心の底から湧き上がった言葉の強さ No.305
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2021年11月2日 「DAYONE日記」No.305
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昨日、以前からずっと気になっていた稲盛和夫さんの「稲盛和夫1日一言」という本をようやく買うことができました。
これは毎日1話ずつ稲盛さんの名言が読める本になっていて、個人的には毎日が楽しみになります。
そして、少しだけ読んでみると、「まえがき」を読んだだけで心が熱くなりました。
「まえがき」にこんな言葉が載っています。
以下、抜粋。
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魂から発せられた言葉は、
表現が少々稚拙であっても、
聞く人の魂に語りかけ、感動を与える。
全身全霊を乗せた言葉には
ある種の「霊力」があるからである。
つまり、言霊である。
一生懸命、なんとか相手に
分かってほしいという思いを込めて、
文字通り心の底から出た言葉は、やはり、
単なる話のための言葉がよりも訴える力が
強いのは確かだ。
聞き手の感動を呼び起こすのも
それゆえに他ならない。
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と書かれてありました。
私は、この文章を読んだだけで、正直、震えました!!それは、やはり言葉の持つ力、エネルギーがとてつもないものだということに。そして、その力が人の心に伝わるからこそ、人は言葉で感動するのだということに。
そして、この文章を読んで、あるシーンが思い浮かびました。
それは何か?
結婚式での親のスピーチです。
これこそ、親の本当の心の声を聞くことができるのです。だからこそ、多少話し方が不慣れであったとしても、人々の心に感動を呼ぶのです。気持ちが伝わるのです。
親が子を思う気持ちを本気で伝えるのです。
それだけ、相手の心に共感することができるのではないかと思います。
やはり、言葉というのはとても強い力があり、それが、人の心を動かす力になるということです。
そして、稲盛さんは、続きとして、次のようにも話しています。以下、抜粋。
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相手が納得するまで話しきると、
くたくたに疲れてしまう。
まるで、話すことによって、
私のエネルギーが相手に全て送り込まれ
自分が抜け殻になってしまったかのようだった。
このことを、私は、
「エネルギーを転移する」
と呼んでいる。
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ということです。
つまり、人は本気で話すから相手に伝わるのです。
そして、それは自分の持てるもの全てを出すという事。
稲盛さんが話された通り、自分のエネルギーを相手に送り、相手の心のエネルギーを満たすことなのかもしれません。
何かを人に伝え、心に響かせるには、自分の生き様が全て相手に注がれる感じなのではないかと思います。
相手に本気で伝える。
そのためにも、自分の全てを注ぐ。
これこそが、相手に感動を与えることができる唯一の手段ではないかと思います。
そして、それだけ言葉には力があるということです。
これからも、言葉の力を感じながら、実践できるよう日々取り組んでいきたいものです。
そして、これから毎日1話ずつ稲盛さんの言葉を楽しみにしていきたいと思います。