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この町は僕に「内省」の時間を与えてくれる。

約半年ぶりに地元鳥取へ帰ってきました。前回は東南アジアに行くと決めた頃だったはずなので、ずいぶん遠い昔のようにも感じます。

今回の帰省に、特に目的はありません。ただ「久しぶりに帰ってみようかな」という軽い感覚で鳥取に足を伸ばしました。

そして、鳥取に向かうとき、地元に足を伸ばす自分の心境にこれまでとは明らかに異なる変化があるような感覚に包まれました。それをなんと表現していいのかわからないですが、どこかホッとするような、安心するような、心がスーッと落ち着くような感覚です。


もしかすると、アドレスホッパーとして移動生活がベースとなってきたことも大きな影響を与えているのかもしれません。

2018年の夏から鳥取と熱海の二拠点居住をスタートし、2020年の秋頃からアドレスホッパーのようなライフスタイルへの移行。2021年から本格的に全国を転々とする生活を送り始めました。

2022年はそれスタイルがより加速。今年だけでも最低5日間以上滞在をした国内外の都市は全部で20箇所以上(!?)になります。


これまでは鳥取に対して「いつまでも関わり続けたい場所」という意識を持っていたように思います。もしくは、鳥取のまちに貢献しなければならないという想いに縛られていたようにも感じます。

それが、数多くの場所への滞在を通していろいろなパターンの比較対象が少しずつ自分の中にストックされ続けたことで、地元鳥取に対する視点が(良くも悪くも)フラットになってきたのかなと。


そして、他の町と比較したときに、僕にとって鳥取という町は「静かに過ごせて自分の内面と向き合いやすい場所」という印象が色濃くなってきた。

それが他の人にとっても同じような印象になるのかどうかはわからないけれど、少なくとも "僕にとって" は、とても内省するのに向いているのだと感じます。


ひとつは、天候が影響してるのかなと。
太平洋側や九州などとは違い、圧倒的に青空を見る機会が少ない。

昔はこのどんよりした山陰の曇り空が嫌いでしたが、この天候だからこそ自分に内面に目を向けやすい。そう感じるようになりました。


そして、何より、とにかく人が少ない。
鳥取駅前の中心市街地のメイン道路ですら、ほとんど人が歩いてない。なんなら、夜には繁華街エリアなのに車どころかタクシーすら停まってない。

これだけ人がいなければ、自然と自分との対話が増える。人の会話を気にすることなく、自分とのコミュニケーションに集中できるのも、内省に向いている要素なんだろうと思います。


また、鳥取の中心市街地で営業していたカフェを閉めて時間が経ち、街中を歩いても声をかけられなくなったことも大きいと感じます。無名に誰かとして堂々と街を歩けるようになったから。

さらに、当時は坊主頭だった僕が、今ではそこそこ長めの金髪姿になった。この髪型でマスクをしていたら、知り合いですら僕だと気付きません。それによって、より鳥取にいるときに周りを気にせずに自己との対話ができるようになってきたのかなと。


今回の鳥取滞在は、おそらく来週の週末あたりまでの10日間前後を予定してます。ほとんどは部屋に引きこもって仕事をしていると思いますが、会いたい人や会える人にはできる限り会いつつ、自分と向き合って内省する時間もたっぷり取ろうと思ってます。

もうすぐ32歳を迎える僕にとって、今年の下半期は人生の大きな転換期になるような気もしていて、実際に仕事もめちゃくちゃ多くの相談をしてもらって忙しくなってきており、さらにプライベートでも変化がある。

だからこそ、この鳥取で過ごす9月上旬でしっかり自己と対話して、これからに向けた内省をしておきたい。そんな滞在にしていこうと思います。




そんなわけで、雷のなる鳥取からお届けしました。
ではまた!


クラファン漫画の第2話も公開されてるので、まだ読んでない方はこちらもぜひ読んでみてください!


今月の月刊りょうかん — 表で言えない本音とかさでは、プライペートの変化に関してのビックニュースを書いています。

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