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贅沢する価値

最近は、安くて質もいいもの/おいしいものが増えてきた。

だからわざわざ高価なものを求めなくってきてはいる。

私自身も生まれながらの貧乏性、というよりは周りにお金を使うことを惜しまないが自分に対してはあまりお金をかけなくてもいいや、と思っている質である。

だけど最近、「今、贅沢をしよう」ということで友達と質のいいものを食べたり飲んだりしている。

地元(新潟)にいられるのもあと少しだし、せっかくだったら地元でしか味わえない、もしくは地元の名産を味わおうと贅沢をしている。

・・・

いくつかその「贅沢」の例をご紹介したい。

タイトルの写真は、新潟市にある「弁慶」というお寿司屋さんである。

テレビに何度も紹介されており、有名人も多数来店する人気のお寿司屋さんである。

写真に載せられている10貫+お味噌汁付きで1,300円(税別)。

これを高いと捉えるか安いと捉えるかは人それぞれだが、安くておなかが満たされるくらいの量を求める大学生にとってはかなりの出費だ。

だけど一口食べた瞬間わかった。

「な、なんだこれは。美味しすぎる、、。」

今まで食べてきたお寿司もおいしかったが、シャリもネタも今までの2段階3段階上をいく美味しさだった。


もう一つ、以下の写真は佐渡市の日本酒「天領盃」である。

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値段はなんと税込み、送料込みで8,230円。恐るべし。

だけどその、上がりに上がりきった期待を、この日本酒は決して裏切らなかった。正直日本酒は、先輩との付き合いで飲むことはあったが、自分から率先して飲もうと思うことはなかった。

だけどこの日本酒は違う。何より飲みやすい。
変な引っ掛かりもなく、スイスイいってしまう。

・・・

「贅沢」をすることでやっぱり高いものは高いなりの理由があるんだなということを再認識することが出来た。

そして地元、なにより佐渡ってすごいなと思った。

これだと小学生の感想文になってしまう。タイトルにつながる話をしよう。

「いいもの」に触れるということ。
私は「いいもの」に触れることで”自分の中の当たり前の基準が上がる”と思っている。

そしてその”当たり前”に見合うような人間になりたいと思っている。

高校野球の試合も、そのひたむきさ、諦めない姿で多くの刺激は受ける。だけどプロ野球の華やかさ、ワクワク感はそれを上回る。私は小さい頃、プロ野球を実際の球場に行ってキラキラした目で見ていた。

あの生でみたキラキラしているプロ野球選手になりたい、そのために高校野球で甲子園に出たい。そういった順番だった。

今回のお寿司や日本酒だってそう。それらを味わうまではそれまで自分が食べていたもので満足していた。だけどその上を知ったことで、それらが”当たり前”に食べられるくらいになりたい、だったりこんなおいしいものがあるんだといった新たなモチベーションや発見につながった。

高価な物や贅沢は、どこか気が引ける対象である。

「そんな贅沢してどうするんだ」
「もったいない」

確かにそうかもしれない。

だけど自分の視野を広げ、それが自分に合うかどうか確かめるためにも「いいもの」に触れるということは大切なのかもしれないと今回感じた。

もしかしたら「合わないから次回からいいや」となるかもしれない。
もしかしたら「また食べたい/経験したいから、それに見合うくらい稼がないと/頑張らないと」とモチベーションになるかもしれない。

そういった”新たな自分”に出会うためにも、現状に満足せず、「いいもの」に触れるという経験は随時やっていきたいなと感じた。

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