反省の仕方
皆さんは”反省”をしますか?
僕は結構します。
中には「起こった事実は変わらないから振り返ってもしょうがない」とか、場合によっては「自分のせいじゃない」といったスタンスをとる人もいるかなと。
確かにそういった側面の捉え方もなしではないと思うけど、僕自身はその選択をとれるほどたくましくありません。結構考える方だし。
よく「後悔はしないけど、反省はする」といったような名言を耳にすることがあります。「確かになぁ」と思いながらも、ちょっと後悔しちゃうこともあります。
一方で「過度に反省する人」もいると思うんです。すぐに謝ったり、すぐに「自分が悪かった」と言ったりするパターンがあります。確かに反省しているかもしれない、だけどそういう姿を見ると「何に反省しているんだろう」と思ってしまう、ひねくれ自分もいます。
もちろん「反省」ってその姿で相手に反省の姿勢を見せる意味もあると思うんですけど、やっぱり自分自身も次につなげられないとまた繰り返すと思うんです。”姿勢”だけになっちゃいけないな、と(自戒も込めて)。
でも中には本当に「やってしまった…」と反省する人もいるはずです。心の優しい人ほど。そういう人って、「もしかしたら自分に何かできたんじゃないか」とか「自分に力があれば」みたいな、守備範囲広い領域まで反省することがあります。それってすごく素敵なことである一方、自分への負担が大きいなという想いもあります。すり減っちゃうな、と。
僕もそういうことが多い人間だから、結構苦しみます。だからこそ最近分けて考えるようにしています。
「防げたミスだったのか」と「今の自分じゃ防ぐことは難しかったミスなのか」という分け方です。
前者、「防げたミス」というのは例えば自分の確認不足やケアレスミスなど、”普通”にやれば対処できたのにそれをやらなかったこと。これはめちゃくちゃに反省します。どこでそのエラーが出たのか考えます。
一方で後者、「今の自分じゃ防ぐことは難しかったミス」というのは、例えば相手の感情とか、自分の知らなかった知識が使われていたり、言われてみたら気付けたけど、言われるまで気付かなかったこととか。自分だけではどうしようもないこと。
それらに対してはもちろん反省はしますが、”今の自分じゃ無理だった”と割り切ります。割り切ることって、自分を守るために時に大事だと思うんです。ただそこで開き直るんじゃなくて、「絶対ここで学ぼう」と思います。二度と同じようなことにはならないように。
過度に自分を甘やかしちゃいけないし、
かといって過度に自分を否定にしてもよくないと思うんです。
自分が一番動きやすい、輝けるバランスを見つけることが大事かなと。
反省1つとっても、そのバランス、大切にしていきたいものです。
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