自分自身に一番厳しく、自分自身に一番甘い。
「自分自身に一番厳しく、自分自身に一番甘い」
一見矛盾している言葉を並べることが好きな私が今回思いついたタイトル。
この言葉を少しずつ紐解いていきたい。
自分自身に一番厳しい
自分で言うのもなんだが、結構自分は自分のことを追い込んでいると思っている。
「結果を残したい」
「出来ないままで終わるのは嫌だ」
時に「楽観的な性格が良かったなぁ」と思うこともあるけれど、後悔はしたことがない。
なんせその「厳しさ」のおかげで今の自分があるのだから。
良くも悪くも負けず嫌いで、自分より優れた位置にいる(と思われる)人にだけは絶対負けたくなかった。
それが行動選択の一つの要因でもあった。
塾に行っているに勉強で負けたくなかったし、
野球でも自分より体格がいい人には負けたくなかった。
高校の選択も、私立の強豪を倒したいから地元の進学校に行った(という説もある)。
大学も高3の夏までE判定だったところを諦めず狙い続けて、合格できた。
もちろん自分ひとりの力ではないということを前提にしたうえで、自らの身をあえて厳しい環境に置き、追い込み、結果を残す。
周りから「お前はすごくていいな」とうらやましがられる時もあったけど、決してそれは持ち前のものではなくて、築き上げたものだということは自分が一番よく知っている。
自分自身に一番厳しくしてきたからこそ、自分のことを一番信じることが出来ている。
だから根底にはいつも、
「何とかなるさ、いや、何とかするさ」
がある。
だけど自分に一番甘い
だけど自分に一番甘い。というよりか、「甘さ」を持つことが出来るようになった。
この「甘さ」は決して”妥協の甘さ”ではない。
しいて言うなら”余白の甘さ”であり、”ご褒美の甘さ”。
かつての自分にはこの「甘さ」すらなかった。
追い込むだけ追い込んで、ご褒美と言えば頑張った結果ついてくる"成功”や”達成”くらい。
全然それでも良かったんだけど、心のどこかに息苦しさはあって、偶然頑張った分だけ結果がついてきていたけど、もし結果がついてきていなかったらどうなっていたんだろう、そう考えるだけで恐ろしい。
そんな時、
「自分のご機嫌は自分でとる」
という言葉で出会った。
「ご機嫌」というのは人に与えてもらうものではなく、自分で取るものなんだということ。
すごく当たり前のことなんだけど、どこかそれに気づけていなかった自分がいた。与えてもらうのを待っていた自分がいたのかもしれない。
そこから結構自分の感情に従うようになった。
美味しいもの食べたい時は少し贅沢をする。
休みたい時は思い切って休む。その分、別の時間で補う。
弱音を吐きたいときは吐いちゃう。でも吐くだけで終わっちゃうのはもったいないから記事にもしちゃう。
自分のやりたいと思ったことをどんどんやる。
過去の自分への優先順位は常に低かった。
それでもその状況を楽しんでいたが、知らず知らずのうちに傷つけていたのかもしれない。
今の自分は、自分への優先順位もめちゃくちゃ高い。
そんなことを考えていたときに、こんな言葉に出会った。
「自己満足が他者満足につながるのが理想」
究極はそうなんだ。
誰かのため、も本質的には「自分のため」だったりもする。
例えそれが真理ではなかったとしても、自己満足が他者満足につながってくれるのならそれに越したことはない。
これからも自分自身に一番厳しくありたい。
妥協は許さず、もっと何か出来ることはないか、もっと身につけることはないか、そういった向上心は持ち続けていきたい。
だけど自分自身に一番甘くありたい。
自分で自分を潰さないように。むしろ常にベストな状態で自分を追い込めるように甘やかして環境を整える。
自分自身に「アメとムチ」を使い分ける。
そんなことを念頭に置いておきたい。
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