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次の掌編小説集の布石

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まだ見ぬ新刊、レッドを作るため、書いてきた新しい掌編小説をまとめます。 わたしの性格上、真実性をもたぬものはあまり響きませぬ。
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#ボブスレー

掌編小説「冬といえば」

掌編小説「冬といえば」

大会の数日前、チームはスペインバルに集まり、乾杯をしては士気を高めていた。バルには常連の客が集まり、盛大にチームの勝利を祝っていた。バルのオーナーもこの日はと乾杯のシェリー酒を無料で配っていた。バルで働いているアルバイトの青年はそのせいで自分の手取り分が減りはしないかとしかめっ面をしていた。このバルでの名物料理はカピポタといい牛の頭と脚の肉を煮込みながら、炒めた野菜を混ぜて塩コショウを加え、更にレ

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