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人生は考え続ける旅。正解を焦ってはいけない。【就活】

就活は本当に難しかった。

でもこれほど自分と向きあった時間は初めてだった。

上手くいかないことが続いた時、すごく悩んだ。

泣いた時もあった。

でも何とか心は折らないように、弱音を吐かないように。

わからない、もしかしたら弱音を思い切って吐いたほうがいいタイプもいるかもしれない。

でも私は一度心を折ってしまったら、もう戻ってこれなそうと自分でわかっていた。

そこはある意味、冷静だったのかもしれない。


自分は何がやりたいのかわからなかった。
自分に何が出来るのかわからなかった。

でも面接では聞かれる。

「やりたいことは何ですか?」

興味深い企業、気になる企業があったら受けて、その会社に合うように自分をつくって。でも見破られて落とされて。

選考で落ちた企業は合わなかっただけだよ、とよく言うがそんな簡単に切り替えられるわけもなくて、多少なりともそこに本気で挑んだわけだからショックは大きい。

そしてこれを何度か繰り返していくと、段々と悟りが開かれる。

自分って何したいんだろう。
え、将来どうありたいんだろう。
多少我慢してでもどこかの企業に入るべきなのかな。
何のために生きているんだろう。
幸せってなんだろう。

考えたって答えが出ないのはわかっているのに、それでもついつい考えてしまう。

そして何よりも自分が何で生きているのか、何のために生きているのかを考えだしたら沼にハマってしまった。

一番メンタル的にしんどかった時の感覚は何とも言えない。

すこし刺激のある表現になってはしまうが、

自殺は嫌だけど、これから生きてく理由もないな

もしかしたら誤解を生む部分もあるかもしれないが、でも正直それくらいこの先どうなっていくんだろうと思った時はあった。

この先、就職して、働いて、死んでいく。
自分に家族が出来たらまた生きる目的が生まれるのかもしれないが、そうでもないと何のためにこれから生きてくんだろう、そう思うことがあった。

別に今の生活で幸せだし。お金を稼いだ先に何が待っているのか。

特にやりたいことが見つからない中、将来を考えるのはしんどかった。
それでも企業の面接では将来やりたいことなど聞いてくる。

これまでの自分はどんな人間だったんだろう。

改めてそう振り返ったとき、自分は今まで一度も「先」のことを考えたことなどなかったことに気づいた。

中学で生徒会長になったときだって、公約は掲げるけど公約通りというより目の前の行事や日常生活の運営を必死になってやってたし、

高校の野球部に入ったとき、甲子園に出るという目標はありながらもまずはレギュラーをとるために1日1日の練習、1球1球のプレーに必死だった。

それはつまり今この瞬間を最高に楽しく刺激的な時間にすることを求めている自分がいることに気づいた。

だから恐らく独学で勉強している時間に違和感を覚えたし、将来について考えているときに「これから何のために生きてくんだろう」と思い悩んだのかもしれない。

そしてやっと自分の中で答えにたどり着くことが出来た。

自分がこれから生きていくことに理由などない、と。
生きていく理由がない自分を受けれいるということが自分にとっての正解だった。

今この瞬間を最高に楽しむ。その積み重ねでしかない。

そう思えた時から自然と気持ちが楽になった。

不思議なもんで目指したいこと、つくりたいものなども見えてくるようになった。

恐らくやりたいことがなくて悩んでいる人もいるかもしれない。

自分は何のために生きてくんだろうと悩んでいる人もいるかもしれない。

でも取り繕っていくぐらいだったら、ありのままをさらけ出した方がいい。

正解は焦らなくていいと思う。
生きていく理由なんかなくてもいいと思う。

答えを焦って出そうとしても、いい答えなんか出やしない。

でもせっかく生きてるんだから今を楽しめるような選択をしていけば、

結果的にやりたいことだったり、生きていく理由だったりが見えてくるかもしれない。そんなことを思った就職活動だった。

そしてもう一つ。

これからもずっと考え続けて、悩み続けていくんだろうなと思った。

人生における正解などなくて、その都度その都度自分の中で正解をつくっていく。そしてまた考える。その繰り返しなんだろうな。



就活のやり方や思いには人それぞれ正解があると思う。
それでも誰かの参考や心の支えになれば、と思いこれからも自分が体験したことをnoteに記したい。

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