にアナウンスが入る。親切…。

城崎温泉行きの気がつけば田園風景が突然広がる。田園風景とはこのことだ。。窓を挟んでいるのにマイナスイオンを感じたそんな感じ。

■前日までにみどりの窓口で切符を確保セヨ

特に東京からや九州からなど、遠方からお越しのわたしたちは往復切符がお得。新幹線の乗車券が10%引きで買えちゃう。もっと声を大にして言ってよね。

片道NG、帰りも行きと同じ行き方(経由など)と言うのが条件。
新幹線の有効期限は10日間。帰りの日にちは予約の時点で伝えておくけど、前日までにみどりの窓口で帰りの日程が変わったことを伝えれば変更も可能。居心地が良くても、10日間までしか効かないから気をつけて。

また、先に述べた「在来特急(今回ははまかぜ号)」に乗る際には必ず予約の際に乗ることを伝えて。この在来特急の特急券は往復割引に含まれて、特急券が半額になる!
今回は姫路経由だったから、1400円が700円になった。というより、予約の時に伝えるのを忘れて、ちょっと慌てた。本当はダメなんですよ。と言われつつ、帰りだけはまけてもらったというかんじ。多分規則正しい駅長さんにはやってもらえない。

もし、東京から向かう途中で、在来特急を買い忘れたことに気がついたら、新幹線の車掌さんにその旨を伝えれば特別に半額で買えるらしい。ただし、車掌さんが必ず巡回に来るとは限らないので、やはり行きのみどりの窓口で用意してもらうのが無難。

□飛行機もある!

鳥取砂丘コナン空港から行くのもあり。
その時は日本最大級の砂場見よう。あとすなば珈琲もあるよね。

■城崎温泉についた!

竹野は1つ先にあるから、途中下車がオススメ。城崎温泉は有人改札で、手渡しだから切符を返してくれる。往復切符のいいところは途中下車OKなところ。戻らなければずんずん途中下車できる。

温泉は7つあって言われも色々。ことりっぷにはコウノトリが傷を癒していたことから発見された温泉って書いてあった。
わたしたちは「御所の湯」に入った。
7つの温泉はモダンなのと歴史を感じるものがある。御所の湯は歴史〜って感じであつーいお湯で露天風呂に滝があってめちゃくちゃダイナミック。

ちょっと足の親指が怪我をしていたんだけどめちゃくちゃ炎症が減った。コウノトリかよ。

■温泉が飲める!

飲料用の温泉が道に置いてあって、ご自由にどうぞってされていた。手酌で飲もうとしたらまあまあ熱くてめちゃくちゃ笑った。コップが2つ置いてあったからそれを使おう。
しょっぱい、お湯だった。

■おやすみは水木が多い

水曜日に行ったもんだから少し定休日が多めだった。聞いたところおやすみは水木が多いそうだ。どこかしらはあいているからお土産とかは困らない。

小腹が空いたからぬれおかきを食べた。激シブ。

■さあ、ひととまるにいくぞ!

またおっちゃんに切符を見せて、城崎温泉駅から竹野に向かう。竹野までは一駅だけど10分くらい。あっという間に着くけど、電車の乗り降りは手動でドアを開けるボタンを押す。閉める時の音はまるで発車の音で多分赤ちゃんは驚いて泣く。
揺れる車内はバスみたいで不思議な感じ。学生が乗っていて、なんだか絵になるなあ、生活感あるなあと思った。

駅からも十分徒歩圏内のところにひととまるはある。

■1階は本のある場所「のほほん」


そこは図書館でもカフェでもない、定義の曖昧な場所。「定義の曖昧な場所」という表現が心の底からナイス、と思った。
本を読みたければ読んだらいいし、わたしみたいに本があるなあ、素敵だなあ、なんか読みたいなあ、と物思いにふけるだけでもいい。本って読まなきゃいけないものってわたしみたいにずぼらは思ってしまうのだが、無駄に眺めるのは好きだ。読んだ気になるから。賢くなった気がしてやまないのだ。
これ読んだことあるな、これ大学の課題に出た、とかひょんなことから話の話題にもなる。

また、この本たちは寄贈品で、後ろに提供した人の感想が書いてある。
人の価値観はそれぞれで、本の感想もそれぞれだ。こう思って読んだ人もいれば、自分はこう思ったとその違いを楽しむのにもぴったりだ。
長い長い読書感想文を読むよりもずっとその人の想いを感じることができる。

■2階はお宿


ゲストハウスは2階。畳の匂いがいい匂いな2階。個室を2人で予約したんだけど広くのびのびと使えた。キャリーケースをどかーんと終日広げて色々ものを出していたけど狭いとは感じなかった。

■細やかな気づかい

とにかくきめ細やかな工夫が大すきだ。

2階に上がってすぐ背中をかくときにつかう孫の手がある。いや、それが言いたいんじゃなくてさまざまなお手製POPが書いてあって、かゆいところに手が届く仕様になっている。

孫の手だけに!!!!と思ったんだけど、この表現、既出な気がしてきた。とにかく、その優しさに泣けてくる。

■トイレが綺麗!

トイレと言わずとも、お部屋もすごく綺麗。なんというか、良い意味の味、悪い意味の汚さは全くない。ゲストハウスのセルフサービスを最大限に生かしつつ、ただし裏方の業務は怠らないその真面目さに脱帽だ。

わたしは貸し農園を運営する会社だからセルフサービスがたくさんあるけれど、こんなにきめ細やかじゃないし、お客さん任せなところがたくさんある。見習うことがたくさんあった。

例えばトイレ。照明も可愛いし、タイルがめちゃくちゃ可愛い。便座カバーも洗うのが面倒でつけていないところも多いけど、おしりがヒヤッッッとするから付いているとすごく嬉しい。

あとこれはたまたまかもしれないけどトイレットペーパーがダブル。わたしの家はシングルです。安いので。

■すぐ、海

窓から見える景色はめちゃくちゃ海街diary。窓から吹く風は海街の優しい海風。

ビーチまで1分足らず。走ったら7秒。白い砂浜が広がる。波の音ってすごい。大きくてダイナミックで、ワクワクしたり、少し怖かったり。胸が高鳴る、いや、胸熱だ。

夏のシーズンは夏らしい曲がビーチにかかっていて、子どもも大人も泳いでいる。わたしたちは波から逃げるのをひたすら多分1時間くらいやっていた。リラコを用意して、太ももまでまくってやっていたんだけど結構楽しめたし、適度に疲れた。たまに流れてくるのは海藻くらいで、わたしが知っている熱海の海とは違う色。めちゃくちゃ澄んでいる。海水はしょっぱい。

■「北前館」のお風呂

ビーチから帰ってきて、ひととまるでシャワーでも良いけれど、お風呂に入りたかったらビーチのすぐ近くの北前館に行くと良いよ、ということで行ってきた。さっきまで入っていた海を見ながらお風呂に入れる。城崎温泉に続き2回もお風呂なんてまじ贅沢。

そうそう、城崎温泉では髪の毛洗わずに、竹野に来てから洗った。いちいちドライヤーするのは面倒だから。

■夜はガールズトーク

1階ののほほんの隣の共用スペースでは料理やら有料で洗濯もできる。めちゃくちゃ適当なわたしは洗濯は1泊だけなのでしなかったけど、乾燥機もあるから連泊する人は超重宝する。

のほほんのソファでゆっくり話しても良いし、個室の部屋で話すもよし。わたしたちは久々に会ったっていうのに23時には寝てた。わろた。

こんなに静かでこんなにシンプルなところはない。携帯見るのも少しにして、ゆっくりと体を休めることにした。

■朝、波の音と鳥の声で目がさめる

海街diary再来。いよいよわたし綾瀬はるかになったんでは。

洗面台の方に行くと、木がきしむ音がする。この家は生きている!

窓の先には猫がいる。オハヨウ猫!見つめながら歯磨きをする。綾瀬。

□めちゃくちゃ細かいこと

そう、布団がシーツとか諸々真っ白なんだけど、ベースは茶色の布団セットなのもわたしはすき。旅館のとかって、白くて和柄の花が基本描いてあるけど、あれってちょっとだけ怖いときあるから。

なんていうか、生活感が出がち、というか。ぎりおばあちゃんちとかなら家族だから良いんだけど。みたいな。まあいいか。

■さいごに

遠くても大切な友だちに紹介したい街、紹介したい宿。わたしが全然全く知らないたくさんの努力や苦労がこの宿には詰まっていて、今みたいな超スイートな宿ができたんだとおもう。

長いはずの新幹線では行きではワクワクしてあんまり眠れなくて、帰りはこうして記事を書いている。仕事を忘れて、羽を伸ばすのがこんなにもこんなにもたのしいなんて!ちょっと辺鄙なところ、だからこそ、こんなに冒険チックになるのかも。これが箱根だったら、鎌倉だったら…どうなんだろう。より多くの人に、(夏だけじゃなくても!)冒険しに行って欲しい場所だ。

だいすきな記事

ひととまるのホームページ





ありがとうございます!!グッズたくさんつくります!